
図書館で借りてきた本の中の一冊。
木内みどりさんのことは詳しくは知らなかったけれど、
福島原発事故後に真実の情報が知りたいと思って
私がたどり着いたのが小出裕章さんでした。
そして木内さんがたどり着いたのも
小出裕章さんからのメッセージでした。
改めて原発のこと学び直した日々、
本当の情報に圧力がかけられている時に、
「木内みどりの小さなラジオ」を立ち上げた木内さん、
ゲストに小出裕章さんも招いていました。
その番組をよく聞いていました。
なので木内みどりさんは私にとって、
意識が同じ方向に向いている親しみを感じる方でした。
屈託のない明るいキャラクターで信じる道を歩き切った方。
この本を読んで、木内さんのことを少し詳しく知りました。
突然亡くなられてしまったようですが、木内さんの生き方は、
清々しさをこの世界に振りまいてくれたように感じます。
大切に自分の生を全うしなくちゃ、と
そう思わせてくれる出会えて嬉しい一冊でした。
この本で最後に残された言葉より
「わたしは仏事が嫌い。お通夜、葬儀、法事が嫌い。
誰のために生きているのか、何のために生きているのか
わかりはしないけれど、形式、慣習、常識などに
縛られて生きていたくはない。一度きりのかけがえのない人生、
最期の最期を迎える最後まで、わたしらしくありたいと願っています」
この感覚も私は好きです。