今日からもう2月なのですね。本当に早いです。
夕方から、久しくご無沙汰していた公園活動関係の研究会が大阪であるので、参加してきます。 という事で、少し早めのアップで、語源に関する事柄です。
ニキビ:
さすがにこの歳になると、偶に吹き出物はあってもニキビで悩むことは無いですが、思春期の多くの若者にとっては相変わらず悩みの種でしょう。
皮脂の分泌過多に拠るものですが、語源は?というと、殆どの人が答えられないと思います。
「二」は(丹=赤)で、「キビ」は黍、つまり“赤い黍のような腫れ物”ということのようです。
ヤブイシャ(藪医者):
能力が劣ったり、下手な医者のことを「藪医者」と言いますが、この由来については諸説あります。
①もっとも一般的な説は、「野巫医者(やぶいしゃ)」を語源とし、「藪」は当て字とする説です。
野巫は「田舎の巫医(ふい)」とも言われ、呪術で治療する田舎の医師のことで、あやしい呪術で治療することから「いい加減な医者」、たった一つの呪術しかできなかったことから「下手な医者」といった意味で、野巫医者という言葉が生まれたとされます。
ただし、「野巫」という語そのものが用いられた例が少ないため、語源として断定されてはいないようです。
②「野暮な医者」が訛って「ヤブ医者」になったとする説。
③兵庫県生まれのものとしては、「ヤブ」は現在の養父市(やぶし)に由来するものだという下記の説を採用したいところです。
・江戸時代、但馬国養父に優秀な医者の一族がいて、養父の医者は名医だと知られるようになった。
・これにあやかり、養父の医者を騙って信用を得ようとする技術の低い医者が続出したため、「やぶ医者」が下手な医者を意味するようになった
④落語などでよく言われる説ですが、藪井竹庵という下手な医者の名前から「ヤブ医者」になったとする説。
何れにせよ、「藪」の字が当てられた由来は、田舎を強調するためや、「藪蛇」の「藪」から逆効果な意味を関連づけたものと考えられます。(まさ)