360+プレステMPの手応えは?
普段ラケットを新しくした時は、まずグリップ内にオモリを仕込み
レザーグリップに換装し、フェイス周りにもオモリを付けて
だいたい350g〜ぐらい重くして使うことが多いのですが、今回は
敢えてそういうのを何もせず素のままの状態のG360+プレステMP
を打ってみることに。
美味しい店のそばを食べる時に、まずそば本来の素材の味を確かめる為
つゆにつけずそのまま食べるみたいな?
それはさておき、まず打ってみた感触ですが、確かにボール飛びが
良くなったという評判通り、前のMPよりは少しだけ飛ぶようになった
気がします。
フェイスが+3インチ大きくなった影響なのかガットの撓みも大きくなり
打球感も若干柔らかくなったように感じました。
フェイスが大きくなった分、多少はスピンも少しはかけやすく
なっていると思うのですが、今回ガットがポリではない普通のガット
を張ったので、今のところそんなに変化は感じませんでした。
でも多少設計に変更があったとはいえ基本的なラケットの特性に
大きな変化はなく、プレステMPの敷居の高さみたいなものは変わって
いません。ただ黄金スペックぐらいのパワーのあるラケットを
使っている時のように、ある程度スピンをかけないとバックアウト
してしまう、みたいな心配をしなくてもほとんどアウトする事はない
ぐらいの安心感とコントロール性はあるので、その点は楽なのですが。
でもしっかり打てなかった時のボールの球威のなさはヤバいです。
この日はダブルスをやっていてこんなプレーがありました。
アドコートサイドで左利きの相手のスライスサーブをバックで
リターンする時、完全にタイミングがズレてしまい打点が前に
なり過ぎてしまったのですが、普通ならそのままサイドにアウト
するボールがプレステMPのおかげで?失速してそのまま
ショートアングルのリターンエースになってしまう、みたいな。
そういうラッキーショットもありましたが、いかんせん
技量不足のため少しでも気を抜くとミスしてしまい、やはり
プレステのMPでやる試合はいつもより集中力と精神力が
試されることに。
ファイス形状が縦長でガットが18/20パターンなので振り抜き易い
上にボールも潰しやすく、サーブに関しては良い感じだった
のですが、ストロークで下から上に擦り上げるようなスイングでは
パワーロスが大きいので安定して威力のあるボールを打つのは厳しく
高速で前に大きくスイングをするように打たなければ良いボールが
飛びません。
そういうラケットに対して今回は敢えてオモリを付けずに素の状態で
打ってみましたが、やはりパワーが足りない自分ではフレームが薄く
18/20パターンのローパワーのラケットを使うにはオモリによる加重は
不可欠だと再認識する結果となりました。
やはりいつものようにグリップをレザーに交換し、もう少しオモリで
重くして使っていこうと思います。