olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

学校の先生① 叱り方

2019-02-19 | 6年生
息子が、先生(担任)の怒り方について、
ブツブツ文句を言っていました。


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先生は怒る時、いっつも言うことが決まってるんだよ。

まず
どうしてそんなことをしたんですか」。

知らないの!やっちゃったんだよ!


その次は決まって
悪いと分かっていたんですか
って言うの。

分かってる!
悪いことくらい知ってるの!

だから、「分かってます」って言ったら、
なぜ悪いと分かっているのに、したんですか
って続くわけ。

わかんないけど、やっちゃったんだよ!!

って正直に言ったら怒られると思うから
黙ってたら、

「普段、余計なことはペラペラ喋るのに、
 都合が悪くなったら黙る!

って、また怒られるわけ。


違うんだよ!
悪いって分かってるし、
もうやらんとこう、って反省もしてるんだよ?

でも、なんでって追求されても
何も出てこないんだよ!


先生が言いたいことも、
先生が決まって言うことの順番も、
先生が何を言ったって僕は何も言えないことも、
ぜ~んぶ分かってるんだから、
もう、お尻、ポンッて叩いて
「はい、悪い!もうやらない!」

で終わりにしてくれたらいいのに。

あんな風にネチネチ言われても、
黙っとくしかないじゃない!
どうせえっていうの?

ねえ、お母さーん、
ぼく、なんで悪いって分かっててもやっちゃうんだと思う?



「・・・・アホだから?」



はっ!
そうか!

でも、先生にそう言ったら、また怒られるんじゃない?



「でしょうね。」



がーーー。
もうジーッと黙ってうつむいとくしかないんだよねーー。




「ところで、なんで怒られたの?」



え?
そんなに悪いことはしてないよ?
ただ、やらないといけないことやらないで、
楽しく時を過ごしてしまった
んだよねー。

歯磨きの時間に、
ふと見たら消しゴムが落ちてて、
ちょっと投げてみたら面白くて、
○○と一緒にちょっと遊んだわけ。

コツがあってさ!
***で、###で、++したら○○が△△して・・・
めっちゃ面白かったーーー!!

(ひとしきり喋ったあと、私の冷たい視線に気付く)

あ。
やっぱり、ぼく、アホだねーーー(^▽^)




「・・・・・・だね。」



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要は、「やるべきことを先にやる」
それだけのことなんだけどな。


私も、先生みたいな叱り方をしてきました。
だから、先生の気持ち、すごくわかる。


「どうしてこんなことしたの?
 悪いって分かってるなら、
 最初からやらないっ!」
 
「やるべきことをキチンとやりなさいっ!
 幼稚園児じゃないんだから!
 もう高学年でしょう!
 中学入ったら(大人になったら)、うんたらかんたら・・・・・・!!!」



でもね、今回、息子の文句を聞いて
はっきり悟りました。


この叱り方じゃ何も響いてないな。


こういう叱り方をする先生の気持ちも分かるけど、
それに対する息子の気持ちも、
まあそうだろうね、と理解できる。


自分と同じ事を他の人がやっていると、
客観的に見られるので、
そのやり方のマズさを痛感します。



とりあえず、
「どうしてやったのか」(理由があったのかどうか)
「悪いと分かってたのか」
まではいいとして、
更に「なぜ」と問われても答えようがないってことですよね。

大方の子どもの悪さなんて、そんなもんでしょう。
考えてないからやるんだよね(笑)
そこは大人が考えるべきことかもしれない。

なぜ、子どもはそんなことするのか。
どうしたら改善するのか。

もう、6年生なんだから自分で考えさせたい、
というなら、
「なぜしたのか」という過去を問うのではなく、
「どうしたら改善するか」
を問うた方が考えやすいし、
少しは効果があるかも。
(ないかもしれないけど)


叱るって、難しいね。


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