発音
2019-08-02 | 日々
7月29日、朝日新聞に載っていた写真。
思わず、「にふぉん」に釘付け。
そういえば、
「那覇」は、もともと「なふぁ」と発音していた
と聞いたことがある。
日本も「にふぉん」だったの?
・・・とワクワクしたけれど、
よくよく読んでみると、
これ、ポルトガルの宣教師が書いたものらしい。
ポルトガル語では「H」を発音しないから
「F」表記になっただけかもね。
なーんだ。
でも、「を」が「uo」になっているのは、
きっと、この頃の発音を
忠実に表現しているんだと思う。
おじいちゃん先生が、けっこう最近まで
「お」と「を」は、はっきり発音が違っていた
と言っていた記憶が。
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ついでに、「R」のことも気になる。
私の名前、そして息子の名前には
「ラ行」が入っているので、
それを「R」で書く度にモヤッとしています。
英語、イタリア語、フランス語圏の人にかかれば、
「R」表記だと
すんごい巻き舌にされたり、
口の奥でこすれたような摩擦音になったりするんです。
「L」に直して書くと、
だいたいホンモノに近い発音をしてくれる。
最初から「L」にしたい。
なんでローマ字表記では
わざわざ「R」なの?と
ずっと不思議に思っていました。
ところが、
このポルトガル人が書いた平家物語でも
日本語の「ラ行」を「R」で表わしています。
まだ「ローマ字表記」が
定められていない時代だから、
聞こえたままを表わしているはず。
なんでだろ??
調べてみると、
ポルトガル語の「R」は
巻き舌でも摩擦音でもなく、
日本語の「ラ行」に近いんですって!
(ラーメン、リンゴ、とかの音らしいです)
なるほどねーー。
だからかーーー。
私の旅先がポルトガル語圏だったら、
出会う人々がポルトガル語圏の人だったら、
モヤッとすることは無かったのかもね!
そういえば。
名前に「つ」がある人も
似たような苦労話(?)をしていたなぁ。
仮に「鶴田さん」だとすると、
うっかり「turuta」と書くと
英語圏では
「ちゅるう(R巻き舌・「う」が一番盛り上がる)たぁ」
と呼ばれる、みたいな。
(以後、「tsu」表記に改めたそうです)
母の名前には「つ」が含まれているので
「t」より「ts」の方がいいみたいよ?
とパスポート申請の時に言ってみましたが、
本人、気にならないみたいで。
まあ、母は気にする機会も無いからいいんだけど(^▽^;