エクスペリエンスからブラストラフへの変更の結果は?
フォアを打つ時のフレームのしなりの少なさをガットの撓みを大きくする事で
打ち易くしてみようという事で、ブラストラフ1.30にガットを張り替えました。
その結果は?
ダブルスなどで試しましたが、まず課題だったフォアは明らかに
打ち易くなりました。
ガットを1.30のブラストラフに張り替えた効果が出ていたと思います。
前よりボール持ちが良くなり、スピンもかけ易くなりました。
ブラストラフにしたことで鈍さみたいなものが出て安定したと思います。
そしてもう一つ打ち易くなったのはサーブでした。
前はスピン系は良かったものの、弾きが強いせいでフラット系のサーブの
抑えが効き難かったのですが、太いポリにした事でボールも潰し易くなり
強く打った時のコントロールが楽になったようです。
そしてガットが前より太くなったものの、ラフ加工してあるブラストなので
スピン系のサーブも特に問題ありませんでした。むしろ前より回転がかかって
いたような気もしました。
そして危惧していたバックの方なのですが、ある程度覚悟はしていましたが
やはり前よりは少し威力が落ちてしまったように思います。
スライスの伸びとキレも前のエクスペリエンス1.24の時の方がもう少しだけ
あったような。
ガットを張り替えた事で自分好みのセッティングに近くなり、全体的な
パフォーマンスも上がったと思うのですが、結果としてX97ツアーの売り
である特色も少し減ってしまったような。
率直に言うなら究極的に欲しいのはフェイスサイズが95インチでフレーム厚が
21mm前後、そしてストリングパターンが18×20で重さが315g〜330g
ぐらいの「X95プロ」なんていうのを新たにプリンスさんが出してくれれば
最高なのですが。でもプリンスさんには、ウチにはツアー95やファントム93P
だってあるしそっちで十分でしょ!とか言われてしまいそう。
それでもとても面白い試みであるXシリーズの次なる展開、首を長くして待ってます。