幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

クーデターのミャンマー軍が住民に銃撃、弾圧で1日100人以上が死亡!少数民族側に空爆で報復も 国際社会は非難決議で一致 

2021-03-30 | アジア

ミャンマー軍が少数民族側に空爆で報復 住民が隣国タイへ避難
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210329/k10012941581000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004

ミャンマーでデモ隊への弾圧を強めている軍は、抗議する市民たちに加勢する少数民族の武装勢力から攻撃を受けたため空爆で報復に出ていて、空爆を受けている地域では住民たちが隣国のタイに向けて避難を始めています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシアの大聖堂近くで爆発、自爆攻撃か

2021-03-28 | アジア

インドネシアの大聖堂近くで爆発、自爆攻撃か(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

インドネシア・マカッサル(Makassar)で28日、キリスト教カトリック系の大聖堂の屋外で爆発が発生した。現地メディアが報じた。警察は爆弾によるものとの見方を示しており、現場には人体の一部が散らばっているほか、病院に搬送された負傷者も複数いるという。大聖堂の司祭は爆発について、自爆攻撃によるものだと説明している。 【関連写真10枚】爆発発生後の大聖堂周辺  地元のニュース映像には、大聖堂近くの複数の車が損傷した様子や、非常線を張る警官の姿が捉えられていた。大聖堂の司祭の男性はメトロTV(Metro TV)に対し、日曜の礼拝が終わった直後に爆発が発生したと話した。  司祭によると、「自爆犯」とみられる人物が大聖堂内に入ろうとするのを礼拝参加者の1人が阻止しようとし、10人ほどが負傷したという。  イスラム教徒が多数を占めるインドネシアでは、過去にも教会が攻撃の標的となる事件が起きている。2018年には第2の都市スラバヤ(Surabaya)で、複数のキリスト教会で一家による自爆攻撃が発生しており、十数人が死亡した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミャンマー 武力でデモ弾圧 91人死亡

2021-03-28 | アジア

ミャンマー 武力でデモ弾圧 91人死亡(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

ミャンマー軍は27日、「国軍記念日」の式典で軍事パレードを行いました。反発する市民らの抗議活動を治安部隊が弾圧し、91人が死亡しました。 式典は首都ネピドーで開かれ、軍トップのミン・アウン・フライン総司令官が演説で、去年の総選挙で不正があり、クーデターは「避けられなかった」とあらためて正当性を主張しました。 軍事パレードで武力を誇示する一方で演説では、「社会と経済の発展を確かなものにする」と国民に訴えました。 こうしたなか、反発する市民らは各地で抗議デモを行いました。式典の前に軍は国営テレビを通じて、「若者が暴動に参加しようとしているが、頭や背中を撃たれる危険性がある」と警告していました。 治安部隊は武力でデモを弾圧し、地元メディアは、5歳の男の子など複数の子どもを含む91人が殺害されたと伝えています。 現地の人権団体によりますと、クーデター以降26日までに少なくとも328人が死亡していますが、一日の犠牲者としては最悪規模となります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国、科学者招請「千人計画」衣替え 米との摩擦減らす思惑か

2021-03-22 | アジア

中国、科学者招請「千人計画」衣替え 米との摩擦減らす思惑か(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミャンマーで軍事クーデター、スー・チー氏を拘束 与党関係者の大半を掌握 選挙結果に反発

2021-02-01 | アジア

twitter

Reuters: The National League for Democracy says the political leader of Myanmar Aung San Suu Kyi has been detained alongside the country's president and other members of the ruling party For more on this and other news visit

https://t.co/8OWd2TvLrt?amp=1

【速報】ミャンマーで異常事態。事実上の国家トップであるアウンサンスーチー氏、大統領、閣僚が軍に拘束されたとの報。ロイター通信。 軍事クーデターの可能性が否めない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャカルタ発の旅客機が墜落 乗客ら62人、海上に破片

