南部町赤石地区にある十二神社のケヤキは、迫力ある根本のコブが独特の個性を表現している巨木です。
十二神社の十二は山の神を暗示する数字で、毎年十二月十二日を山の神の日として山仕事を休む地域は多くあります。
山の神は女性で、毎年十二人の子供を産むとも、十二という数は山の神の数として畏れ多いため、木を伐りに山へ入る時は十二人にならないようにし、もしどうしても十二人になってしまった時は木偶人形を作り携えて行ったとも。
十二神社の名称から、元々は山の神を祭る神社であろうと推察できるのですが、明治期の神社祭神改めにより記紀の中の神のいずれかを祭神にするように変えられているはずです。
明治期に禁止された修験道は近年少しずつ復活しているようですが、神社の祭神を素の形に戻す動きというのはなかなか聞きません。
もとの祭神の伝承も途切れているかもしれず、難しいのかもしれません。
でも強制的に置き換えられた自分たちの土地の神を再びきちんと祭る事は、地域の寄って立つ精神というか心を取り戻す作業のような気がします。
十二山ノ神の信仰と祖霊観
十二神社の十二は山の神を暗示する数字で、毎年十二月十二日を山の神の日として山仕事を休む地域は多くあります。
山の神は女性で、毎年十二人の子供を産むとも、十二という数は山の神の数として畏れ多いため、木を伐りに山へ入る時は十二人にならないようにし、もしどうしても十二人になってしまった時は木偶人形を作り携えて行ったとも。
十二神社の名称から、元々は山の神を祭る神社であろうと推察できるのですが、明治期の神社祭神改めにより記紀の中の神のいずれかを祭神にするように変えられているはずです。
明治期に禁止された修験道は近年少しずつ復活しているようですが、神社の祭神を素の形に戻す動きというのはなかなか聞きません。
もとの祭神の伝承も途切れているかもしれず、難しいのかもしれません。
でも強制的に置き換えられた自分たちの土地の神を再びきちんと祭る事は、地域の寄って立つ精神というか心を取り戻す作業のような気がします。
十二山ノ神の信仰と祖霊観
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