100分de名著 『金子みすゞ詩集』
第3回 「孤独」と「死」を見つめて
時代の流れの中で、童謡詩を載せた雑誌は次々に廃刊。
みすゞは発表の場を失う。そこで詩集刊行の望みをかけ、512 作の詩を、西條八十と、東京で編集者として働く弟・雅輔に送るが、願いはかなえられなかった。
みすゞにとって詩と表現は、自らを生かす希望の力だった。
その希望が失われ、さらに結婚生活の不幸、健康の問題も重なり、みすゞは自ら死を選ぶ。
またみすゞはスペイン風邪の世界的パンデミックと大量死、関東大震災の時代に生き、人の儚い死を見つめていた。
第三回は、苦境の中でみすゞが真剣に向き合った人間の「孤独」と「死」、「希望の喪失」を描いた詩を読解する。
Yo-Yo Ma - Gabriel's Oboe | From the Soundtrack to "The Mission" by Yo-Yo Ma
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