©︎NHK 鎌倉殿の13人
毎週日曜日20時から放送しているNHK大河ドラマ
「鎌倉殿の13人」の物語が佳境に入ってきました。
ぶっちゃけ歴史好きとしては前の「麒麟がくる」は
イマイチでしたが、一縷の望みで明智光秀さんの
最後の描き方だけ期待していました。がそれも
肩透かしというか猫騙しというか、、以下略。
とにかく前作がガッカリもいいところだったので
鎌倉殿の13人も期待せず、ずっと斜に構えて見て
いたのを告白しなければなりません。
ですが蓋を開けてみたら、こちらのテンションの低さ
をひっくり返すほど面白さ。
やっぱり脚本の三谷幸喜さんの力量、そしてそれに
応えようとする俳優とスタッフの皆さんの情熱の
なせる技なのでしょうか、昨夜の第41話も只事では
ない密度の濃さでした。途中で絵的にはまるで映画の
300ですか?と思ってしまうようなのもあり、可笑し
くも素敵でした。
物語的にはこの後の見せ場として実朝暗殺、承久の乱
そしてこのドラマの一番の見所となるのは、北条義時
の最後の描かれ方になるのは間違いありません。
個人的には例え歴史上の人物が主人公でも、しっかり
表と裏の両面を逃げずに描くのが歴史モノとして
正しいアプローチだと思うのですが、残念なことに
多くのNHKの大河ドラマでは、主人公を必要以上に
美化しダークな部分を避け糊塗してきました。
今回の鎌倉殿の13人は北条義時に関しては逃げずに
描いているのが頼もしいです。
まさかの映画オリエント急行殺人事件的な最終回
になってしまうという聞き捨てならない噂もあり?
今から最終回が期待値MAXで楽しみです。