olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

コンクール、どうする?

2019-08-10 | ピアノ
「今回こそ、いよいよ間に合わない!」
という恐怖を味わったピアノ発表会でしたが、
なんとか無事に終わりました。
直前の詰め込み練習ができる夏休みで助かった。


終了後、先生に
「秋のコンクールのこと、考えておいてね」
と言われた息子。
でも、息子は、なーんか煮え切らない態度で
ごにょごにょ返事している。


あー、これは何かあるな
と思い、帰りの車内で、
「で、どうするの?」と水を向けてみました。


「出てもいいんだけどさー、
 でもなー、××もあるし、××もあるしー。
 今回は・・・無理じゃん?」。

「ふーん・・・。
 そういえば、中学生になったから、
 今度から◯◯ちゃんと同じ部門だね。」

「!!!。
 そうなんだよ!
 ◯◯ちゃんに、△△に・・・
 めっちゃ上手い人ばっかり!
 絶対、賞とれないよ〜(泣)
 最初から賞取れないのわかってるのに、
 出る意味ないじゃん!

と本音を暴露。


やっぱり(笑)

そこで、一応、私の考えを言ってみました。


「人によっても、その時の状況によっても
違うと思うんだけどさ。
お母さんの感覚では、
今、コンクールに出る意味は、
“ そのためにどれだけ努力できるか ”
ってことにあると思うのよ。
順位はあまり気にならないかな。」


え?気にならないの?
と目を丸くする息子。

だよね。
順位付けされる立場からしたら、
気になるに決まってる。


「ほら、発表会があると
人前で披露できる水準を目指すし、
〆切があるから計画立てて練習するし、
直前は必死になるじゃない?

コンクールだと
更にその上の完成度を目指すでしょ。
そういう気合いの入った練習をするのが
コンクールの目的かな。」


なんとなく神妙な面持ちで聞く息子。


「ほら、検定試験やら実力テストは、
自然と身についたものを吐き出すだけ
って感じでしょ。
実力に合った試験を受ければいいんだから、
普通にしていれば合格する、みたいな。
お母さんは、高校受験も大学受験も、
そんな感じだったな・・・
それもどうかと思うけど・・・」


「でも、コンクールは
絶対、気合い入れないと無理でしょ?!
そこが違うと思うんだよねー。

つまりね、コンクール、
賞が取れないって理由で
キャンセルする必要はないよ。

練習の仕方を勉強するつもりで
受ければいいんじゃない?
自分の成長のために。


そう話すと、


「そだねー。
僕もお母さんと同じ考えだよ。
・・・やっぱり、コンクール、出ようかな。
ぼく、自分を高めるのが好きだからさ~(←自分に酔い始めた)


と言っていました。


コンクールって、
年齢が上がるに従って
求められるレベルもグングン上がり、
高校生ともなると「かなり本気の子」しか
挑戦できなくなるんじゃないかな。

今のうち、経験できることは
経験しておいたらいい
と思っています。



【追記】

その後、先生に

「今の勢いに乗って、
一気にこの曲を秋のコンクール用に仕上げるか、
基礎を固める練習をしながら、
並行して冬のコンクールに向けて
じっくり仕上げるか、どっちがいい?」

と聞かれ、息子はじっくりプランを選択。

うん。私もそれがいいと思う。
気分と運動神経で乗り切るスタイルから
一歩成長する機会になったらいいね。


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