というわけで、あれこれありますが、
まあ、ピアノはどういうやり方でも
何とかなりそうです。
ほんと、有り難い楽器です。
ピアノが、あの楽器の大きさ、値段にもかかわらず
これほどまでに子どもの習い事として
あまねく定着している訳が分かるような気がします。
音楽関係者的には
「ピアノは音楽の基礎になるから」
といった発想になるのでしょうが、
親の立場的には
「ピアノは滅多に壊れることはないから」
「ピアノは子どもが勝手に練習してくれるから」
といったところじゃないでしょうか。
これ、重要。
子どもの立場からしたら、
「ピアノはとりあえず押せば正しい音がでるし、
習い始めてすぐに曲らしい曲が弾けて
一人で弾いても楽しいから」
が人気の理由でしょうか。
やる気の出る要素がたくさん!
そうなんです。ピアノは(まだ)いいんです。
問題はチェロ。
最初は楽器の安全上の理由から
手を伸ばせば楽器がつかめる距離で
練習を見ていました。
構え方が最初の難関ですし。
ある程度
「チェロは自立しません。手を離したらダメ!」
を子どもが体得し、
とりあえず持てるようになると、
私はピアノの前に座り
子どもはその隣で弾くようになりました。
弦楽器には「音程」という大問題がございますので、
ピアノが欠かせません。
絶対音感も、確固とした相対音感もない
素人親子ですから。
ちょっと高い、ちょっと低い、またズレた
を延々と繰り返す練習。
そりゃー、嫌な練習です。
そのズレが自分で聴き取れないうちは、
「なんでそんなこと言うの!
せっかく気持ちよく弾いてるのに邪魔しないでっ!!」
と怒っていました。
邪魔って言われても…
ちょっと音程が分かるようになってからも、
気付かないフリを決め込み、違う音を出すとすかさず
「気のせいっ!!」
と言い捨てて、止まらず勝手に進んでましたねーー。
気のせいじゃないっ!違うし!!
と言い合いになる。
なんでもいいから
気持ち良く弾き散らかしたい子どもと
マトモな練習の仕方を身に付けてほしい親との戦いです。
3年生も終わりに近い今現在は、
音程を外すと自分で気付き
言われなくてもサッと直すことができるし、
音程を合わせる重要性を認めてはいるものの、
ちょっとズレてしまう苛立ちを
音を外す度に
「やっちまったよ!」の踊りと神への祈り
というパフォーマンスにして
というパフォーマンスにして
昇華していらっしゃいます。
一休みのためにベタベタ甘えにきたり。(←単なる時間稼ぎ)
(そんなんだから中身の薄い練習に
時間がかかるんですっ!怒)
たしかにね、音程合わせる練習って、
心が折れそうになる。
分かるけど…私も人のこと言えないけど…
そこは我慢して集中して練習しようよ。
チェロの練習は今も日々戦いです。