2021-01-10 | アジア

ジャカルタ発の旅客機が墜落 乗客ら62人、海上に破片(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

インドネシア当局によると、9日午後、ジャカルタ発ポンティアナク(ボルネオ島西部)行きのスリウィジャヤ航空SJ182便の旅客機が、離陸直後に消息を絶った。乗客乗員は計62人で、ブディ運輸相は、墜落したと説明した。 【写真】消息を絶ったSJ182便の経路=フライトレーダー24から  リアルタイムで飛行情報を提供する「フライトレーダー24」によると、同機はボーイング737―524で、午後2時36分(日本時間同4時36分)に首都郊外のスカルノ・ハッタ国際空港を離陸後、北の海上で消息が途絶えた。ブディ氏は会見で「最後に連絡が取れたのは2時40分だ」と説明し、「墜落したのか?」と問われて認めた。  国家捜索救助庁が墜落付近の海上で破片を回収しており、機体の一部かどうかを確認している。同航空は主にインドネシア国内の主要都市で運航している。  インドネシアでは2018年10月、格安航空会社ライオン航空の旅客機(乗客乗員189人)が、墜落事故を起こした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

患者の血中に過剰なニッケルと鉛検出、原因不明の症状で500人超入院 インド

2020-12-10 | アジア

患者の血中に過剰なニッケルと鉛検出、原因不明の症状で500人超入院 インド(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

ニューデリー(CNN) インド南東部アンドラプラデシュ州で原因不明の症状のため入院する患者が相次いだ問題で、地元衛生当局は8日、患者の血中から過剰な鉛とニッケルが検出されたと発表した。 同州エルール市の当局者によると、先の週末にかけて、発作や意識喪失、嘔吐(おうと)などの症状に見舞われる患者が相次ぎ、500人あまりが入院した。 州首相府の発表によれば、全インド医科大学(AIIMS)が調査した結果、患者の血中から鉛とニッケルの粒子状物質が発見された。インド化学技術研究所(IICT)も同様に検査を実施している。 AIIMSの研究チームはデリーでこれまでに10人の血液を調査して、鉛とニッケルの痕跡を発見した。さらに20人から採取した血液と、牛乳のサンプルもアンドラプラデシュ州からデリーに送られている。 AIIMSは水のサンプル検査も実施したが、鉛やニッケルの痕跡は見つからなかった。 これまでに入院した505人のうち、8日までに300人が退院し、1人が死亡している。公衆衛生当局などは、引き続き原因の究明に当たる方針。

ツイートから

エルールの公立病院のA・V・モハン(A.V. Mohan)院長によると、患者10人の血液から高濃度の鉛とニッケルが検出されたが、サンプル数が少なすぎるため、人口20万人のエルールで流行しているこの病気の原因だという確証は得られていないという。

州当局は、鉛とニッケルの発生源とその拡散経路に関する調査を命じた。  地区当局者らは、この地域に大規模な化学工場はないと説明した上で、農薬に含まれる化学添加物が関わっている可能性があると指摘していた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国、すべてのごみの輸入禁止 2021年1月から

2020-11-28 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/083c130314501d429023abb286963bbe9e6b5c73

【AFP=時事】中国国営・新華社(Xinhua)通信は27日、同国が2021年1月1日以降、すべての廃棄物の輸入を禁止すると報じた。中国が3年前から段階的に行ってきた廃棄物輸入規制が最終段階を迎える。 【写真】汚染が深刻な長江、大量のごみを撤去 中国・湖北省  中国は1980年代以降、固形廃棄物を輸入し、地元の企業が洗浄、破砕し、工業用の原材料に加工してきた。長年にわたって世界最大のごみの輸入国だったが、リサイクルや適切な処理ができないと汚染につながる。  中国政府は「世界のごみ箱」から抜け出すことを目指し、2018年1月から廃棄物の輸入規制に乗り出し、輸出国は行き場を失ったごみの処理問題に直面した。  その後、プラスチック、自動車部品、紙、繊維、くず鉄、木材などの輸入を段階的に禁止してきた。  新華社によると、1月1日からはあらゆる種類の廃棄物が禁止対象になるという。また昨年の中国の固形廃棄物輸入量は1348万トンで、2018年の2263万トンから減少。今年1~10月の輸入量は前年同期比で42.7%減少した

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トイレに1年半、夫に監禁されていた妻が救助される(印)

2020-11-05 | アジア

https://article.yahoo.co.jp/detail/aa859be7012eb2ed540f29f0c0ad1846c2bdfb34

インドで1年半もの間、狭いトイレの中に閉じ込められていた女性が救助された。女性は夫によって監禁されたと主張しており、救助された当時は歩くこともできなかったという。『The Indian Express』『Hindustan Times』などが伝えている。

