素振りブログ。

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マダラメパレス

2018年05月15日 18時41分45秒 | 日記
今から思うと一個救いだったんじゃないかと思うのは、斑目があばら家を「美術館」と認識してたとこ。

これが「工場」だの「牧場」だの、芸術と全く関係のない認識になってたら、ホンマ救いようなかったんじゃないのかね。
そう思うのですが。

祐介のコープの話抜きにした場合、ですけど。

創作者としてのプライド無くして、金と自己顕示欲の亡者に成り下がった彼ですけど、その源泉を作る場所をギリ芸術家らしい認識で踏み止まってたのは祐介にとっても救いではあったと思うのよね。
仮にも先生と仰いだ人だからさ。

その先生が、もはや芸術家の要素を完全に無くしてたなんてさ。
いくらなんでも悲し過ぎるだろ。

ボルテスVの最終回で、ボルテスチームが敵のボアザン星人の母星に乗り込んだ際、そのボアザン星間帝国の皇帝が「私は悪くない、ハイネルが悪いのだ」と、ボルテスチームに命乞いしてくるシーンあるんですが。

そのときの主人公たちのライバルキャラプリンス・ハイネルの心境に近いものがあるんじゃ無いのかね。
プリンス・ハイネルはそんな醜態を晒す皇帝を見て「俺はこんな蛆虫に仕えていたのか」と言うんだけど。

これキッツイよな。
それまでの彼の人生全て無になってしまったことを示す一言。

祐介は師匠と決別するわけですが。
ここまでは行かなかったことが救いだったのじゃないのかね。


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