いつか読まなくちゃと思っていた
ミヒャエル・エンデの「モモ」。
6月から特別学習支援員として中学校に勤務し始めて、
夏休みの推薦読書本にもなっているのを知りました。
それでさっそく図書館で借りて来て読み始めました。
それを何気なく友人に話すと、ちょうどEテレの
「100分で名著」に取り上げられているとのこと。
それで初めてこの番組を見てみました。
ストーリーを追いながら
エンデの思想や登場人物のセリフなどがゲストによって語られていて
「モモ」をより深い意味でとらえていく助けとなりました。
人間にとって「時間」とは何なのか?
この根源的な問いに対して自分を見つめ直すことができる
エンデからの投げかけが込められた本。
今回はまず読み終えましたが
再度またじっくりと読み直してみたい本でした。
「時間とは生きるということ、そのものなのです。
そして、人のいのちは心を住みかとしているのです。
人間が時間を節約すればするほど、生活はやせ細っていくのです」
「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのと同じに、
人間には時間を感じとるために心というものがある。そして、もしその心が
時間を感じとらないようなときには、その時間はないも同じだ」・・・「モモ」より