【この記事の動画を見る】

去る10月14日、インドのハリヤナ州パニパットの農村部で夫によってトイレに1年半も監禁されていた35歳の女性が救助された。

女性は村人によって通報され、女性保護と児童婚を取り締まる地元の職員と警察によって救助されたが、彼女は自分で歩くこともできず、職員に抱きかかえられてようやくトイレの中から脱出することができた。

女性は監禁されている間、食事も満足に与えられていなかったようで、身体はやせ細り体力も無く、トイレのドアを開けた時には不衛生な中で横たわっていたとのことだ。

女性を救助した職員のラジーニ・グプタさん(Rajni Gupta)は、当時の女性の状態を次のように明かした。

「女性はとても弱っていたようで歩くことすらできませんでした。そして彼女に食事を与えたところ、チャパティ(インドの薄焼きパン)を8枚も食べていました。どうやら彼女は監禁中に適切な食べ物と飲み物が与えられていなかったようです。」

救助された女性には17年間連れ添った夫ナレシュ・クマール(Naresh Kumar)と15歳の娘、11歳と13歳の息子がいるが、彼女は夫のナレシュによって監禁されたと主張している。

警察がナレシュに供述をとったところ、彼は「妻は精神状態に問題があり、医者に診せたが改善が見られなかったためトイレに閉じ込めた」と話したという。

しかしラジーニさん曰く、女性との会話で特におかしい点はなかったそうだ。ラジーニさんは「女性の夫は彼女を精神的に不安定だと話していますが、それは事実ではありません。私達は彼女と会話をしましたが全くもって問題はありませんでした」と語った。

警察は念のため、女性の精神状態を確認するべく医師に連絡を取る予定とのことだが、ナレシュは今回の件で既に告訴されており、警察では3人の子供達も監禁に加担していたか捜査を行う予定だ。

現在、女性は病院で治療を受けた後、彼女のいとこと一緒に暮らして養生しているという。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飼育員が熊に襲われ死亡、その様子を客が目撃か。「管理がずさんだった」匿名の告発にネット騒然

2020-10-24 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/15afa8e5273949895f534dd8e8bef21a8a8513ec

中国・上海のサファリパークで、20代の飼育員が熊に襲われ死亡する事故があった。現地メディアによると、熊が襲う様子を場内の客が目撃していたという情報もある。 事故後、施設側の管理がずさんだったとする匿名の告発が出回るなどし、ネットでは説明を求める声が高まっている。

「告発、嘘なら説明して」

事故が起きたのは上海市にある「上海野生動物園」。発表などによると、10月17日に、動物が放し飼いされている区域にバスに乗って入るサファリパークエリアで、20代の飼育員が熊に襲われ死亡した。 中国のSNS・ウェイボーでは、その様子を目撃したとする投稿がされていて、熊の群れが集まっている動画もアップされていた。 施設側は、当面、サファリパークの営業を停止したうえで原因を調査すると発表した。 事故後、施設側の管理のずさんさを訴える匿名の投稿がSNSで広まっている。投稿では、動物をより活動的にするために餌を十分に与えておらず、人手不足から経験の浅い飼育員がサファリパーク内で業務にあたっていたなどと指摘。さらに、従業員にはメディアの取材を受けないよう通知されたなどとした。 この内容の真偽は不明だが、上海野生動物園は現地メディアの取材に対し「発表以外の情報は公表しない」としている。そのため、事故が起こってから更新されていない動物園の公式SNSには「本当に餌をちゃんと与えていなかったのか」「告発が嘘なら説明すべきだ」などとするリプライが相次いでいる。 上海野生動物園は1995年開業。歩いて自由に見回る展示エリアなどのほか、バスの中から見るサファリパークがあり、ライオンやトラ、それに熊などが放し飼いにされている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代中国史を書き換える4千年前のシーマオ遺跡、謎のヒスイと要塞

2020-08-31 | アジア

https://news.line.me/issue/oa-natgeomagjp/y8c9mcryqg84?utm_source=Twitter&utm_medium=share&utm_campaign=none

 中国の黄土高原の砂ぼこりが吹き荒れる丘に、朽ちかけた石垣がある。近くに暮らす人々は長らく、この石垣を万里の長城の一部と信じていた。無理もない。2000年以上前に北方民族との最前線として造られた万里の長城は、黄河が北に大きく屈曲するちょうどこの辺りを通過している。

 だが、ここでは場違いなものも見つかった。ヒスイだ。破片だけでなく、円盤や刀剣、笏(しゃく)などに加工されたものも見つかっている。ヒスイはここ陝西省最北部では産出せず、最も近い産地でさえ、およそ1600キロも離れている。万里の長城の特徴とも合わない。オルドス砂漠に近いこの不毛の地で、なぜヒスイが大量に見つかったのか?

