染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

単行本「彼らの犯罪」に載っていた作品

2018-04-04 00:31:06 | 日々の政治・哲学
朝日新聞社からでた「彼らの犯罪」に載っている他の作品について。



「親が・殺す」という作品が次に載っている。
やはり樹村みのりが、裁判を傍聴して描いた作品だ。(少年画報社「ROSA」1993年3月号)
54歳の高校教師とその妻が、家庭内暴力に手を焼いて、23歳の長男を殺す話だ。裁判の様子や調書も書かれるが、樹村が事件について考えたことが、深い。

殺された長男が子供の姿で登場し、
「お父さん、こわい夢を見たよ」
「お父さんとお母さんがぼくを殺そうと部屋に入ってくるんだ」
「ああ、本当にこわい夢だった」
「夢で…よかった…」

というのだ。せつない。


次の「夢の入り口」(少年画報社「BeilROSA」1993年9月号)は、読んだことがあった。
簡単にいうと、ヤマギシ会のマインドコントロールのやり方や、カルトとしてのあり方について描いている。

「えー、こういうのかいて平気か?樹村は訴えられないか?」
と、私は心配した。



私がこの作品をちゃんと読んだのは、このROSAという雑誌ではない気がする。

もしかしたら、「ネムキ(眠れぬ夜の奇妙な話)」という雑誌に出たかもしれない。

この雑誌を出していた「朝日ソノラマ」社は、「彼らの犯罪」が出た、2009年には、「朝日新聞」に吸収されてしまったのだ。

樹村は「見送りの後で」という作品集を、「眠れぬ夜の奇妙な話コミックス」から出している。(これは、私も読んだことがある。)

その宣伝が、「彼らの犯罪」の単行本の後に出ているのだ〜〜〜〜。

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