調整に手間取りながらも2019ピュアストライク98の16/19パターンを
しばらく使ってみました。最終的にガットを張替えてオモリで某W社の
PWSモドキまで作るまでになろうとは。
一時2019ピュアストの18/20パターンの方を使っていたので、16/19の
方はパターンが荒いからボールも楽に飛ぶだろう、ぐらいに思って
ポリガットを38pで緩く張ってみたら、しなり+超ボール持ちの
セッティングになってしまって、一時はボールの威力を出すのに
18/20パターンの方よりパワーが必要な感じのラケットと化しました。
ガットを細いハイペリオン1.18mmに張替えテンションを52pにして
からはしなる感じとボールを持つ感じが少し減り、前回のPWS
もどきにしてからはだいぶフィーリングが向上したように思います。
でもまだボールの飛びに関しては厳しい感触なので、次にガットを
張替える時には思い切ってポリを半分にしたハイブリとか普通の
ガットだけににしてみるのも良いかもしれません。
元々しなりが大きくクラシックな打感のラケットなのでマルチで
張るのも結構合いそうです。
それにしても久しぶりにピュアスト98の16/19パターンを使ったら
思っていたよりも結構ハードルが高くて、やはりしなり系ボックス形状
フレームラケットを甘くみてはいけないと再認識しました。
ブラストラフ1.25(38p)よりは多少打ち易く感じたハイペリオン1.18(52p)
フレームがボックス形状でしなる系のラケットというのは、ちょっと
前までは大好きなラケットだったのですが、どうも今回のピュアスト
を打っていても何か合わないというか物足りないというような感じも。
どうやら最近はラケットに求めるもの、好みが変わってきたのかも
しれません。
ふと思ったのですが、最近は各メーカーとも使用するカーボンの質や
特性に拘って、ヨネックスのエヌアムド、プリンスのテキストリーム
ヘッドのグラフィン360+などの高性能素材を使用するようになった
影響で単純にフレームの厚さやラウンドやボックスの形状などで
性能を推し量ることは年々難しくなっています。
特に近年はボックス形状のラケットの方でもラウンド形状ラケット並に
ボール飛びが良いものも。
ヨネックスのVコアプロ97なんてボックス形状でフレーム厚20mmの
なのにボールの飛びと伸びはかなり良いですし、プリンスのファントム
o3 100は超極薄フレームでも結構ボールの飛びが良いです。
そういうのを考えると、やっぱり今のピュアストはなんか足りない気も。
バボラさんはデザインに関しては言う事がないぐらい全然OKですが
ラケットに使用するカーボン素材の革新と使用部分の拡大などでは
ちょっと消極的なのかなと。デザインやグロメットの工夫などには
毎回かなりの力が入っているようですが。
(※2019ピュアアエロでは部分的に特別な素材を使用)
人間一度楽をしてしまうと戻れないと言うか、他のメーカーさんのボックス
しなり系でフレーム厚が薄くても飛びの良いラケットを一度使ってしまうと
ピュアストでは少々物足りなさを覚えるのも事実。
もし例えばヨネックスのエヌアムドのような高性能カーボンの要素が
入ってラケットのしなりからの復元などが早くなり、もう少しパワー
アップしてボールの飛びが出たりすると、もうちょっと個人的には良い
感じのラケットになって使い易くなるのですが。
ただバボラさんはヘッドさんのように新素材優先型のアプローチは
昔からあまりしないメーカーなので?多分これからもそういう事には
そんなには力を入れなさそうですね。
でもまぁ今のピュアストライクは敢えてそのままの路線を変えない
方が他と差別化と言う意味でも唯一無二という感じで味わい深くて
良いのかもしれません。
それにしても個人的にバボラのラケットって帯に短し襷に長し
というような感じで、、
ピュアドライブ→飛びはポリを張ればまぁまぁ丁度良い。でも肘が痛くなる。
ピュアドラVS→飛びはポリを張ればまぁ丁度良い。でも肘が痛くなる。
ピュアアエロ→ポリでも少し飛び過ぎる?肘は大丈夫。でも例の凸凹が嫌。
ピュアスト18/20→ライバルと比べて見た目の良さ以外にも何かウリが必要?
ピュアスト16/19→しなる感覚が強くローパワー過ぎ。でも見た目は大好き。
2020ピュアアエロVS→???
という感じで個人的にどれもこれも一長一短というかピタッとハマる感が薄い
印象です。それだけに新生ピュアアエロVSがどんな感じか期待大です。