 中国の考古学者チームがこの地を発掘調査したところ、意外なことがわかった。その石垣は、万里の長城の一部ではなく、壮大な要塞都市の名残だった。発掘は今も行われているが、高台にあるピラミッドやその周囲を取り囲む全長10キロを超える防壁、壁画やヒスイの工芸品に彩られた聖なる場所、そしておぞましい生け贄の証拠が見つかっている。

 2020年の初め、新型コロナウイルスのパンデミックによって発掘が中止になる前に、考古学者たちは、石に彫られた見事なレリーフを70個も発掘した。大蛇や怪物、半人半獣などの図像で、後の青銅器時代の中国のものに似ていた。

 さらに驚くべきことに、放射性炭素による年代測定の結果、ここ石峁(シーマオ)遺跡の一部は、4300年前に遡ることが明らかになった。万里の長城の最も古い部分より2000年近くも古く、確認されている中国最古の王朝、殷(商)が現れる500年も前のことだ。

 石峁は、この僻地とも思える地で、紀元前2300年頃から紀元前1800年頃まで繁栄し、突然、放棄された。その理由は謎に包まれている。

 中国考古学の道しるべとなってきた古文書のいずれにも、この古代都市に関する記述はない。だが石峁は大きく複雑なだけでなく、外部の文化とも活発に交流していた。面積はおよそ4平方キロと、米ニューヨーク市のセントラルパークより広い。その芸術や技術は北方文化の流れをくみ、歴代の中国王朝にも影響を与えた。

 石峁だけではない。近年は各地の遺跡で発見が相次ぎ、歴史学者は中国文明の発祥について再考を迫られている。

「石峁は、今世紀最大の考古学的発見の1つです」と話すのは、陝西省考古研究院の院長で、石峁遺跡発掘のリーダーを務めた孫周勇氏だ。「中国の初期文明の発達に関する新たな見方を提示しています」

丘の上のピラミッド

 石峁は、絶えず危険にさらされることを考慮して設計されたようだ。それは、禿尾河に近い丘の上に建設されたことからもうかがえる。石峁の支配層は、敵からの防衛手段として、周辺で一番高い丘の上に、長方形の20段のピラミッドを建立した。

 これは、街のあらゆる場所から見えた。高さは、ほぼ同時期(紀元前2250年)にエジプトで建造されたギザの大ピラミッドの半分ほどだったが、底面積は4倍も広かった。石峁の支配層は安全を求めて、高台の最上部に住んだ。そこには、専用の貯水槽や工房、さらには儀式用の神殿と見られる建造物を備えた複合施設もあった。

 街の周囲は、何キロもの内壁と外壁に取り囲まれていた。これは、古代を通じて中国の都市でよく用いられた初期の都市設計だ。この壁だけでも、12万5000立方メートルもの石が必要だった。これは、オリンピック用プール50個分に相当する。人口1万〜2万だったと考えられる新石器時代の社会では、巨大事業だった。そのすさまじい規模から、この周辺で近年発見されている小都市の労働力によって建設されたと、考古学者たちは考えるようになった。

 現在、石峁と同じ龍山時代(新石器時代後期)の石造りの町が、陝西省北部で70以上も発掘されている。そのうちの10の町は、石峁が位置する禿尾河流域にある。「こうした衛星都市が強固な社会基盤となり、初期の石峁を形成していたのです」と孫氏は話す。

 石峁は要塞としての工夫も凝らされていた。楼門(塔を備えた門)や一方からのみ通行可能な門、稜堡(複数の方向へ防御射撃ができるように城壁の突き出た部分)などがあった。また、攻め寄せる敵を守備兵が3方向から攻撃できる「馬面(マーミエン)」構造も採用していた。後に、中国の防衛建築の定番となる設計だ。

