gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

父のがん

2012-11-10 22:26:39 | それ以外
貧血の数値が徐々に悪化していた父が、8月のキャンプ中に倒れた
主治医が「がん」を疑って精密な検査を勧めたのが晩夏
父のボーイスカウトリーダーのネットワークで、入院先や担当医が決まり
9月の下旬に入院検査
みごとな直腸がんが見つかり、そのまま入院を続けて10月に手術
外科の執刀医もたまたまご縁のあるドクターで、父も家族も不安なくすべてを委ねた

手術は直腸とS字結腸を10センチほど切除して無事終了
いったん退院、今は再入院しての抗がん剤治療

ご飯のにおいだけで気分が悪くなる。という父に「つわり」だね。と返して沈黙が続く
明日には何か食べられるようになるんじゃない。とポツリ
病室で、問わず語りの訥々とした会話
気の利いた話もないし

日々色濃くなる公園の木々を病室から見下ろし
紅葉且つ散る・・なんて
病室に入る南の陽があたたかい
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マミーズ・アン・スリールと... | トップ | ななつぼし »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きよっち)
2012-11-12 08:52:37
お父様の一日も早いご回復を心よりお祈りしております。
看病されるご家族の皆さんも、お気を付けてお過ごしくださいね。
返信する
友人や友人の家族も (平 みどり)
2012-11-12 09:36:38
 三週間前には「俺皮膚がんだよ」という情報が入り、「転移はしてないから簡単な手術で済んだ」と一週間前に家を訪ねてくれた。よかった、よかったと話し合ったが、その後、癌罹病の話が続く。

 昨日は、知り合いの父親がレベル4の肺がんと聞き、
三日前には友人が「肝臓がんになったよ。飲みすぎが原因だそうだ」と言って入院した。アルコール依存に近い酒飲みだったが、肝硬変から癌に変化したようです。
 
 そして今度は、貴女のお父さんが直腸がんという、幸い無事に手術は成功の裡に済んだとのことですから、ひと安心ですね。
 介護のコツはつかず、離れず、という事のようです。

 癌は、いまや不治の病ではない、と言いますが、罹病者にとってはそうは思えません。精神的にも落ち込むのが一般的です。強がりを言っていてもです。
 そのあたりをホローなさるとよいと思います。

 いくつかのがん患者の会を知っていますので必要であれば、ご紹介できると思います。
返信する
はんぱじゃあない ()
2012-11-12 11:34:34
私の友人の大半はガン持ちである。それもはんぱじゃあない、複数のガンを持っている。集まると、薬の数を競いその兆候から凌ぎ合いまでとくとくと喋る。果てはわたしのことを「生きそこない」と云う。
貴女のお父さんは「厳しかった」らしいですねえ。「つわり」だね、に笑えぬ雰囲気が凍る。「気の利いた」話もあるまいし、あっていいことはない。
この土曜日、備後町クラブで同窓会を開いた。60人と少なかったが、同窓会長も校長先生も来てくれた。そこで、俳句甲子園への参加を要請したのだが、通じたろうか。
そのとき面白いお話を聞いた。17回生に俳句を嗜むご仁が横浜に居て、「海鳥」なる俳誌に名をなしているらしい。とここまではなんともない、その方を俳句の講師に招こうなどと雑談したのだが話はこれからだ。
その方のご子息が「梅ちゃん先生」の主題歌の作詞者と云うのだ。しらべたら、一杯作詞してやんの。
いるんだねえ、こんな言葉遊びをしている方が身近に。
返信する
みなさんありがとうございます (sino)
2012-11-12 20:59:43
きよっちさん
お見舞いのお言葉ありがとうございます。父も家族も病気とうまく付き合うことが「コツ」と気持ちを入れ替えたところです。

平みどりさん
「よく聞く」とは「よく見つかる」ようになった。ということでしょう。やはり、早期発見ですかしら。それと、心労・不安からくる鬱や胃潰瘍も大敵ですね。なんだかよーくわかりました。

厨さん
父もクラス会に行くと自分なぞまだまだマシ!と思うようです。そして、年々参加者が減る現実も・・。
「梅ちゃん先生」の主題歌といえばSMAPの・・作詞は麻生哲朗さん。すごいですねえ。 私も以前、趣味が「作詞」と仰る方とお会いして、そんな趣味もあるんだとつくづく感じたことがありました。作詞教室みたいなところもあるらしいですから。
母校の「めざせ俳句甲子園!」うまく発足するといいですね。
返信する
Unknown (O1211)
2012-11-13 06:52:48
18年前の父の介護を思い出しました。スキルス性の胃がんで発見から3年で他界しました。63だったです。
順番どおりなのですが、かなりこたえましたね。
俺を含めて男ってなにもできんなあと思いましたね。
ずいぶん人生観が変わったように記憶しています。その結果が今の俺なんでしょうね。
濃い時間だったと思います。
時々夢を見ますね。
返信する
Unknown (sino)
2012-11-13 22:47:53
o1211さん
お父様63歳だったんですか。o1211さんの人生観が変わったってわかる気がします。うちは義母がやはりステルス性胃がんで半年で逝ってしまいました。64歳でした。いろいろ、漬物の味とか教えてもらおうと思っていた矢先のことでした。
返信する

コメントを投稿

それ以外」カテゴリの最新記事