olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

コンクールを終えて

2018-03-06 | ピアノ
コンクール、終わりました。

結論から言うと、出て良かったです。

私は子どものコンクールに関して
わりと懐疑的だったのですが
(私自身は絶対に出たくないタイプだし)、
今回の息子に関しては良かったな、と。

コンクールに向けた練習を通して、
彼の練習の仕方、彼の中のスタンダードが
だいぶ変わったと思うからです。


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今までの息子の練習は
間違おうが何が起ころうが気にせず
ざーっと最初から最後まで通して弾くばかり。

過ぎた失敗は全て無かったことになり
最後の音を弾き終えたら、残るのは達成感だけ。

「あー、弾けた弾けた。オッケー♪
 おーしまいっ!」

練習時間なんてせいぜい15分から30分。


いや、楽しんでやってましたよ?
でも、それだけ。


サボろうって気持ちがあるわけじゃなく、
彼なりに頑張ってるんですが、
そもそも「気になる部分」が無い、
つまり問題に気付く能力が育っていないから
どこをどう気をつけたらいいのか
分からないんですね。
だからザーッと弾くしかない。
あとはゲーム感覚で「早く弾く」ことを
目指すくらいかな。


それが一転。
「求められてることが今までと違う」と
彼でも気づかざるを得ないレッスンが
始まったのです。

曲の捉え方から始まり
フレーズの捉え方、
一音に望まれる音質、
その音質の作り方、
ペダルの微妙な踏み方で変化する音、
和音のバランス…等々
先生が一つ一つ根気よく息子に説明し、
それぞれに相応しい練習方法を
丁寧に根気よく教えて下さったおかげで、
息子にしたら新境地、新しい音楽の世界
知ったんじゃないかと思います。



とにかく、
コンクールに出るという目標がなければ
息子が短期間で
ここまでの練習をすることはなかったと思う。


おかげで息子は
私にお尻を叩かれながらやっとこさ
ではありますが、
それでも、2時間、3時間、4時間…
という単位での練習ができるようになりました。
「望ましい音」
「今、出来てないこと」
「そのために必要な練習」
彼なりに少しは見えてきたのだろうと思います。

(先生のおかげですm(__)m)

もちろんまだまだ入り口レベルですが、
彼にとっては、
1ヶ月半前とはまるで別人
ってくらいの変化です。


息子、頑張りました。



つづく

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