老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

真冬のなんばパークス

2025年01月31日 19時16分42秒 | 散歩中に見かけた風景
 昨日は堺市内で元居た会社の大阪地区在住OB(男性ばかりなのでOBで問題なしです)の食事会(飲み会?)がありました。

 私はこの会社を辞めて40年以上も経過しているのですが、まだその当時の同僚や後輩達との交流があり、数年前からOB会に誘われるようになって、都合のつく限りで参加させいただいています。

 夕方に南海電車堺東駅に集合ですが、久しぶりの大阪南部行きという事で少し早めに家を出て「なんばパークス」に寄ることにしました。

 ここは元南海ホークスの本居地であった大阪球場跡地を中心に、随分前に都市開発された場所ですが、その中に階段式の庭園が設けられていて、園芸種目を中心とした植物が植わっていて、結構楽しいのです。

 冬場は流石に花は少ないのですが、それに加えて、昨日は西風が強くて猛烈な寒さで来園者は少なく、コートの襟を立てながら歩き回りました。
見かけた花たちの紹介です。(まさ)

庭園の上層部から南海電車難波駅方面を見る

レウカデンドラン・ディスカラー(ヤマモガシ科)
同上
同上


二ホンズイセン(ヒガンバナ科)

同上

ヤツデ(ウコギ科) まだ花が残っていました

同上

ミツマタ(ジンチョウゲ科)の蕾
ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)の蕾

同上


イグサの仲間

エリカ・セシリ(ツツジ科)

同上


プリンセスフラワー(ノボタン科)

同上

同上

同上


ミヤマシキミ(ミカン科)

同上

同上



言葉の語源など その(147)  ~まずい(不味い)~

2025年01月30日 21時17分13秒 | 面白い言葉や語源など
(今日は元居た会社の大阪地区の食事会があり、堺市まで出かけて、先程帰宅したところです。 こちらは独り住まいで、自由が利く身ですが、最近は周りが高齢者ばかりになり、コロナの間の遅れを取り戻すかのように、色々と会う機会が増えています)

 
 先日、「うまい」「おいしい」について調べている時に、「うまい」や「おいしい」には色々な意味や使われ方があるものの、その反対語としては殆どが「まずい」だと判りました。

<goo辞書>に拠れば、「まずい」の説明としては,下記がありました。
1 (不味い)味が悪い。うまくない。⇔ うまい。
2 (「拙い」とも書く)下手だ。つたない。⇔ うまい。
3 醜い。みっともない。
4 ぐあいが悪い。不都合である。⇔ うまい。

 即ち、食べ物の味だけでなく、「うまい」の色々な意味に対しても反対語としては「まずい」で対応できそうです。

 しかし、「まずい」を漢字で書けば「不味い」で、この字だけを見れば「まずい」とは読めず、「ふみい」「ぶみい」と読まれても仕方ないでしょう。

 従って、「不味い」は「美味しい」に対応すべく、後から出来てきた当て字で、「まずい」という言葉が先にあったように思えます。

<笑える「国語辞典」>に拠れば、
「うまい」は「甘い」と通じる言葉で『万葉集』にすでに見られる古語だが、「まずい」は18世紀ごろから文献に現れる新しい言葉で、もとは関東地方の方言らしい。そのため語源ははっきりせず、「貧し(まづし)」、「先づ憂し(まずうし)」など諸説ある。 ということでした。

「貧しい」のは、“不足している”からなので、“都合が悪い、拙い、醜い”とい
う意味にもなったようです。


 尚、御所市など奈良県南部や和歌山県でよく使われる方言に「もむない」があるようです。
これは、「もみない」の訛りで、<デジタル大辞泉>に拠れば、“うまくない。味が良くない。まずい。”という意味で、食べ物が”おいしくない”ときに言われる言葉のようです。(まさ)

<今日の朝食> パンを買うのを忘れていたので、珍しくお粥となりました
お粥/玉子豆腐/干物/吸い物(ワカメ)/果物(メロン)

お粥 賑やかに玉子/塩昆布/梅干し/ネギのトッピング

干物 開きイワシ



旧正月前の神戸中華街

2025年01月29日 19時15分04秒 | 散歩中に見かけた風景
 昨日は天気予報通りに朝から冷え込んで強い風。
テニスの日だったので、取り敢えず河川敷のコートへ。

 寒風が強く、高齢者にはどうかとは思ったのですが、そこは元気が取り柄の仲間たち。
「来た以上は少しでも体を動かそう!」ということでウォーミングアップ開始。

 強風のために無料で使用取り止めも出来るようで、6面あるコートの内、使用しているのは我々グループを含めて2面だけ。

 少し動いていると体も温まり、いつも風の強い河川敷などの屋外でやっているためか、風もそれ程気にならなくなり、何とか2時間やりましたが、残りの2時間は流石にキャンセルでした。


 夕方からは高校時代の仲間と食事会の予定でしたが、翌日が旧正月だと気付き、神戸元町の中華街も賑やかだろうと思い、少し早めに出て神戸の中華街に寄りました。

 獅子舞などの色々な行事は明日(29日)から始まるようですが、人出も多く、食べ物屋などには長い行列。
中国の正月気分を味わったのち、三ノ宮まで久しぶりの神戸を歩いて友人たちと合流。

 豪華にカニ料理だったのですが、おしゃべりや食べるのに忙しくて写真の方は忘れていました。(まさ)


