昨日は、政治家の「違和感がある言葉遣い」ということで、松尾氏のご意見を参考にして書き込みさせて頂きましたが、なぜこのような言葉遣いが増えて行ったのかと思って色々と調べている中で、少し前になりますが、「AERA」(2018.6.6)の記事が目につきました。
この中で、都築勉氏(信州大学名誉教授)と、藤井裕久氏(元財務大臣、元民主党最高顧問)が安倍首相の発言などに関して、下記のような事を延べられており、上記のような政府高官の話し方がはびこる大きな要因になったと思われますので紹介しておきます。(まさ)
・安倍首相の答弁は『飛び石』的な特徴がある。論理的に言葉を積み重ねて体系的に説明するのはあまり得意ではなく、個々の事象について自分なりの正当性を強い口調で主張する。
自身の思いの強さゆえ、繰り返し何度も断定表現を使うので、強い口調なのに言葉が軽いという“インフレ状態”になっている
「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員もやめる」が代表的だが、安倍首相の答弁は「間違いなく」「必ず」「一度も」など過度の強調や断定が多い。
このために、“逃げ道”がなくなった側近や官僚たちは、結果的にウソの答弁を強いられ、どんどん袋小路に追い込まれていく。元凶は安倍首相の発言だが、本人がそれに気づいている節はない。
「政治や人間の複雑さが理解できていない。つまり、単純なんです。強い言葉を使いたがるのは、その表れですよ」(都築勉氏)
・安倍政権では国会でのウソがまかり通るようになり、政治、行政の信頼を大きく毀損した。これは、外交で国益を損なうことと同等の政治的損失です。
怖いのは、この「ウソがまかり通る政治」に国民が慣れてしまうことだ。乱暴な答弁が繰り返されると野党は何度も追及せざるを得ない。それを見ている国民は「同じことの繰り返し」「まだやっている」と状況に飽きてくる。政権もその意識に乗じて、問題を矮小(わいしょう)化させ、最終的にはうやむやにしようとする。(藤井裕久氏)
この中で、都築勉氏(信州大学名誉教授)と、藤井裕久氏(元財務大臣、元民主党最高顧問)が安倍首相の発言などに関して、下記のような事を延べられており、上記のような政府高官の話し方がはびこる大きな要因になったと思われますので紹介しておきます。(まさ)
・安倍首相の答弁は『飛び石』的な特徴がある。論理的に言葉を積み重ねて体系的に説明するのはあまり得意ではなく、個々の事象について自分なりの正当性を強い口調で主張する。
自身の思いの強さゆえ、繰り返し何度も断定表現を使うので、強い口調なのに言葉が軽いという“インフレ状態”になっている
「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員もやめる」が代表的だが、安倍首相の答弁は「間違いなく」「必ず」「一度も」など過度の強調や断定が多い。
このために、“逃げ道”がなくなった側近や官僚たちは、結果的にウソの答弁を強いられ、どんどん袋小路に追い込まれていく。元凶は安倍首相の発言だが、本人がそれに気づいている節はない。
「政治や人間の複雑さが理解できていない。つまり、単純なんです。強い言葉を使いたがるのは、その表れですよ」(都築勉氏)
・安倍政権では国会でのウソがまかり通るようになり、政治、行政の信頼を大きく毀損した。これは、外交で国益を損なうことと同等の政治的損失です。
怖いのは、この「ウソがまかり通る政治」に国民が慣れてしまうことだ。乱暴な答弁が繰り返されると野党は何度も追及せざるを得ない。それを見ている国民は「同じことの繰り返し」「まだやっている」と状況に飽きてくる。政権もその意識に乗じて、問題を矮小(わいしょう)化させ、最終的にはうやむやにしようとする。(藤井裕久氏)