実は結婚記念日でした。
毎年、覚えているのは夫だけ。
毎年、夫が思い出させてくれる。
いや、私は日にちとか
覚えるのも思い出すのも苦手で…
(夫はそういうの、得意)
ということで、
今年もまた夫の申告にハッとさせられた私。
忘れていたことを、ちょっと申し訳なく思うけど、
といっても、何かくれる訳じゃないし、
何かあげる訳でもないから
別になんてことないんだけどさっ。
そして初めて「結婚記念日」を知る息子。
親の「結婚記念日」を知った息子は
誰よりもウキウキとしていました。
嬉しそうに親を眺めながら、
「お父さんもお母さんも、だいぶ歳とったよねー!
もうおじいちゃんとおばあちゃんだね(くひひ)
でもなかなかいいコンビだと思うよ。
だって僕みたいな素晴らしい息子が生まれたんだから!
よかったね!」
と宣う。
コンビ・・・?
素晴らしい息子・・・
まあいいや(-_-)
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さて。
お祭りごと大好きな息子が企画主催した
「結婚記念日お祝いの宴」(参加者・3名)で
息子の大好きな元素ゲームをやらされた家族3人。
このゲームね…面倒なんです。
単純なんだけど、面倒くさい。
だって、
化学式なんて、まるで覚えられないから!
しかも、息子、自作のチャートを増やしてるし。
探しきらん!
「記憶力には不自由しませんチーム」の夫と息子は
ちゃっちゃかゲームを進めるけど、
私はいちいち表と睨めっこ。
私の番がくるたびに
「まだー?」「もういいー?」
と二人に呆れられながら化学式を探す。
化学式だけじゃない。
二人は
各元素のカードの枚数や各化学式の点数も
全て記憶しているし、
既出の札、捨てられた札の枚数も覚えている。
だから、今の時点で、
どの高得点化学式を作る可能性があるか、
どの組み合わせで作ると一番点数が高いか、
を計算して、二人で盛り上がっている。
なに?その八百屋の店員的スゴ技。
その日の野菜の値段は全て記憶してます、
商品見た瞬間、値段唱えて計算できます、的な。
二人の頭が自動車なら、
私の頭は車輪の取れた人力車。
ついていけません。
とうとう、息子に丸投げ。
「お母さんにもやってほしいなら、
お母さんのぶんも考えて」と。
よしきた!てな具合の息子に
カードの管理から点数の計算まで全てを任せ、
私はいるだけ状態で
ゲームはつつがなく終わりました。
(もはや私じゃなくて、
ぬいぐるみでもいいんじゃ?)
あーあ。
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さてさて。
珍しく親二人が揃ったので
いつもに増して快調に喋る息子。
いつしか話題は「司馬」姓になり・・・
息子「司馬遼太郎って良いよね!名前が。
中国の偉い人みたいじゃない?」
父「司馬遷からとったペンネームなんだよ。
司馬遷って知ってる?」
息子「知ってるよ。
でも、『司馬』で僕が思いついたのは、
しんの王様」
母「しん?秦?清?どのしん?
王様に司馬っていたっけ??」
息子「いたよっ!えー、知らないの?!
三国時代の後の晋だよっ!」
調べたら、
「魏の権臣、司馬炎が建てた王朝、西晋」
のことだった。
知らんわ。そんな人。
ていうか、なんで知ってんの?
私、こっそり中高地歴の教員免許
持ってるんだけどな・・・
そのこと知ったら、息子、驚くだろうな。
お母さんより僕の方が断然詳しいよ!
ていうことは、
僕、今すぐその免許取れるんじゃん?
ってね。
まあね・・・。
でも、お母さんも、遠い昔のその当時は
今よりはマシだったはずよ?たぶん。
登呂遺跡くらいは覚えてた。
司馬炎は絶対知らなかったけどね!