渋谷駅周辺の再開発の進展により、渋谷駅そのものが全く変わってきた。
東横線、副都心線、田園都市線、半蔵門線は地下2階に潜り、
青春時代の想い出の場所「東横ボード」はこの世から消えてしまった。
そんな大変貌を遂げている渋谷駅にスポットライトを当ててみた。
駅の地下構内は真新しく美しいがどことなく空々しい。
広々とした空間は素晴らしいがどうしても人のぬくもりが感じられない。
昔の渋谷駅は生活の一部だったが、今はただのよそ者。
生活から離れた場なので当然といえば当然か。
地下駅構内はご覧のように階高は高く、地下の圧迫感がない。
基本的にコンクリートの打ち放しで幾本もの円柱が空間にインパクトを与えている。
広々した地下駅構内の一角に簡単なカフェコーナーが設けられていた。
この周辺は砂漠の中のオアシスといった感じだ。
この構内を進んでいくと半フロアくらい上がった階段とエスカレーターがある。
若い人が多い渋谷でも圧倒的に人はエスカレーターに乗るのがこれを見てもわかる。
このエスカレーターの先に突然若い女性の長蛇の列、群が出現。
一体なんだ?
壁には若い男性のポートレートがおびただしい数貼られていた。
どうやら人気のアイドルグループかアイドル歌手かわからないが、
若い女性を夢中にさせる男性達らしい。
順番に並んで順次、お気に入りの男の子の前で指を差して写真を撮っていた。
日本はコロナ禍とはいえ平和な国だ。
以前、NHKのブラタモリでやっていたが、渋谷は高低差のある街。
地下鉄・銀座線も渋谷駅では地上2階の駅になってしまう。
左の超高層ビルは渋谷再開発計画の中で一番最初に完成した渋谷ヒカリエ。
右側の迫力ある超高層ビルは比較的最近完成した渋谷スクランブルスクエア。
ここの展望台はすごい。
この渋谷スクランブルスクエアは渋谷エリアでは最も高い地上47階建て。
2019年11月1日に開業した。
この建物のオーナーは東急と東日本旅客鉄道。
今後、中央棟(2027年度予定)と西棟(2027年度予定)の計画もある。
この渋谷ヒカリエは東急文化会館跡地に建設された東急グループの複合商業施設。
東急百貨店や飲食店、事務所のほか、
ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」など入居している。
2012年3月に竣工、グッドデザイン賞を受賞している。
(2013-3-25付ブログ参照)
渋谷で進められているおもな再開発プロジェクトは9つある。
そのうち7つのプロジェクトは完成している。
(渋谷スクランブルスクエア東棟、渋谷フクラス、渋谷ソラスタ、
渋谷ストリーム、渋谷ブリッジ、渋谷キャスト、渋谷ヒカリエ。)
あとは前述した渋谷スクランブルスクエアの中央棟・西棟(2027年度予定)、
渋谷駅桜丘口地区(2023年度予定)、渋谷二丁目17地区(2024年度予定)。
この写真で見ると坂の傾斜があまりわからないが、
そこそこの坂の「宮益坂」。
ここもスミダマンの想い出が多くある街だ。
昔の行きつけの店は当然だが今はもうない。
宮益坂と明治通りの交差点近くを走っていった派手な宣伝のトラック。
これは何だ?と、やはり見てしまいますよネ。
渋谷は若者の街、ファッションの街。
その中でこのカップルはとても目立った。
ファッションはお互いにどんな服を着るか事前に連絡しているのか?
今の若者にそんな野暮なことあるはずないよネ。
緊急事態宣言明けの渋谷スクランブル交差点。
外国人は成田・羽田に着くと最初に行くのが、この交差点らしい。
これを見るとだいぶ人出が戻ってきたようだ。
(10月3日(日)午後2時40分頃)