毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

小さいものに宿る命

2009-02-21 | 自然科学
青森は雪の日が続いています。
外は白一色の世界。
せめて緑色の映像でも眺めていたい。
そんなときに楽しめるのがこちら。


MossGreen
MossGreenスライドショー


人は何に楽しみを見出すのかは人それぞれです。
写真でも風景写真の好きな人、人の表情の好きな人、その場の情景の好きな人、いろいろです。
私は幼い頃から小さい物をじっと見つめるのが好きだったので、マクロ写真が好きです。

まだ3~4才の時に近所の畑の隅に一株だけあったスミレの花を観るのが大好きでした。
毎日やって来て畑の隅にじっと蹲る子供は、大人から見たら変な子だったと思います。
子供の狭い行動半径の中ではここだけにある私の宝物でした。

花びらというのは近くに寄ってよく見ると、ぽってりと肉厚でありながら桃の実のように細かい毛がびっしりと生えていて、葉脈には命が流れているよう。
子供心に生き物はどうしてこんな複雑な形を作り出すのだろうと思っていました。
そして指で触ってしまうとこの産毛は壊れてしまうというのも理解できました。

今ここに咲いている花が数日後には枯れてしまう、そんな儚さを持つスミレの花。
眺めているのが私の仕事のようでした。
深い紫色のスミレの花を。

今でも花を見るのが大好きです。
その花びらの暖かさの中に命の流れを感じることが。
生物が形づくる複雑な形態。

紹介したブログのスライドショーには、マクロレンズで撮影された植物が溢れています。
小さな植物の中にも命の力を感じます。
私と同じように、小さいものの中に命あることを感じる人がいるのでしょう。





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