ヤンゴン中心部のランドマーク的存在のパゴダ(仏塔)の
スーレー・パゴダのゲートと黄昏時に黄金色に光るパゴダ。
このパゴダはダウンタウンのシンボルの1つだ。
パゴダ内に入ってビックリ。
壁も天井も柱も金色でピッカピカでしかも細かく細工が施されている。
塔内に入るには飛行場のチェックと同じような探知機の中を通らなくてはならない。
テロ防止策なのだろうか?
仏様の前には日本のお寺、神社と同じようにお賽銭箱が置かれている。
日本と違うのはそれがガラス箱で中が見えてしまう所だ。
因みにミャンマーの通貨単位は「チャット」といい、1円が約14チャット位だ。
ミャンマーは90%が仏教徒でしかも小乗仏教。
町には茶系の袈裟を着た僧侶を多く見たが、
スーレー・パゴダ内でも多くの僧侶が着ていた。
この2人の僧侶は熱心に記念写真を撮っていた光景がとてもほほえましかった。
パゴダ内には数多くの三角スペースの祈祷コーナーがあり、
敬虔な仏教信者がいつまでも祈っている姿が目に焼き付いてしまった。
どこのパゴダも素足にならなくては入れず、
肌を露出することも戒められている。
このシルエットにはなにか懐かしさを感じる。
昔、絵本かなにかでよくこのシルエット画を見たのだろう。
脳裏に焼き付いている。
改めてこれが金色に輝くスーレー・パゴダだ。
ここは夜21時まで入場できる。
場所的にも買い物帰りや所用の合間に市民が気軽に立ち寄ることができるパゴダで、
庶民的な雰囲気があった。
このパゴダは高さ約48mあり、通常は丸い形をしているが、
ここのは八角形の黄金仏塔だ。
スーレーとはパーリ語で聖髪を意味し、
パゴダはブッタの聖髪の毛を祀っている所だ。
パゴダの周りにぐるり囲んで小さな社みたいなものがある。
パゴダ内の見学を終えて外に出ると同行ガイドさんから
「生年月日はいつですか?」と聞かれた。
すると「お客さんはもぐらです。」との答え。
ミャンマーには古くから伝わる占星術の1つ「八曜日占い」
というのが今でも生活の一部になっているとか。
水曜日を午前、午後に分けて月曜日から日曜日まで8つの曜日が存在し、
ミャンマーの人たちは自分が何曜日に生まれたのか必ず知っているそうです。
各曜日には守護動物がおり、日曜はガルーダ(鳥)、月曜は虎、
火曜はライオン、水曜午前は牙のある象、水曜午後は牙のない象、
木曜はねずみ、金曜はもぐら、土曜は蛇だそうだ。
自分の生まれた日の曜日が金曜日だと初めて知った。
おみやげ売り場には僧侶の団体が買い物をしていた。
ここには仏教関係の品物が売られていた。
ミャンマーの仏像にはLEDのカラフルなライトが点滅し、
とても派手な仏像になっている。
ライトアップされた仏像を拝んでもあまりご利益はないのでは?と
日本人の感覚で思ってしまう。
これも仏様でしょう。
とにかく良く言えば華やか、悪く言えば派手だ。
小乗仏教の表現はこんな姿に成るのだろう。
キリスト教の教会にある懺悔室みたいな建物、部屋があった。
ここもLEDでピカピカだ。
本堂に戻ると又ひときわ派手な仏像がガラス張りの中で鎮座していた。
その前には正座して熱心な人々が祈りを捧げている。
ここにもLEDで光るきらびやかな後光がさしていて
しばし足を止めて見入ってしまった。