ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

【読書】Huluで実写化するというのであの館シリーズを再訪した件

2024-04-03 11:07:46 | 読書

まさかの実写化

 

ミステリー作家、綾辻行人さんの最高傑作と

名高い「十角館の殺人」ですが、先月動画配

サービスHuluの方で実写化されたんだとか。

ということで原作を再読をしてみることに。

 

面白い本は再読を全然厭わない派、なのですが

ジャンルがミステリーだと犯人やトリックが

完全ネタバレになっているので、面白く読める

かどうかはかなり怪しかったりすることが。

ただ今回の十角館の殺人に関してはそんな心配

は杞憂でした。

 

 

十角館は最初に読んで以来、結構久しぶりだった

のですが、途中からなんとなく犯人を思い出して

いたのにも関わらず、例の衝撃的な台詞の場面

ではキッチリ衝撃を受け、感心しきりでした。

改めてやっぱり名作は裏切らないと。

 

しかしこの辺の今作のキモという部分をHuluでは

どう処理して実写化したんでしょう?

その辺が超気になるのですが、Hulu未加入なので

確認するのは不可だったり。

まぁ今回原作を再読して十分に満足しているし

実写ドラマの方はスルーでもいいかなぁと思って

しまった今日この頃です。


【読書】ドン引き?SF小説「三体」が最初からかなりエグい件

2024-03-16 00:04:20 | 読書

 

以前WOWOWの方で海外版のドラマが

放映され、近々あのNetflixが制作した

バージョンも配信がスタートする(した?)

という傑作と名高いSF小説「三体」

ですが、今まで原作もWOWOWの方も

スルーしてました。

 

なんでもNetflix版では世界向けにウケる

よう?原作者の了解を得てお話の改変

などが行われるらしいので、だったら

これを機に原作の方を読んでみようかと。

 

で早速Amazonさんで取り寄せ導入部を

読んでたら、著者が中国の方ということも

あるのかあまり馴染みがない文化大革命の

頃のエグいお話をガッツリされてちょっと

引いちゃったというか。

 

別にお話のフックとしては天安門事件の

方でも良いと思われるのですが、そこは

やはり現代中国史におけるタブー中の

タブーなので、察しろという事なので

しょうか。

 

お話はここから盛り上がっていくのだと

思われますが、何かちょっとその辺が

引っかかってしまって。

あとこのSF小説ってお話に続きがあって

続編と更にその続編がそれぞれ二巻づつ

あるらしく、それもちょっとこの本を

遠ざけたくなってしまうような。

 

なんて思ってたら流石あの抜け目のない

機を見るに敏なAmazonさんが、またまた

良さげな同ジャンルSFので面白そうなのを

お勧めしてくるのでこの際、そっちから

読んでみようかなと思います。

 

この作者はあの映画「オデッセイ」の原作

「火星の人」も書いたらしいので、もう面白い

のは間違いなさそうです。

 

Amazonさんの心の隙を見計らったよう攻撃になす術なし?


【読書】都市伝説系でも有名なディアトロフ峠事件の真相とは?

2024-03-01 00:04:04 | 読書

2023年文庫ベストテンNo. 1は伊達じゃない?

 

例によってAmazonさんがまたおススメ

の本をプッシュしてきました。

先日の「花束は毒」(織守きょうやさん著)

はここ最近のミステリーものでは個人的

最高のヒットだったのもあり、そこまで

推してくるのなら今回も信じても大丈夫

かと思い、Amazonさんのお誘いに乗って

みることに。

 

今のところ2024年読んだ中でベストミステリー小説

 

実は元々、都市伝説系のお話は大好物。

更に2023文庫のランキングの第1位という

のなら読んでみても間違いないかなと。

早速読んでみました。

 

この本はあの旧ソ連時代に起こった有名な

「ディアトロフ峠事件」がテーマなので

どう転んでも退屈などしないと思ったのは

少々浅はかだったかもしれません。

 

最初からずっと著者が関係者達に会って

地道な聞き取り調査をする模様の描写が

延々と続き、謎がどうなのかはなかなか

進展しません。

そういうのも別に苦にしない体質だと

思っていたのですが、さにあらずでした。

 

途中からちょっともう耐えられなくなり

普段したことがないページをパラパラっと

見ながらスキップをすることが多発して

しまうという。

そんな事をしながら読み進めていたら

いつの間にか数多の説を検証する結論部分

に到達。ようやく面白くなってきた!

