gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

廃墟と産業遺産プラス

2010-04-14 18:17:25 | Trip&Bike
4月12日のクローズアップ現代
長崎の端島(通称軍艦島)などを例に取り、廃墟と化した産業遺産の魅力と保存に対する課題を語っていた
この廃墟と呼ばれる産業遺産とプラスαが今若者に人気で、観光客が増え続けているという
私はおばさんだけど、やはり産業遺産プラスαには興味がある
番組で紹介のあった広島大久野島、香川直島へは行った
(一瞬、この種のツアーコンダクターができるかもしれないと思った)
岡山犬島は密かに次の目標としているところだ
先述の軍艦島は、6月に行こうと企画したが実行委員会でボツになった

番組では、ゲストの清水慶一さん(国立科学博物館参事)が気になるコメントを残している
軍艦島企画がボツになった理由のひとつがここにあるような気がした

*若者たちにとって、廃虚の魅力とは?
まず見た目の迫力。巨大なもの、今の人工物とは違った形のものに圧倒され、興味を持つのではないか。もう一つは、そういうものが使われなくなって、草とか木とか自然に覆われていく、滅びの美しさ。非日常的風景が非常に魅力となっているのではないか。

*では、廃墟をめぐる、中高年世代と若者たちとの時代感覚の違いについて
高度経済成長期、発展していくということが普通だと思ってる世代と、安定成長の時代に育った若者とは感覚が違うのかもしれない。私たちは「古いものは単に古い」と思うけれども、若者は、ある時代はこういうものが出来た、また別の時代には別のものも出来てくるという、必ずしも発展だけ、新しいものだけがいいものではなくて、昔の良いものに対して素直に向き合うことができるのではないか。

*海外では?
ヨーロッパは、日本よりもかなり前から成熟した工業国ですから、産業の栄枯盛衰があるのは当たり前で、大事だった産業も、没落したり復興したりするものなので、没落して過疎化が進んだ所では、産業遺産を一つの文化であると見直して、発信していくという考え方が定着している。

私、単純に廃墟はアートだと思う そして、歴史の一幕でありひとが紡いだ事実
写真は広島県大久野島(毒ガスの島)発電所跡
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