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おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

雪嶺の

2011-09-24 23:52:57 | 俳句
雪嶺の大三角を鎌と呼ぶ  誓子

三重県鈴鹿山脈「御在所岳」山頂にある山口誓子の句碑
「鎌」ってお向かいの「鎌ヶ岳」のことかしら
だったら 下の写真の右にある、尖った山なんだけれど

ちょっと調べてみます

********
あらやだ
渦俳句会むつみ句会のHP、句碑の旅によると

「大三角」とは一等三角点が出来る以前の明治八年「関八州大三角測量」に由来する。
その大三角点がのちに一等三角点へと引き継がれた。
 誓子が何処でこの俳句を詠んだか私は知らない。しかし足元の竦むような雪巓の絶景に
美と死の極限を見出した表現には荒ましい。
 鎌とは植物を刈る物であり、かつ死神の象徴ともされる。それはそそり立つ雪巓・雪庇
そのものである。

上記のような解説

大三角を一等三角点というのは納得できるが

雪の嶺を見た誓子が「鎌」を植物を刈る鎌とするのは、なんだかちがうかもって思う
「呼ぶ」だしね
草刈る鎌なら「呼ぶ」なんて言わないのでは、
この場合の鎌は眼前の雪嶺「鎌ヶ岳」のことではないだろうか
なんて解釈しちゃだめなのかなあ
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3 コメント

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Unknown (ojisanchez)
2011-09-25 00:28:07
俳句には読む人により色んな解釈があるものですね。
だから詠み人の意思が十分に伝わらない場合もあるのでしょうか?
月曜日たくさん質問があります。
ぜひとも手解きをよろしくお願いします。
返信する
星座も (o1211)
2011-09-25 07:01:47
鎌ガ岳のことでいいんじゃない?
大三角というと星座のイメージがでちゃうなあ。
夏の大三角は星座。冬の大三角は鎌ガ岳。
雄大だなあ。
ちがうかなあ?
返信する
もっといえば (sino)
2011-09-25 09:36:39
雪嶺の大三角はが鎌ヶ岳で、夜ならば冬の大三角のシリウスが鎌ヶ岳の頭上にあり・・なんて構図すてきだと思う。大三角は、星星でも鎌ヶ岳の山容でも、一等三角点(40km間隔)でもよくってダブルミーニングどころかトリプルミーニングで解釈を読み手に委ねることになった。
もっといえば、一時期三重に住んだことがある誓子が、冬に麓から鎌ヶ岳を見上げたらどうだっただろう、鎌ヶ岳は「雪嶺の大三角」だったに違いない。(鎌ヶ岳と御在所は40kmも離れておらずご近所の山、鎌ヶ岳の尾根にあるのは三等三角点)
ojさん
そこのところお話しましょう。
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