 孫氏らのチームは、石垣の内側で革新的な技術をもう1つ発見した。補強に使われた木の梁だ。年代測定の結果、紀元前2300年の木とわかったが、こうした工法は従来、後の漢王朝の時代に考案されたと考えられてきた。

おぞましい発見

 一方、最もおぞましいものは東の壁の下で発見された。6つの穴に80個もの人間の頭蓋骨が詰め込まれていたのだ。体の骨はなかった。(石峁の正門である東門に最も近い2つの穴からは、それぞれ24個の頭蓋骨が見つかった)。頭蓋骨の数や配置から、壁の基礎を敷設する際の儀式で首を切られたことが示唆された。知られている限り、中国史上最古の人身御供の例だ。法医学者たちによると、犠牲者のほぼすべてが若い少女であり、おそらく敵対勢力に属していた捕虜だと考えられる。

「石峁で見られるような規模の儀式的暴力は、初期中国では前例がありません」と、石峁を訪れ、石峁について広範に記した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の考古学者リー・ミン氏は話す。石峁の頭蓋骨は、何世紀も後(紀元前1600年頃〜紀元前1046年)の殷(商)による大規模な人の生け贄の予兆でもあった。

 東門は別世界への入り口だったのだろう。敷居をまたぐとすぐに目に入るのが、東門をにらむように壁に施された菱形模様の彫刻だ。石垣には一定の間隔で、黒やダークグリーンのヒスイが埋め込まれている。邪悪なものを追い払い、石峁の支配層の力と富を表すための装飾だろう。ヒスイ鉱山を持たない石峁からヒスイの遺物が豊富に見つかることは、遠くの交易相手から大量に輸入していたことを示している。

 石峁は外界から隔絶していたわけではなかった。アルタイ草原から黄海沿岸地域まで、他の様々な文化と、アイデアや技術、商品を交換した。

「石峁や他の遺跡が示している重要な点は、中国文明は多くのルーツを持ち、黄河中流の中原でのみ発達したわけではないということです」と、英オックスフォード大学の中国美術・考古学の教授ジェシカ・ローソン氏は話す。「いくつかの特徴は、現在の中国北部よりも広い範囲から取り入れたものです。例えば、石造りの構造物は、中原よりも北の草原地帯に関わりが深いものです。牛や羊などの家畜や冶金などがそうです。実はこれらは、中国が取り入れ、自らの文化に融合させた、とても重要な技術なのです」

 石峁では、ヒスイ以外にも、はるか南の湿地帯から来たと思われるワニ革の遺物も見つかっている。ワニ革の太鼓は、儀式の際に使われた可能性が高い。これは、音楽が石峁の宮中生活で重要な役割を果たしていたことの1つの表れだ。

 もう1つの発見に、孫氏らの研究チームは困惑した。薄く滑らかで湾曲した、まったく同じ骨片が、20個も出土したのだ。考古学者たちは、櫛かヘアピンではないかと推測した。だが、ある音楽学者はそれを、口琴と呼ばれる原始的なリード楽器の一種ではないかと言う。

「石峁は、口琴の発祥の地なのです」と孫氏は話す。石峁から世界中の100を超える民族に広まったのだという。「人と文化の初期の流れを探る貴重な手がかりとなる、重要な発見です」

残された謎と手がかり

 石峁遺跡のうち、これまでに発掘されたのはほんの一部にすぎない。発見は、これからも続くだろう。最近では石の彫刻に加え、かつて東門の近くの壁に設置された人間の胸像や立像の証拠が見つかっている。彫刻の解釈は始まったばかりだが、擬人化表現は、「とても革新的で珍しい試み」だとUCLAのリー・ミン氏は言う。

 石峁については、多くのことが謎に包まれたままだ。経済がどう機能していたのか、その他の先史文化とどのように交流していたのか、文字はあったのか、考古学者たちは今も解明しようと努力を続けている。

 一方、石峁が500年後に見捨てられた理由に関しては、手がかりがいくつかある。地震や洪水、疫病ではなかった。戦争は、彼らが逃げ出す一因になったかもしれない。だが気候変動こそが、決定的要因だったという証拠がより多く見つかっている。

