順当に行くと次はガオレンジャーなんだよねぇ。

ニコニコ配信のタイムレンジャーが昨日最終回。
（実質最終回は先週ですけど）

脚本家小林靖子節きかせまくりの素晴らしい戦隊だったわけですけど。タイムレンジャー。
タイムレッド・浅見竜也の最初の名セリフ「未来は変えられなくたって、自分たちの明日ぐらい変えようぜ」
これが、物語の黒幕の目的が、その邪悪なパロディになってるってのが見事。
黒幕だって、同じことを言えちゃうと思うんだよね。とてつもなく邪悪だからとても許容できないんだけど。
竜也の場合は「その通りだ！」で、黒幕が言うと「ふざけるな！」になる見事な構成。

で、その後に続く戦隊なわけですね。
百獣戦隊ガオレンジャー。

タイム見た後にあれはきついだろうな～。

一言で言うと、中途半端戦隊。
ギャグで行きたいのか、シリアスでいきたいのか。
わかんない。

なので、ものすごい駄作になってます。言っちゃいますけど。
特に最終回は酷かった。

当時は「史上最低の最終回」って言われたくらい酷いデキで。
なかなか無いよ。あれより酷いご都合主義は。
初見の人は楽しみにしておいてください。

やっぱさ、どっちつかずってのが一番良くないですよね。
真面目に馬鹿をやればちゃんと見れたと思うのに。
中途半端にシリアスを入れるから……

同じギャグテイスト強めの戦隊だと、激走戦隊カーレンジャーがありますけどさ。
あれはラスボスの暴走皇帝エグゾスの目的って「交通ルール完全無視の宇宙大ハイウェイ建設」ですしの。
そんなもん作るために地球を破壊しようとすんなｗｗｗ
そういう感じで、全体の調和は取れてたと思うんですよ。

でも。

ガオレンジャーの敵のオルグたちは、普通に人間社会の破壊が目的で。
悪の組織としては目的がフツーなんですよね。
なのに、そのくせ幹部がなんかふざけてて。
主人公たちもふざけてて。

そんななのに、思い出したようにシリアスやるのよね。
普段ふざけまくってて、急にシリアスやられても、燃えないでしょう？
バランスって、やっぱ大事だと思うんですよ。

で、最後が超ご都合主義。
だから「史上最低の戦隊」って言われちゃうんですけど。ガオレンジャー。

お話を作るうえで、テイストの統一ってやっぱ、大事ですよねぇ。
かくしごとでも後藤先生が投稿作品の批評で「話の腰を折る不要なギャグ」ってコメント入れて「俺じゃねーか！」ってセルフツッコミ入れてましたけどさ。
気をつけたいものです。

ヤンジャン感想

かぐや様

ミコちゃんの生真面目さにキュンキュンなのは良いのですが。
（人間として当然沸き上がる感情すら「最低」と断じてしまう、自分に厳しい姿が尊い）

会長の張り紙、まぁ変わってるのは認めますけど「怖い」とまで言われるレベルですかね？

あれに近いことは中学の時は私もしてましたし。
壁に「総合●●点以上取る」だとか、気に喰わない人間の名前を書いて、そいつに「成績で負けてはいけない」って書いて貼っておいたり。
やってたからなぁ。
まぁ、会長ほどでは無いですけど。

私なんかまだ可愛い方で。
大学の時に出会った秀才タイプの男なんて、勉強してて疲労で集中力落ちてきたら、太腿をカッターナイフで切ってたって言ってましたからな。
天才肌の一握りの人間はどうか知らないですけど、その他大勢の努力して勉強できるようになった人間って、大なり小なりそういう自分を追い込む行為はしてるもんです。

だからまぁ、私はね「ちょっと勉強できるぐらいで出来ないヤツより優遇されるのはズルイ」って嫉妬心燃やす人間に全く共感しないし同情もしないんですよね。
アンタ、太腿をカッターで切るくらいの努力はした上でそういうこと言ってるんだろうね？って思うので。


推しの子

前世おっさんだったら若い肉体で焼肉はたまらんでしょうねｗ
いくら食べても気持ち悪くならない身体ｗ

同じ状況で私だったら、それプラス身体鍛えてしまうかなぁ？
アクアの前世って、男が運動に目覚める年齢でもあったと思うの。
トレーニングのレスポンスがいい若い肉体が手に入ったら、やるでしょ。
勉強の方で割く時間、前世でやってる分今世はそれほど充てる必要ないんだし。


