の続きです。
通院2回目。息子、初MRI。
動いてしまったら、咳が出たら、どうしよう
と不安そうにしていましたが、
意外とあっけなく終わったようです。
ヘッドホンで癒やし系音楽(?)を
聴いているうちに終わった、
工事現場的な騒音のなかで癒やし系音楽って
面白いよね!
と呑気に言っていました。
そして。
MRIの画像を確認した先生から告げられたのが
「線維性骨異形成症」という病名でした。
左大腿骨にそれがある。
命を脅かすような悪さはしないけれど、
成長骨端の働きを阻害するので
息子の左大腿骨は短い、ということです。
だから、普通は左足が短くなる。
ところが、息子の場合、左足が長いのです。
どうやら、左上(大腿骨)が短いため、
それを補うようにして
左下(脛骨)が頑張って伸びたようです。
伸びて伸びて、伸び過ぎて、
結果、右より長くなっちゃったという。
左脛骨にもうっすら腫瘍の影が映ってるんですけどね。
それでも頑張ったんですね。
非常に珍しいケースだそうです。
本当に、びっくりです。
左脛骨に意思があるかのようなこの現象は、何?!
いや、考えるのは脳の仕事だとしても、よ?
「左大腿骨、ちょっと短いよね。なかなか伸びんし。
仕方ない、そのぶん脛骨伸ばすか。」
とか脳が調整することできるの?!
「・・・人体の不思議ですねー!」
先生と顔を見合わせてハモってしまいました。
それを聞いて、息子、喜ぶ。
「ぼくって頑張り屋さんだから!」
「珍しいって言われるの、好き^^」
喜ぶポイント、ズレてます。
でも、脳天気に笑っていられる程度でよかった(涙)
「これが悪性に変わることは、まずありません。
おそらく小さい頃からずっと持っていたのでしょう。
もしかしたら、産まれた時から
種のようなものはあったかも。
原因は、分かりません。」
そしてやはり、すべきことは何も無いそうです。
運動、ストレッチ、食べ物など、
「確証は無いけど、これに気をつけたら
何か良い影響がある・・・かもしれない」
程度のことすらない。
ヤル気の持って行き場が無い感じ(笑)
ただ、骨折しやすいので、気をつけてください、
と言われました。
格闘技や高い場所から飛び降りるなんてことは
やめといた方がいいかな、と。
本当に折れやすい人は、
普通に歩いていて、つまずいて
こけただけで折れてしまうそうです。
息子は、1,2歳の頃から
ジャンプや高い所から飛ぶのが好きで、
ガンガン飛びまくり、ガンガンこけていますが、
骨折したことはありません。
そこまで弱くはないのでしょう。
幼稚園のそばの公園。
この石段の上から飛ぶの、好きだったなー。
でも、これからは、気をつけなきゃね。
格闘技は、やれと言われてもやりません!
エクストリームスポーツやラグビーなんかもしません!
平和主義で安全第一、
力と力のぶつかり合いや
スピードに魅力を感じないタイプで良かった・・・。
でもスキーはやりたがってるんだけどな。
・・・ダメ?
去年行って、コケまくったけど大丈夫だったのは
単にラッキーだったのか・・・?
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この先の見通しです。
とにかく成長期が終わるまで経過を見守り、
今くらいの差はソールで調整し続け、
最終的に2cm以上の差があれば治療対象となるそうです。
つまり、手術。
両足の長さを合わせるには
長い方を短くする手術と
短い方を長くする手術があり、
長くする手術が苦痛が大きいそうです。
それでも息子は長くしたいと言う。
まあ、今は、どの程度の苦痛が伴うのか
想像もできないだろうからね。
先生「きみ、クラスで身長は高い方?」
息子「えっ。・・・低い・・・。
でも!他のクラスには僕より低い男子、いるし!(←見栄)」
先生「そうかー(笑)
よし、分かった!長くしたいんだね。そりゃそうだね。
キミの希望はちゃんと聞くよ!」
先生、ナイス返答!
息子、満足(笑)
これからも、急に何かが起こったり、
悪化するということはなさそうなので、
とりあえずホッとしています。
病院とは長い付き合いになりそうです。
差、広がらなければいいな。