 石峁が作られた当時は、気候が比較的温暖、湿潤で、黄土高原に人口が流入していた。だが紀元前2000年から紀元前1700年にかけて急激な気候変動が起こり、乾燥した寒冷な気候になったと、歴史の記録が示している。湖は干上がり、森は消え、砂漠が広がった。そして石峁の人々は、どこかへ移り住んでいった。

 かつては遠く離れていたオルドス砂漠は、今や石峁のすぐ下、禿尾河のほとりに迫り、この古代の遺跡は砂ぼこりと岩に覆われ、静寂に包まれている。だが4300年後の現在、世界最古の都市の1つ石峁は、もう歴史の中に消えても、見捨てられてもいない。その石垣は、隠していた貴重な秘密を明かし、中国文明の最初期に関する私たちの理解に疑問を投げかけている。間違いなく、さらに多くの新しい発見がなされることだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

50人以上を殺害、遺体はワニはびこる水路に投棄 インド

2020-08-01 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/39e09464a909bec71dede0a8a0b579686677a246

インドの首都ニューデリーの警察は8月1日までに、殺人罪で収監され、仮出所中に逃亡した62歳の男を首都圏内で逮捕し、過去に50人以上のタクシー運転手を殺害したとする自供を引き出したと発表した。

男はインドの伝統医療の学士号を持ち、違法な腎臓移植などの犯罪に関与していた。殺害した遺体はワニが多数生息する水路に投棄していた。共犯もいたが、一連の犯行の首謀者であることを認めたという。

違法な腎臓移植は125件以上に達し、1件につき6680~9350米ドル(約71万~約99万円)の利益を得ていた。犯行は北部ウッタルプラデシュ州でも重ね、タクシーを雇った後、運転手をひとけのない場所で殺害。遺体が収容されないようワニが出没する水路に捨てていた。

不要となったタクシーの車は売りさばき、1台につき約270ドル稼いでいたという。

警察によると、デベンデル・シャルマ容疑者は2002~04年にタクシー運転手を最多で7人殺した罪で、ラジャスタン州ジャイプールで終身刑判決を受けた。16年間の服役後、今年1月に20日間の仮出所が許されたが、期間終了後も刑務所に戻らなかった。

消息を絶った約6カ月後に首都圏内で逮捕。出所期間が切れた後は女性と一緒に暮らしていたという。

ニューデリーの警察の報道発表文などによると、シャルマ容疑者はラジャスタン州で1984年から11年間にわたりクリニックを経営。詐欺に巻き込まれて金を失った後、偽物のガスボンベ販売に関与。この後、腎臓移植にも手を染め、04年に逮捕されていた。地元メディアは、運転手の殺害に及んでいる現場で最初に拘束されたとも伝えた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

李登輝元総統死去 日本とのゆかり深く/台湾

2020-07-31 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5c05e6fefa8b68a85c068cd54330cc682f7e518

親日家として知られる李登輝元総統が30日夜、敗血症性ショックや多臓器不全のため台北市内の病院で死去した。97歳だった。日本統治時代の1923年に台北州淡水郡三芝庄(現在の新北市三芝区)に生まれた李氏。皇民化政策の一環として展開された改姓名運動に従い、岩里政男と日本名を名乗った。「22歳までは日本人だった」と公言するなど、日本とのゆかりは深い。李氏と日本との関係に焦点を絞り、その歩みを振り返る。

▽農業経済学者から政治家に転身

李氏は高校の時、台北の図書館で農業経済学者である新渡戸稲造の著書に出会ったのがきっかけで、農業経済学を学ぶようになる。後に武士道に心を打たれ1943年に京都帝国大に入学した。だが、学徒出陣のため1年余りで学業を切り上げ、志願で旧日本陸軍に入隊し、被爆地の整理、被災者の救済に当たった。現場を見て指揮する大切さを学んだという。戦後、故郷の台湾へ戻り、米国留学を経て台北市長、台湾省政府主席、副総統、総統を歴任。総統在任(1988~2000年)中、1949年に中華民国政府が台湾に移転してから一度も改選されることなく「万年国会」と揶揄(やゆ)された国民大会の代表の退職や総統の直接選挙の実施など、台湾の民主化に力を尽くした。その功績で「台湾の民主化の父」との異名を付けられ、李氏の政権運営は日本の学者からも高く評価された。

