関門海峡を終えて、次の目的地はこのツアーで一番楽しみにしている河内藤園です。
この藤園は初めての訪問ですが、実は私には深い縁がある場所なのです。
というのは、このブログでも紹介している2019年に亡くなったアルゼンチン在住の親友北山朝徳君が、確か1917年か18年だったと思いますがメールで「河内(かわち)藤園という素晴らしい場所があるらしく、今度訪日する知人が行きたいと言ってるので、場所や生き方を知らせて欲しい」との希望がありました。
その当時私は園芸関係の仕事をしていましたが、この藤園は全く有名ではなくて初めて聞いた名前でした。
「河内」とあるからには大阪だと思い込んで調べてみたものの全く分からず、ネットで調べ直して北九州市にあることが判り、「北九州の山奥で、小倉あたりからタクシー利用で行くしかなさそう」と返事した記憶があります。
(また、その時に調べた資料の写真が非常に奇麗だったので、ツレアイが「一度行ってみたいね」と言い、私が「いつか行こうなぁ」と返事したものの、実現できませんでした。)
なんでアルゼンチンの人が我々の知らない藤園を知っているのかと不思議に思いましたが、その後この藤園が2017年のCNN travelが発表した「日本の最も美しい場所34」でトップに掲載されていたことが判りました。
情報網の発展で、このように我々日本人があまり知らない日本の観光地が世界的に人気を呼ぶ例は多いらしく、山口県の元乃隅神社の鳥居もそうですが、今年は何と岩手県の盛岡市がブレイクするらしいと言うのですから驚きです。
前置きが長くなりましたが、最近では日本人にも有名になっている河内藤園は、春の藤と秋のモミジの時期しか開園しない私営の藤園ですが、最近は内外からの客が殺到するので、開園時期には全て日/時間を指定しての前売り券での入場しか出来ないようで、今回は旅行会社がうまく前売り券を確保してくれたのでツアーが成立したということです。
私営の藤園といいましたが、樋口正男という方が家族とともに、1968年に現在の北九州市八幡東区の河内という山間部で開墾から開始して、1977年(昭和52年)4月に初開園されたという藤園は、22種類150本の藤が植えられているようで3つのトンネルや大きな藤棚がある壮大な藤園です。
今年は全ての花の開花が早くて、果たして散っていないかと心配もしましたが、幸いにも丁度見頃でしたし、朝一番の入園ということでそれほどの人込みもなく圧巻の藤を見ることができましたし、藤の花が強い香りを持っていることも初めて実感しました。
写真ではこの感動がどこまで伝わるか判りませんが、沢山撮った写真の一部を紹介します。(まさ)
藤のトンネル 色とりどりの藤のトンネルに圧倒されて言葉もありません
同上
同上 正に幻想の世界です
同上
同上
同上 まるで色彩の洪水
同上 ここは海の底か?
同上 ここは少し賑やか
同上
同上 少し外も見えます
同上 紫の滝
同上
同上 こちらはピンクの滝ドーム お尻を引かないと入れません
同上 内部
ピンクのドームとオオデマリ(スイカズラ科)
ピンクのドーム
ふじ棚
同上 少し赤っぽいフジです
同上 大きな根っ子です
同上
同上 こんな大きな根っ子もあります
フジ 少し青みがかっています
フジ 白系統
同上同上 ピンク系
同上
同上
ピック系八重同上 紫系八重
蕾
散ったフジ