必殺仕事人２０２２感想

今回も面白かったです。

時事ネタを上手く取り込んだ良脚本。

悪事を暴く謎の絵師・晩来（ばんくる）を巡って二転三転する物語。
今回のネタはあれですね。
道徳警察とネットいじめですかね。
晩来に絵を描かれた不正を行っていた人間が、世間に袋叩きにされる。
そしてその有様に晩来の正体である兄弟の兄が暴走してしまう。
権力者になったような万能感を持ってしまうんですね。
そしてとうとう、取り返しのつかないヘマをしてしまい、無実の人を槍玉にあげ、死に至らしめてしまう……
そこからの転落劇は見ごたえありました。
自分が晩来であることを知られると、今度は自分が袋叩きに遭って殺される。絶対に知られるわけにはいかない……
それを隠し通すために、罪を重ね、ついには仕置対象にされてしまうという。
この無常感が最高に良い味出してて面白かったです。

連続ドラマでまたやって欲しいけど、無理だろうなぁ。

新年最初の日記

あけましておめでとうございます。
ちょっと遅いけど。

創作で気をつけていることですけど、なるべく主題を直球で書くのは止めとこうということ。
去年書いた「きのこたけのこ」は、きのこの山派とたけのこの里派の争いと見せかけて、書いている事は「物事の正しさなんて本質は主観にしか無いのだから、自己の考えが絶対的に正しいという考え方は滑稽だ」というネタだったんですけど。
新年になってから書いた「冤罪ダメゼッタイ」は、ちょっと直球過ぎたかなとやや反省。
書いていることは「冤罪を恐れるのであれば、究極、警察が捜査したらダメじゃない？」ってそのまんまのネタだったんで。
書き方としてはちょっとレベル低いのかなぁと思わないでも無いのですが、このネタだとこういう書き方しかできそうにないなと思ったので仕方なく。
もっともっと、生み出す力を高めていきたいなと。
新年早々、そう思いました。