元気くん

うーむ。
八千緑さん、サドの目、無いなぁ；

こんだけ頼りなくて弱いなら、サドは無理だわ；

サドって性格が優しすぎるとダメ、とかそういうのじゃないらしいんですよね。
大事なのは「頼りがい」「尊敬」
これらしい。

これを言い表す言葉に「Ｓはサドの略ではなくサービスのＳ」ってのがあって。
よく気が付いて、全てを任せられる人で無いとサドのご主人様にはなれないらしい。
で、マゾの人って、そういう人に仕えることで乗っかって、自分の位階を上げたいな～って人達らしく。
ようはそういう人間を満足させる「力強さ」「頼りがい」「信頼」が必須項目。

だからむしろ、優しい人の方がサドのご主人様には向いている……ハズ。

なので、元気くんはマゾだから、八千緑さんがサドの女王様になれば、相思相愛で上手く行くじゃん、って思ってたけど。
今回の話読むと、ああ、これは無理だ；って思ってしまいました。
あまりにも頼りなさすぎる。元気くんに頼りっぱなしですわ。

それに八千緑さんの思考「誰かに必要とされたいなぁ」だしな。
これ、マゾの思考でしょ。フツーに考えると。

幸せの条件を他人に委ねてるんだし；

マガジン感想

ドメカノで異世界転移してましたけどさ。
ナツオが吟遊詩人であることがクサされるって。
FF11じゃ考えられないなぁ。
まあ、私FF11しかネトゲしてないんですけどな。

FF11で吟遊詩人は花形ジョブで。
パーティで稼ぐときは、引っ張りだこになるジョブでしたわ。

別にね、単独で強くは無いんですよ。
ソロで戦う場合はむしろ苦しいと言っていいと思います。

でも、パーティで稼ぐときにものすごく化けるジョブなのよね。
メインの役割が「強化とサポート」
演奏することで、パーティの攻撃命中率を上げたり、強敵でも高確率で短時間眠らせるようなことが出来てしまう。
特にさ、命中率を上げられるって効果。
これでサポートしてもらえば、命中に回す分の労力を攻撃力を増強する方に振れるんで。
すごくありがたいわけですよ。

同じような感じで、MPを自動回復させる魔法「リフレッシュ」が使える赤魔道士も、パーティ引っ張りだこ。
モテモテでしたわ。多少、性格が悪かったり、プレイヤースキルが低かったとしても。

……このへんさ、なんか社会の縮図を見てるような気分ですよな。
あまりに大きなメリットを持つ場合、多少の問題点は見過ごしてもらえる、という。
（まあ、陰で文句言われてる可能性はあるんですけどね。FF11ではそういうの裏tellって言ってました。個人間のみで聞こえる会話「tell」を使い、他人に聞かせられないグチを言い合うという）


なれの果ての僕ら

マガポケに移籍か。
これは、追っかけるしかないなぁ。
……かなり私の性癖に合致する漫画ですからなぁ。

奴隷頭になることで、権力のおこぼれにあずかることになった及川君。
多分、彼は長谷部王陛下の忠実なるしもべになってしまうんでしょうな。
身を挺して彼を守るようなことをするかもしれん。いや、マジで。

正気の目で見たら、まとめて長谷部王陛下の奴隷に堕とされているわけだから、忠誠を誓う環境には無いだろと。
その一言なんですけど。

人間精神の面白いところで、ただの奴隷の中から、奴隷頭として地位を与えられたら、まるで報酬を貰ったような気になってしまう。
いや、全然報酬貰ってないよ、全体見ればむしろ奪われてる方だから、って思えるのに。

幸せって相対評価だ、とは言いますけどね。
本当はそうじゃないと思うんだけど、思っちゃうのかなぁ？
（私は別に周囲の人間が毎日10万円使って生活してても、自分の生活が「不幸である」とは思わないですわ。まぁ、あまり他人に興味がないからそう思うだけかもしれんけど）

必殺技って、初見殺しの技の事だよね？

武術をほんの少しでも齧ったことのある人だったら、分かると思うんですが。

必殺技って、初見殺しの技の事だよね？

その発想は無いわ。って技。
だから、知らなかったらまず喰らって、死ぬ。

だから必殺技。

有名なところでは示現流。
一撃必殺で、初太刀で相手を殺しきることを旨とし、その成功率を上げるために、稽古の痕跡すら消すことが型稽古に組み入れられてる徹底ぶり。（野太刀示現流）

