olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

音楽の敷居が低い土地柄

2020-02-12 | 音楽とか
息子が、仲良しの女の子から
進路を相談?されたらしく、
どう答えたら良いのか、私に訊いてきました。

「○○(女の子)ね、
今まで楽器やったことないんだけど、
音楽関係の仕事につきたいから、
音大に行きたいんだって。

音高は無理だから、
音大に行きたいんだって。(え?)

だから、今度の誕生日に
ギター買ってもらうんだって。
2千円くらいの薄っぺらいギターらしいんだけどさ。(え??)
それで音大行けるかな?って
僕に訊いてきたんだよねー。

ねえ、お母さん、
今からギターやって、
音大、行けるものなのかな?
S先生(ギター)は音大出てるよね?!
○○も大丈夫かな?」


・・・うん、たしかにS先生は
ギターでイギリスの音大出てらっしゃいますよ。
でもさ、それって、並大抵のことではないのよ。


まあ事情はよくわかんないけどさ、
中学生くらいから楽器やりはじめて、
音大行った人だっているとは思うよ?
吹奏楽器は、小中学校の吹奏楽出身の人が
多いだろうし。
天賦の才があれば、歌とか、打楽器とか!?

ピアノや弦楽器は
今からやるのは難しいかもしれないけど、
でも、『7本指のピアニスト』の著者は
たしか中学生からピアノはじめて
音大行ったんじゃなかった?
もちろん、尋常じゃないほどの練習をしたと思うけど。

 

それより、「薄っぺらいギター」って、何?
クラシックギターじゃないってこと?


「うん。なんて名前か忘れたけど、
バンドで使うみたいなヤツじゃない?」


エレキギター?
・・・・それで音大??


「うん。コンサートとかの仕事したいから、
音大は絶対行きたいんだって。」


情報音楽とか、そっち系かな?


「ううん。なんかしらんけど、ギターだって。」


・・・よく分かんないけど、
もしかしたら、それって
音大行かなくても
仕事につながる道があるんじゃないかなぁ。
その辺の事情は知らないんだけど…


「ふーん。そうなんだ。じゃあ、そう言っとくよ!」


---


ピアノの先生が仰っていたのですが、
ここの地元ピアノコンクールでは、
たまに、ピアノを習ったことのない子
ポコッと応募してくるという
不思議な現象が起こるんですって。
中学生くらいの年齢でも。

一度や二度のアクシデント的出来事ではなく、
けっこう、ポコッポコッといるんですって。

(もちろん予選で落ちるらしいのですが)

ピアノを持たずに
ピアノを習いに来る子の話を聞いたときも
驚いたけど、
先生につかずにコンクールに応募って!
なんでまたそんな蛮勇を。

音楽の敷居が低い土地柄
なんでしょうかねぇ?
コンクールを、のど自慢大会くらいに
捉えているのかなぁ?
と首を傾げていたのですが・・・


もしかしたら、
息子の友達のような子が
我流で練習し、
「その世界の常識」を全く知らないまま
うっかり行動力を持ったら
コンクールに応募したり、音大受験したり
しちゃうのかな。

でも!もしかしたら、奇跡的に
そこから「従来に無い新たな才能」が
生まれたりするかもしれない、
と思うと、
悪いことではないような気もするけど(^▽^)


いや、そうそうあるもんではないか・・・・


とりあえず、○○ちゃんには、
楽器をやるならけっこうな練習量が必要だよ、
でも、ハマったら楽しいと思うから
頑張ってね、って
言ってあげたらいいんじゃないかな。


中学生になっても、みんな、いろいろ面白い(笑)


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