第3回 老いてなお光をはなつ尊厳 ~「恍惚の人」➁~
ますます悪化する茂造の認知症。仕事と介護の両立に悩む昭子は、積極的に協力しない夫や不十分すぎる社会保障制度に怒り捨て鉢になりかける。
だが、一輪の花に心を奪われる茂造の姿に触れ老いてなお輝く人間の尊厳に思い至る。最後まで介護をやり通す決意をする昭子の姿に、息子・敏も、茂造への態度を少しずつ変えていくなど、家族にも少しずつ変化が。
最後に訪れる家族の心境とは? 第三回は、「恍惚の人」の後半を読み解くことで、「老い」の中に確かに存在する尊厳、それを支えるべき社会制度の在り方を問い直す。
Suite from Once Upon a Time in America
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