(2019-2-16付ブログ、2020-2-1付ブログ参照)
ちょっと前(たしか3月頃)に「さいたま市民の皆さまへ」と題して
国土交通省から「羽田空港のこれから 羽田空港 新飛行経路の運用状況のお知らせ」の
チラシがポスティングされていた。
それによると
今般、夏ダイヤの運用実績がとりまとまったことから、
新飛行経路の運用実績や国の取り組みなどについてのお知らせをしますとの事。
新飛行経路は2020年3月29日から運用を開始しています。
開始後、各地で騒音測定を行い、その結果の分析を行っております。
又、航空会社や新飛行経路を実際に運航したパイロットからヒアリングを行い、
安全上問題なく運航ができていることを確認しております。
※最近の運用報告(運航便数や騒音・部品欠落等の情報)はホームページからご確認下さい。
羽田空港のこれから 検索
◎新飛行経路と1時間当たりの運行予定便数
南風時(年間約4割)
運用時間 15時~19時(うち3時間程度)
浦和上空 A滑走路への着陸 14便程度/時
川口上空 C滑走路への着陸 30便程度/時
約6,000ft(1,800m)未満の経路を記載
◎騒音について
さいたま市内でも常時騒音測定を行っている。
低騒音機の導入促進などの騒音対策を講じている。
◎落下物について
確認された落下物は0件(2020年11月30日まで)
国が定めた落下物防止対策の航空会社への義務付けや、
国の職員による機体チェックなどの落下物対策を講じています。
(運用報告)
新型コロナウイルスの影響により減便が続いています。
南風時の新飛行経路の運行便数は5月には予定していた便数の約23%でしたが、
10月は約58%となっております。
◎さいたま市の騒音の状況
運用開始から10月までの騒音測定結果(実測値の平均)
さいたま市立岸町公民館(A着陸 好天時)、推計平均値(3月29日~10月)
大型機66~65㏈、中型機62~58㏈、小型機63~56㏈
さいたま市立岸町公民館(A着陸 悪天時)、推計平均値(3月29日~10月)
大型機70㏈、中型機66~64㏈、小型機67~63㏈
◎航跡について
全体的に想定航路の範囲内を飛行しております。
◎航空会社・パイロットへのヒアリング結果
6月~9月にかけて新飛行経路を運航したパイロットと意見交換を行いました。
・新飛行経路での着陸は現在のところ問題なく実施できている
・気温が高い夏場は航空機の実際の高度が計器上の高度より高くなるが、
3.45度を超える降下角で進入後、
3度で着陸する2段階の進入も用意されており、問題なく着陸できている。
(騒音・落下物対策などの取り組みについて)
騒音対策8項目、落下物対策7項目について取り組んでいる。
◎運用開始後、市民からの意見
・落下物防止対策を強化してほしい
・航空機の部品をしっかりとチェックしてほしい
・騒音の測定地点を増やしてほしい
・新飛行経路の固定化の回避に向けて取り組んでほしい
(情報公開について)
◎羽田空港のこれから
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/
◎羽田空港飛行コース
https://www.ntrack.mlit.go.jp/NtrackTop/show
(インフォメーション)
◎HANEDA GLOBAL WINGSに羽田空港跡地が生まれ変わりました。
HANEDA GLOBAL WINGS第1ゾーンでは2020年9月18日に
「文化産業と先端産業の融合」をコンセプトとした
「HANEDA INNOVATION CITY」が本格稼働しました。
第2ゾーンでは13,000坪に及ぶ大規模複合施設の「羽田エアポートガーデン」を整備(開業日未定)。
羽田空港跡地で「未来に向けて羽ばたくまちづくり」が推進されています。
◎羽田空港は物流拠点としての役割を担っています。
◎羽田空港では約5万7千人の方が働いています。
この件に関してのお問い合わせは
TEL 0570-001-596
国土交通省
受付時間 7:00~20:00(土・日・祝含む)
自宅から撮った飛行機だが、どうしても対比するものが撮れなくて大きさがわかりずらい。
いずれにしてもこの航路を飛び出して、最初は物珍しく、
騒音も少し気になったが、今はすっかり慣れてしまった。
あとは事故が起きないことを祈るのみだ。