決して「波動拳」だとか「昇竜拳」では無いんですな。
他の流派の連中にその技の存在を知られている時点で、それは必殺技では無い。
何故なら、技の内容が分かってる技は、攻略法が立てられる。
けど、技の内容すら分かってない技は、攻略法を立てようが無いから。

何でこんなこと言うかというと、バトルものの小説、成り行きで読んでみてて
主人公が、何か必殺技を繰り出して、それを受けた敵が重傷を負って逃げるとか。
そういうシーン、たまに見るんですけど

いや、それまずいでしょと。
生かしておいたら主人公の技、絶対破られちゃうじゃん、と。

そういうところ、気にしてバトル展開書いてる人、減ってるのかなぁ？

菊地秀行先生の作品、魔界都市ブルースでは、その辺よく理解してる話があって。
（新宿がある日、魔界のような場所に変化してしまい、治安が一気に悪化。道を歩いているだけで強姦されたり殺されたりする超危険地帯に。そんな場所で、人を探したり、医者をしたりしてる人々の物語）
新宿で開催される殺し屋同士の武術大会なんですけどね。

世界中の殺し屋たちが、一番強い奴を決めるために、新宿内に設けられたリングで殺し合うんですけど。

観客がさ、大会終了後に催眠術で、大会の仕合内容を強制的に忘却させられる契約になってるのよね。
何でか、というと、上記「必殺技の性能維持のため」
世界的な殺し屋たちが、虎の子の必殺技を比べ合う暗黒武術会なんで。
そりゃ優勝したらすごいけど、それと引き換えに必殺技を失うのは痛すぎる。
この状態だと、それを恐れた殺し屋たちが出場してくれないから。
しょうがなく、観客には大会の興奮だけを味わってもらい、見聞きして覚えておける仕合内容は制限させてもらう。
この辺が、分かってるなぁ、という感じですわ。

でも、あまりそういう風に「必殺技」を書いてる人、見ないんだよなぁ。一般に。
戦術系は結構見るんですけどね。ウケないのかなぁ？

まあ、それ以外アドバイスのしようが無いですねぇ

今週の産経新聞人生相談コーナー「あすへのヒント」はこんな相談。

「数日に一回行く銭湯で、私を罵倒してくる人が居て悩んでいます。私に聞こえるように「あの女は馬鹿だ」って言ってくるのです。私は足が悪いので、銭湯はそこ以外通うことが出来ず、警察に言っても「相手にするな」としか言ってもらえません。どうすればいいでしょうか？」

回答者の精神科医の先生「相手を人間だとは思わず、犬か何かで、罵倒は鳴き声と思いましょう。残念ですが私からも「相手にするな」としか申し上げられませんね。何故なら、その問題の人はあなたを悪と認識し、それが動かぬ真理になっているからです。そういう相手を説得するのはとても難しいと思います」

こんな感じの回答。

そんな理不尽な。
法律は守ってくれないのか！
善良な人を！？

そう思う人は結構居そうですけどね。
私が相談を受けても、この精神科医の先生と同じ答えになっちゃうかな。

そりゃね、その気になれば法的手段を取れる余地はあるかもしれないですよ？
問題の人が相談者を公共の場で罵倒することを繰り返してる、って状況。
丹念に証拠を積み重ねれば、名誉棄損が成立するかもしれないですし。
（侮辱罪はどうかな？）

でもね。
その場合さ、そういう手合い、処罰を受けた後、絶対反省しないんだよね。
むしろ「自分が悪いのに法律を悪用して攻撃してきた！！」って、逆恨みを募らせる。
だから、やるだけ無駄っつーか。むしろ事態を悪化させるのよね。

法律を無視するなら、そいつを殺してしまうのが一番の解決法ですけども。
それは無理ですからな～。
相手が死んでしまえば反撃を受ける心配もしなくていいし、万事解決なんですけども。
（まあ、捕まりますけどね。殺人罪で）

だからまぁ、相手を人間だと思わず相手にしない、って解決法以外提示できませんやね。

……でもさ。
それでも不安はありますなぁ。

無視し続けることによって、勝手に「馬鹿にされた！」って思い込んで。（いやま、してるんだけどね？）
実力行使に及んでくる可能性。
これがありますからな。

今度は口撃だけでなく、刃物による攻撃を受けるかもしれない。
相手は正気の人間じゃ無いのだし、ありえると思いますよ？

……そこを考慮するなら。
銭湯に行くこと自体をやめてしまう。
これが一番良い解決策かもしれませんね。
（数日に一回行くってことは、家風呂はあると思いますし。だって、風呂は毎日入るものでしょう？）