今日は隣県の富山市・高志の国文学館で開催されている
星野道夫の写真展に行ってきました。
星野氏の著書を生前から愛読してきました。
手元にあるエッセイや写真集の数々、
人類は一体どこに向かうのか?
それを星野氏と共に探っていける喜びがありました。
それから星野氏が亡くなって20年・・・なんて早い時の流れ。
写真からはこの星に残された生きものたちの鼓動が
今も鮮やかにメッセージとして届いてきました。
カリブーの蹄が聞こえてきそうな風景、
ザトウクジラの深い呼吸、
朽ち果ててなお神話の力を放ち続けるトーテムポール。
音もなく鮮やかな光のカーテンをゆらすオーロラ。
どの写真も温かな眼差しで撮られています。
その中でも今回、
一番心に残った写真はワイルドクロッカスの花。
道夫が好きだとどこかで書いていたこの花は、
まだ雪が残る時期に鮮やかに咲き始める美しくて逞しい花。
この花の強さを見習って私も歩いていきたいものです。