河川敷の寒々しいテニスコート

(神戸元町南京町の中華街)
長安門

その前にある飾り 何か冬という感じがしませんね

通りの様子

同上

食料品店
同上

同上
広場

同上

獅子の飾り



言葉の語源など その(146)  ~ぐっすり~ 

2025年01月28日 21時59分43秒 | 面白い言葉や語源など
(今日は夕方から神戸に飲み行っていて先ほどき帰宅。書き込みが遅くなりました)

 うまい(塾寝)に関連して、睡眠について考えていると、“深く眠っているさま。熟睡するさま”を表す言葉として「ぐっすり」という言葉があることに気付きました。

 この言葉に関して、何と「good sleep(グッド・スリープ)」の略だという説があるようで、驚きました。

 これに関しては<日本語、どうでしょう?>に面白い説明がありましたので、紹介します。
 
 『「ぐっすり」の語源は英語の「good sleep(グッドスリープ)」の略だという説が、かなり広まっているようだが本当かという質問を受けた。
残念(?)ながら「ぐっすり」は江戸時代からある正真正銘の日本語なのである。『日国』には、「ちゃんと爰(ここ)へ来てグッスリと寝て」という『清書帳』という雑俳の例が引用されている。
『清書帳』の刊行年は享保10(1725)年なので徳川8代将軍吉宗の時代である。その時代に「good sleep」はないであろう。

 では、本当の語源は何かと聞かれるとにわかに怪しくなる。昭和初期の辞書『大言海』には、「クヅチ」すなわち「鼾(いびき)」の転だとしているがちょっと信じがたい。結局語源ははっきりしないのである。

 ただ、「ぐっすり」には深く眠るさまという意味だけでなく、「其身六十にあまる比(ころ)は、人も知る金持となりしを、ぐっすり息子に譲り」(黄表紙『即席耳学問』)のように「すっかり」「そっくりそのまま」といった意味の例もあるので、なにか「じゅうぶんなさま」を表す語から生じたのかもしれない。確かに「ぐっすり眠る」も浅い眠りではなく熟睡状態をいう語ではある。』

 更に、<Good Cross>では、
『江戸時代(1871年)に作られた歌舞伎の演目四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)には「又ぐっすり呑めるぜ、おい旦那は御如在がねえな」という台詞があります。こちらは「十分に」「しっかり」という意味で使われているようです。』

 ということで、「すっかり」「しっかり」という意味から派生して「ぐっすり寝る」=「すっかり寝る」「十分に寝る」という使われ方をするようになったと考えられるようです。

 尚、英語の「good sleep」由来説については、「そもそも「Good Sleep」という言葉は無いそうで、正しくは「Have a good night's sleep.」と表現するそうです」<市田商店>という説明もありました。


 また、最近TVでよく耳にする言葉に「寝落ち」というのがあります。
新しい言葉らしいですが、WIKIPEDIAに拠ると、“睡眠欲に抗えず何かの行為の最中に睡眠に入ること。特にオンラインゲームやSNS、電話などの最中に寝てしまうことについて言われる”とありました。
また「寝落ちもしもし」とか「寝落ちモチモチ」とかいう言葉もあるようですが、これは夜遅くに電話をしながらその最中に眠りに落ちてしまう事を言うようです。

寒い時期なので、「寝落ち」には要注意です。(まさ)

(昨夜の食事)

寒い時は鍋物が一番

今日の鍋は合鴨の寄せ鍋風 



言葉の語源など その(145)  ~塾寝(うまい)~

2025年01月27日 19時55分52秒 | 面白い言葉や語源など
 昨日、「うまい」に関して、漢字表現では「塾寝」もあることを書き込みましたが、浅学にして私は全く知りませんでしたし、「塾寝」が何で「うまい」なのか不思議だったので、少し調べてみました。

 <それってどういう意味?>に拠れば
「熟」は他に「じゅく・熟(う)れる・熟(に)る・熟(な)れる・つらつら・つくづく・熟こなす」と読みます。意味は、
*煮(に)える。(「半熟(はんじゅく)」など)
*うれる。十分に育つ。「(完熟(かんじゅく)」など)
*十分になれる。(「熟練(じゅくれん)」など)
*よくよく。つらつら。(「熟慮(じゅくりょ)」など)
となっています。“よくよく、十分に”といった意味も持っているのが分かりました。

 
また、<Preciousu.jp>に拠ると、
日本語には古来、「寝ること」を「い」と表現する傾向があります。寝相や寝起きが悪いことを表現する「寝汚い(いぎたない)」という言葉にも、その傾向が残っています。「熟寝(うまい)」とは、「ぐっすりとよく眠れたこと=うま寝」を意味する言葉です。「熟寝(うまい)」とは、いかにも良い睡眠がとれて満足した感じのする言葉ですね。

というようなことで、「塾寝」を「うまい」と読み、“ぐっすり眠る”という意味になり、「熟睡」と同義語であることが理解できました。


また、古くからある言葉らしく「塾寝合わせ酢」という寿司用酢の商品名もあるようです。(まさ)

<昨夜の食事>

麻婆豆腐/ブリ大根(残り物)/ホウレンソウ/メカブ/茶碗蒸し
麻婆豆腐 レンチンする市販のものを購入し、我流でミンチ/枝豆をミックスしました

ホウレンソウのお浸し