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車はMTに限る

2011-07-26 | 人間心理
若い人の車離れが起きていると聞きます。
他に娯楽の多い世の中で、ランニングコストの高い車は若者の経済力では趣味たり得なくなったとも言えます。
車体の購入、保険加入、毎年の税金に駐車場賃貸料、そして燃料代。
車で出かければ駐車場を探し、パーキング料を払わなければいけないし、車はたまには故障する。
不幸なことに事故でも起こせば、それはまた出費の元になるし、盗難の心配も。
東京のように公共交通が充実しているなら、車を持たない選択もできるわけで、それでも持ちたいと思うには、支出に見合った魅力がなければ。

一昨年に愛車を買い替えた時、中古車販売店に並ぶほとんどの車はオートマチック(AT)車である現実を見て、とてもびっくりしました。
現在は自動車運転免許にもAT限定免許があり、AT車の運転者人口が多くなっている他、三種の神器といわれた様な憧れの存在ではなくなり、生活の足として便利に使うものと広く認識されています。
青森県でも乗用車は、一人に一台必要な生活道具ですが、それでも車を運転するという行為自体には、人を魅了する楽しさがあります。
ただ、それにはギアチェンジという少々難しく面倒くさい作業を通して感じる車との一体感が重要なポイントを握っているとも感じます。

各種のレジャースポーツに次々と手を出していた時期がありました。
面白くて長く続けていたものに共通するのは、難しくてなかなか上達しないという一点です。
「奥が深い」と評されるのは、長らく続けていて、ある程度上達しても、いつでも何がしかの課題の残ることだと思いますし、その難しさが魅力の源泉にもなると思います。
何十年も乗っていて、小さな車で燃費を考えゆっくり走るようになった今でも、ドライブをしながらギアチェンジの一つ一つで車と語り合っている、そんな感覚を持てるからこそ運転は楽しい。
軽・小型車でマニュアル車の生産は少なくなっていますが、なくならないで欲しいですね。





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