▽一挙一動に目が注がれる

親日で知日の李氏の一挙手一投足は日本でも注目を集めた。皇太子徳仁親王(当時)が1993年6月に結婚した際、祝電を送ったことや作家の司馬遼太郎氏や漫画家で評論家の小林よしのり氏、建築家の安藤忠雄氏など日本の著名人との対談、日本の国会議員会館での講演など、その発言や行動は、日本のメディアをにぎわした。特に司馬氏との対話で生まれた「台湾人に生まれた悲哀」という文言は人々の耳目を驚かせた。

▽日本語の著書と日本での受賞

日本の書店店頭にも李氏の日本語の著書が並ぶ。「台湾の主張」、「『武士道』解題―ノーブレス・オブリージュとは」、「最高指導者の条件」、「李登輝より日本へ贈る言葉」など。1999年に「台湾の主張」の日本語版が出版された際には、記念イベントが東京で行われ、李氏はビデオメッセージで、日本にとって台湾はただ南に浮かぶ島ではなく、日本の存続に関わる重要な防御壁だと訴えた。同書は日本人の台湾に対する理解促進に寄与したとして、第8回「山本七平賞」を同年受賞した。日本での受賞歴はほかにも「後藤新平賞」がある。台湾を民主化に導き、その貢献は後藤の仕事と精神を受け継いだとして2007年に第1回受賞者に選ばれた。

▽政権運営に見られる日本経験

1999年9月21日、台湾で2400人を超える死者を出す大地震が発生。李氏は震災の対応に当たり、日本での入隊経験が役立ったことを月刊誌「Voice」への特別寄稿で明かしている。地震発生後、ほぼ毎日のように被災地に足を運び、現場を見た上での指揮を実践したのである。被災地で見聞きしたことを日記にも書き記しており、その日記は「台湾大地震救災日記」のタイトルで日本語に翻訳された。日本語版には震災復興に対する日本の官民への感謝の言葉が記されている。

▽念願の日本訪問実現

李氏は「日本を訪問したい」との意向を幾度となく表明していた。だが、2000年の総統退任後も対中関係に配慮した日本政府の思惑により、なかなかうまくいかず、2001年4月、心臓疾患治療の名義でようやく念願をかなえる。「治療目的に限り、政治活動は行わない」という条件の下、岡山県倉敷市の病院で心臓病の治療を受けた。このこともあり、2018年夏、西日本豪雨で深刻な被害を受けた岡山県民にお見舞いのメッセージを送っている。

2007年には「奥の細道」ゆかりの地、宮城や山形、岩手などを訪問した足で、靖国神社を訪れた。旧日本軍として戦場に赴き帰らぬ人となった実兄に祈りをささげるためだった。李氏によると、同神社に眠る台湾人の英霊は2万8000柱に上る。だが、多くの日本人は知らないと残念がる。

2015年の訪日中、台湾も領有権を主張する釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)を巡り、日本のものだと公言。似た発言は過去にも複数回あり、波紋を呼んだ。従軍慰安婦問題については、「台湾の慰安婦の問題は決着済み」と日本の月刊誌への寄稿で書き、一部の台湾人から批判を受けた。

2018年6月、李氏は沖縄を訪問。自身が揮毫(きごう)した文字が刻まれる「台湾出身戦没者慰霊碑」の除幕式に出席。人生最後となる日本訪問で「台湾人としての私はわが国を強く愛しており、生涯学んできたことでわが愛する台湾の土地に貢献してきた」と台湾への愛を示した。戦前は日本人として、戦後は台湾人として生きることを余儀なくされた李氏。岡山訪問を皮切りに、総統退任後は持病の治療や講演、観光などの目的で計9回、日本に足を運んだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道路建設でバーミヤン遺跡を破壊 世界遺産、登録抹消も

2020-07-23 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e867333baa93d0782d2c8cc76e58159f8d5ef59

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているアフガニスタン中部バーミヤン遺跡で、地元政府が無許可で舗装道路を建設し、遺跡の一部を破壊していたことが22日までに共同通信の取材で分かった。事態を把握したユネスコは「極めて遺憾」と表明。今後、登録が抹消されるとの懸念も出ている。

