すでに心が負けつつある

今、ヤンジャンで連載している漫画「ダイナー」で、スカルジャックっていうゲームやってますけど。
ブラックジャックをプレイして、そこで負けると鋭利な刃物になってるチップを口に含まされて。５回勝負して最下位になると１位のプレイヤーにそのままぶん殴られ、そこで耐えきれず吐き出せば負けで死刑になってしまうというゲーム。
料理ネタの作品のはずなのに、料理、関係ないよねぇｗ

まぁ、平山さんらしいゲームだとは思うんですが。
こういう、精神に来そうな惨たらしいだけのゲーム考えさせると上手い人ですね。

異常者をネタにした怪談本で、アウトロー集団の私刑を描く話あったんですけど。
アウトロー集団の怒りに触れて、拉致られた元ホストだか何だかの男が、そこのリーダーに

「男に必要のない部位はどこだ？」と聞かれ、元ホスト「髪です！」と青くなって答えたら

「違う。乳首だ！」と言われ、ペンチで乳首を引きちぎられる話あったんですが。
そこの描写もなかなか上手でした。

乳首と一緒に皮膚も引きちぎられて、乳首があった場所に剥き出しの肉が晒される。
やられた元ホストは泡を吹き、痛みのあまり失神してしまうという。
そんなことを丁寧に書いてた記憶。
（中世ヨーロッパでは実際にあった拷問方法らしいですな。これ）

スカルジャックの方も、いきなりチップ８枚分も負けてしまったカナコが、チップを口に含む描写細かかったですね。
チップを口に含んで、口の中がチップに切り裂かれる描写を丁寧にやってくれてましたな。
こういうのが平山さんだなぁ、とは思う。

ですけど。

この状況で、どうやって話を盛り上げるつもりなのか気になりますね。
もうカナコ、心折れかかってるし。勝てないだろ。
運よく勝てました、じゃあ読者納得できないし。
でも、負けたらボンベロを刺しにいかなきゃならないわけで。
殺されて来いと同義。話が終わってしまうよな。
主人公が殺されて終わりましたじゃ、無茶苦茶だよ。
だから、そんなことにはなるわけないと思いたいのですが。
ホントどうするんだ。

扱いが酷い！

前に言ってた

伊勢→熱田→諏訪→東京

の旅は、１１月にする予定なので
そろそろと、泊まるところの調査と見るところの下調べをし始めたのですが

建御名方神を祀る神社は２５００社以上あるのに対し、建御雷神は６００社程度。
武田信玄も、建御名方神を祀っていた。

調べてたら、そんな情報を拾ってしまいまして。

……建御名方神、ひょっとしてすごい神様なんじゃないのかね？
女神転生じゃ、１０レベル代後半の悪魔でよく設定されてるけど。

扱い、酷過ぎない？

建御雷神は大体４０代に設定されているのに、２０レベル以上低く実力を評価されているって。

そりゃあ神話では負けた神様だけどさ、せめてもうちょっと強くても。
３０代くらいに設定して差し上げてくださいよ。アトラス。

……ストジャニだと２７で、真１だと４３か。（ちょっと調べた）
ストジャニだと建御雷神はおらず、真１だと建御雷神は６５レベルだけど。

こうなったら、将来発売されるという話の、ソシャゲの真女神転生で、建御名方神を限界まで強めまくって差し上げて、高レベルを奉納して差し上げるしか無いのか？
記事を読んだ感じだと、高ランクの悪魔を仲魔にするの、すごく手間がかかるらしいし、ちょうどいい。（お前は建御名方神を持ち上げたいのかディスりたいのかどっちだ）

今週のあおざくら

近藤君、人のせいにしなかったね。
堂々としたもんだ。

嘘吐き呼ばわりされようが、辞退という名の投げ出しをすることが俺には正しいと思えないから辞めない。

搦め手で逃れることを真っ先に考えていた自分には思いつかない対処法でした。

そんな真っすぐな男の近藤君に

お前のことも理解してみせる

と言われて土方さん、えれぇキレてましたね。
陰でですが。

多分、能力の高さで他人を黙らせ続けてきたけれど、誰とも深い関係を築けずにここまで来た男なんじゃないのかね。
土方さん。

で。

能力を一目置かれることはあっても、人間的に誰にも慕われたり買われたことが無いから。
「どうせ馬鹿には俺を理解できんさ」と周囲を見下すことでその劣等感を埋めてた。
そうなんじゃないのかなぁ？

そんな人生を送ってきた人だったら
「理解してみせる」なんて言われたら腹立つでしょうね。

自分が認めた相手ならいざ知らず。
そうじゃない相手にそんな言葉を言われたらさ。

あんまり好きじゃないというか、嫌悪感を感じるキャラですけど。
今後が気になるキャラではあります。

最終的には改心して欲しいね。

今週の地獄少女回顧録

今週の地獄少女回顧録「籠の鳥」
暴力的な旦那に折檻を受けている美人な人妻を救おうとして、人妻に惚れている少年が旦那を流す話。

この話の依頼人の少年の心情ってさ。
つまるところはFate/Zeroの間桐のおじさんと一緒ですわな。

本心は「彼女を救いたい」んじゃなくて「彼女を手に入れたい」だけ。

なんだけど。

ここ、罵る気にはなれないんですよねぇ。
人間の深層心理なんてろくでもないもんだと思うから。

それに、人間には多くの面があるわけで。

あんな暴力的な旦那より、俺の方が彼女を幸せに出来る！

そう思うことって、果たして悪いのかな？

まぁ、ゆずきに化けた骨女姐さんに「愛には色々な形がある」と、諭されたのに。
聞く耳持って無かったけどさ。彼。

これに関しても「エゴで見て見ぬふりしてるんだろうなぁ」「弱いよな。人間は」と。
なんともいえない気分になるだけで、嫌悪感はそんなに感じなかったんですわ。

間桐のおじさんの恋は酒の肴の愉悦モンでしたけど。
この少年の恋は酒の肴にはなりませんやね。

いや、なんというか。
深層心理と本性ってやっぱ違うと思うのですよ。

見えていたのに見えて無かった。

「朝けの空に」の次は「百年の蹉跌（さてつ）」ですか。
次はロシア革命とプーチンの話ね。
次は小説ではなくノンフィクション。

これ、そういや紙面で見た覚えあるわ。

まさか次の作品がこれだとは思わず、読み飛ばしてたので気づきませんでした。
てっきり次も小説のはずだと思い込んでいたからね。

楠木正成考だとか、ヒメたちの見た神と王の物語みたいな普通の特集記事だと思い込んでた。
これが神話だったら飛びついて読んでたんですが、ロシアのヒデー話にはそこまでの興味が湧かず、ついついタイトルだけ見て中身をしっかりチェックしてなかった。
つまらない話じゃ無いのは重々承知してますけどねぇ。
ロシアのヒデー話は色々な本で知ってはいますから。
食べ物が無くて墓を掘り返して中の死体の人肉を食べることが横行してたとか。
それを問題視した政府が、死体が腐るまで埋葬することを禁ずる法律を作ったとか。

まぁ、これまで朝けの空にをチェックしてた時間をあてて、しっかり内容を読ませてもらいますわ。

しかし、なんですね。
探したつもりになってて、全然探せていなかった。
人は見ようとしているものしか見えないものだ。

それを今回の件で思い知らされた気分になりましたわ。
やーねー。人間の目。