染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

災害のない土地はある?

2018-10-09 10:08:11 | 日々の政治・哲学
数日前の NHKラジオ の放送が気になった 。

読者からの投稿である。 出雲の人らしく こちらでは災害は今年もありません。無事でした。 出雲は神様の いらっしゃる土地なので災害はないんです

というようなことを言っていたと思う。
特に10月は神様が出雲に集まる神在月(かみありつき)なので、、 というようなことを 言っていたと思う

そうなの?東北で 大地震があったのは東北が悪いから?「 天罰だ!」と、 石原都知事があの時言っていて、非難されていたね。

熊本で群発地震があった。 広島で大豪雨があった。この前から続く北海道の地震(昨日の夜もあった)もそうなの ?

いやいや、違うでしょ

日本はいろんなところで災害があるけれどそれは「神様」とは関係がないと思う。 関係があると思っちゃダメだと思う。「神様のお怒り」だとか「神様の御加護がある」とかそうではないと思う。

戦争中に、たまよけ、鉄砲の玉よけのおまじない、おふだ、メダル、などが流行る。いつも。「神頼み」しか、なくなってしまったので。私も「サムハラ」とかいてあるメダルを持っている。戦争中のものだ。うちのどこかにあるが、あてにするために持っているのではない。

1952年に、北海道十勝沖地震があったそうだ。マグニチュード8、2の大地震だった。「北海道はあまり地震がない」と、今回の地震で言われていたが、他にもいくつかあったのだ。

北海道十勝沖地震の話は、「拓北農兵隊、戦災集団疎開者が辿った苦闘の記録」を読んで知った。
この本、横浜大空襲で焼け出された人々が、その後すぐ、北海道に開拓農民として入った記録だ。
7年北海道にいて、帰ってきた、石井次雄さんが自費出版した。なかなか面白い。

もう少し戦争に負けるのが早かったら、北海道に来なかった。そういう人々が、どう考え、どう行動したのか。国は「棄民」をした、というのが、本音であった。写真は、カヤツリグサと一緒に咲く露草。10月初めに、露草。もう少し、咲いてくれるかな。