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モズの子育て

2010-07-14 | 青森自然
昨日巣立ちをしたモズの子供は生垣の中で静かにとまっています。
巣立ちといっても巣から飛び立つのではなく、巣の近くの茂みなどで動かずに親鳥が運ぶ餌を待っています。
親鳥は子供の位置を覚えていて、別の場所にいる雛たちに餌を運んでいるのですが、まだよく飛べない雛にとってこの時期は一番危険です。
親鳥も雛がほかの動物に襲われないよう非常に警戒していますし攻撃的です。
スズメと同程度の大きさのモズが、近づくカラスに対しても攻撃を仕掛けています。
わが家の生垣にいますが、私が近づいても親がすぐにやってきて威嚇するので近くからの観察も難しくなりました。

「キチキチキチキチ・・・」
と甲高く鳴く警戒音と、雛の餌をねだる声で庭はとても賑やかです。
私も子供たちが小さかった頃は、よく大きな声で子供に注意し続けていました。
目を離せば好き勝手な方向へ走っていく子供3人を育てながら、なぜ人間には手が2本しかないのだろう、などと思っていたものです。手の足りない部分は大きな声に頼るしかありません。
賑やかなモズの声を聞いていると親近感が湧いてきて、心の中でエールを送ってしまいます。





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