 情報・文化省などによると、2016年にバーミヤン中心部と新市街を結ぶ全長約1.4キロの道路建設が始まり、昨年末に完成した。現場の丘にはタペ・アルマスと呼ばれる遺跡があったが、道路は一帯を切り崩す形で建設されたため、跡形もなくなった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「体内で繁殖する危険ない」と言うが…ユスリカ水道水の恐怖高まる=韓国(2)

2020-07-22 | アジア

https://news.yahoo.co.jp/articles/10048f9c170c57b3e31ce812ec766e8996bd9260

◆ユスリカとチョウバエの流入経路は異なる

水道水からどの種類の幼虫が見つかったかも原因を突き止める際の手がかりとすることができる。

仁川水道水から発見された幼虫は、ユスリカ類の一種だと確認された。ユスリカの幼虫は澄んだ水はもちろん、4級水のような腐った水でも生き延びることができ、水がどれくらい汚染されたのを知る水質汚染の指標種でもある。1~2ミリ程度と細く短く、針金形のミミズまたは濃厚な赤色を帯びたイトミミズとよく似ている。

ユスリカは晩春から夏の間、水温が高いときに貯水槽や水道の蛇口、ホースなど停滞したところに卵を産む。特に、ユスリカの幼虫の場合、塩素に対して強い抵抗性を有していて、残留塩素50ミリグラム毎リットルで48時間処理後も生存するとの報告があるほどだ。

このため、浄水場内の開放されたところや排水池、管破損部位などを通して水道水供給過程で流入することができる。

これとは違い、京畿坡州市などで見つかった幼虫はチョウバエの幼虫であることが確認された。チョウバエはハートの形をした羽を持つ害虫だ。主に浄化槽やトイレ、排水口など汚い場所に卵を産んで繁殖する。

チョウバエはユスリカとは違い、残留塩素のために水道水で長時間生き伸びることはできないことが分かっている。チョウバエの幼虫は水道管を通した流入というよりもトイレや流し台の排水口を通じて発生した可能性が高い。

◆「ユスリカの幼虫、体内で繁殖しない」

不安が高まり、オンライン掲示板などには水道水を飲んだり料理やシャワーをしたりしても大丈夫かとの質問が数多く寄せられた。仁川市は水道水の飲用は控えてほしいと呼びかけながら、ミネラルウォーターや給水車などを支援している。

水道水市民ネットワークによると、ユスリカは人体で生存が可能な寄生虫類ではない。あるいはユスリカの幼虫を口に入れたとしても、体内で繁殖したり成長する危険はないので駆虫薬を服用する必要はないという。

国立生物資源館の
パク・ソンジェ研究官は「海外でユスリカがアレルギーを誘発するという研究結果があったが、これは大量に取り扱ったケースに該当する」とし「国内ではユスリカによる被害事例が報告されたことはない」と話した。

専門家はただし、ユスリカの幼虫が水道水に流入したと疑われる場合、歯磨きをしたり飲んだりなど口の中に直接入れることは控えたほうがいいと助言した。水道水を沸騰させて使うのも一つの手だ。

水道水市民ネットワーク側は「幼虫がいる水道水を飲んだとき、人体に有害かどうかについて正確に確認されたものがない。ただし、水道水から幼虫が出てきたということだけでも十分に深刻な状況であり、別の形の汚染や危害がないと自信を持って言い切ることはできない」と付け加えた。

水道水市民ネットワークの
チャン・ジョンファ事務局長は「水道水に虫の幼虫がいることが疑われる場合、地域の水道事業所に電話すれば『水道水安心確認制』に基づいて無料で水質を検査してくれる」と話した。

コメントから

いやあの…そもそも韓国ほぼ全域に影響が出る程ここまで大量に汚染する事は日本じゃあり得ない現象でして、群馬県で数十年前に同じ現象が起きて騒ぎになった時は塩素濃度を上げてポリ塩化アルミニウム凝集剤を入れて、濾過機逆洗を十分こなして対処したら出なくなったってレポートをどっかで見たんですが…

つまり原因は自分なりに2つ考えられるんだが…1つは取水の水系の汚染度がヒドかった事。もう1つは浄水場での塩素の投入量をケチってこうなった可能性が大。

ってかあのもう1つ。韓国の地方都市の水道って浄水場に活性炭フィルターねぇのかよ…そりゃそんなにザルだったら出るだろ…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽちっと宜しくお願いします。


人気ブログランキングへありがとうございました。