などと思ったのも束の間、でももう残り

ページが殆どありませんという緊急事態に。

 

この本の一番面白い部分が(※感覚には個人

差があります)あまりにさらっとしすぎて

ペラッペラで足りないでしょうと。

そこに一番興味があり、大事でもあるの

だからもっとページを割いて欲しかったし

なんなら全体の構成の三分の一ぐらいの

ボリュームでも良かった気すらしました。

 

感じとしては(またこの例え?)フルコース

料理で最初のスープを飲んでいたらメイン

などをすっ飛ばし、いきなり締めの珈琲

が出てきたみたいというか。

きっと著者の方としては長い年月を掛け

とても苦労して足で調査した部分こそ一番

書きたかったことなんでしょうけど、、。

 

なので読後にYouTubeの方で改めて検索し

動画の方でディアトロフ峠で一体あの時に

何が起こっていたのかの色々な説に関して

濃密に補完、堪能をさせていただきました。

(だったら最初からYouTubeで良かった説)

 

今回ディアトロフ峠事件の謎と一緒に判明?

したのは、あのAmazonさんのオススメ

でも時には個人的相性などで、イマイチな

結果に終わる可能性があるという事でした。

次はもっと注意深くあらねば。


【読書】このミス大賞が約束された良書とは限らない?

2024-02-07 09:37:25 | 読書

 

やはりというか、その辺あの抜け目のない

Amazonさんがお勧めで新たに出してきた

あの権威ある?このミステリーがすごい

大賞受賞作の「ファラオの密室」。

 

個人的にこのミス大賞の作品って結構

当たり外れが大きい傾向があるような。

この辺は完全に好みのお話にはなって

しまうのですが。

「空前絶後の本格ミステリー」っていう

コピーもなんか怪しい予感もしたりして。

お話も自体も古代エジプトを舞台にして

いるっていうのも余計に何か引っかかる

というか、、。

 

そんなノリの悪い残念な感じになってる

のには実は訳があったり。

 

 

昨年のこのミス大賞受賞作「レモンと

殺人鬼」がちょっとというか、かなり

肌に合わなかったというのが。

ただこれは本当に個人的趣向なので。

最後の最後まで、主人公に感情移入

するのが厳しかったのもあるかも

しれませんねぇ。


【読書】王様のブランチでも高評価「花束は毒」はどんな感じ?

2024-01-21 07:54:27 | 読書

 

たまたまAmazonのお勧め商品の中に

出てきたミステリー小説「花束は毒」。

これも何かの縁、という事で取り寄せ

て読んでみることにしました。

なんでも今作はあのTBSの情報番組

王様のブランチでも取り上げられ

評価も高かったんだとか。

 

で読んでみたら良い意味で裏切られて

びっくり。

ここまでホラー要素が入っているとは

思っていませんでした。

作者の織守きょうやさんの本は今回が

初でしたが、キャラクターの内面の葛藤や

心理描写も丁寧で、思わず応援したくなる

ような設定でもあったので、感情移入し易く

最後まで一気に読んでしまいました。

 

お話的には派手な殺人事件とかが連続で

起こったりはせず、主人公達が過去の事件を

丹念に掘り返していくという地味な展開が

続き、淡々と進行していきました。

 

正直途中で薄々はお話のカラクリが透けて

見えたような気もしますが、それでも今作の

着地点と最終場面の描写、物語の閉じ方は

とても鮮やかで圧倒され、素敵でした。

2024年はまだ始まったばかりではありますが

今のところ今年読んだ中でNo.1のミステリー

ですし、昨年に読んだどのミステリー小説より

お気に入りとなりました。

 

今作は読後の余韻の残り方がまるで良質な

映画を観た後のような感じで、そういう意味

でも素晴らしかったです。

 

多分今作はAmazonさんがオススメ商品で

推してくれなかったら手に取ることはなかった

と思われますので、その点ホントに感謝です。

織守きょうやさんの他の作品も、評判の良い

のから読んでみようと思います。

 

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