
ちょうど1年、地域の生涯学習センターで月1回学んできた「短歌」
歌人杉本容子先生が指導するいくつかの教室の生徒
107人×10首を編んだ歌集「水星」No.10が上梓された
No.10 だから10年目で10冊目
教室では月に2首しか詠まないので、年24首、そこから10首を自選し
はじめて掲載いただいた
短歌のいろはの「い」が知りたくて通いはじめたのだけれど
俳句より14音も多いので、細かい言い回しや文法に粗が出てしまうし
ついつい季語を混ぜてしまう
季語が入らないと落ち着かない・・というか締まらないと思えてしまうのだ
まだまだ、まだまだ難しい
では、拙い歌をいくつか
初めてのうたを詠みたるめでたき日迷うことなく煤逃げをして
すくと立つ観音像は指先に初日を集めわれに賜いぬ
東風吹かば耳裏返し恋猫は春の草花愛でることなし
ひねもすに旅行書次々手に取れば地球の空を縦横無尽
父島の出目と引き目の海亀に遭へば和みぬ春の長旅
昨日より歌声さらに大きくて応援団は夕陽の中に 忍
おまけで掲載された 兼題「卵」NHKラジオさろん・たんか入選の一首
掛け持ちのアルバイトせる春休み卵ごはんを掻き込み出づる 忍
歌人杉本容子先生が指導するいくつかの教室の生徒
107人×10首を編んだ歌集「水星」No.10が上梓された
No.10 だから10年目で10冊目
教室では月に2首しか詠まないので、年24首、そこから10首を自選し
はじめて掲載いただいた
短歌のいろはの「い」が知りたくて通いはじめたのだけれど
俳句より14音も多いので、細かい言い回しや文法に粗が出てしまうし
ついつい季語を混ぜてしまう
季語が入らないと落ち着かない・・というか締まらないと思えてしまうのだ
まだまだ、まだまだ難しい
では、拙い歌をいくつか
初めてのうたを詠みたるめでたき日迷うことなく煤逃げをして
すくと立つ観音像は指先に初日を集めわれに賜いぬ
東風吹かば耳裏返し恋猫は春の草花愛でることなし
ひねもすに旅行書次々手に取れば地球の空を縦横無尽
父島の出目と引き目の海亀に遭へば和みぬ春の長旅
昨日より歌声さらに大きくて応援団は夕陽の中に 忍
おまけで掲載された 兼題「卵」NHKラジオさろん・たんか入選の一首
掛け持ちのアルバイトせる春休み卵ごはんを掻き込み出づる 忍
やればやるほど、味が出る前に粗がぼろぼろ大変です。
どちらの歌も情景が目に浮かびます。
観音様のお歌は、中宮寺弥勒菩薩の指先のようで、私まで光のご利益を賜る事が出来そうです。
どこかで見たんですよねえ・・観音様
お西国めぐりだったかなあ あれは33体ぜんぶ観音様ですから。あと、鎌倉の大船観音もイメージの中にあります。実際指先はなかったと思いますが、モノレールの車窓かに突然現れたお姿が印象的でした。
俳人も歌人もうそつきの始まり・・・。