大学時代の友人が、
卒業して10年以上経ったある時、
何かの話の流れで
「実は私、数字に色が見える」
という話をしました。
特定の数字は特定の色に結びついていて、
例えば受験で年号を覚える時などは
その色のイメージで覚えていた、と。
その場にいた一同「へーーー!」でした。
長年の付き合いだけど、
彼女にそんな世界が見えていたとは
思いもしなかった。
そんな面白いこと、早く教えてよー!
って感じでしたけど、
彼女にしたら、
それが自分にとっての「当たり前」なので
特に言うほどのことでもない
という感覚だったのかも。
・・・という出来事から
更に数年経った今年、
こんな本を見つけたので読んでみました。
数字や文字や音が特定の色に結びつく
感覚を持つことを「共感覚」と言うそうです。
この本には、数字と文字に共感覚を持つ著者の
生育歴がつらつらと記されているのですが、
分かったのは、
・共感覚は先天的に持っているもので、
後天的に身につけるものではない。
・共感覚の度合い、色合い、見え方、感じ方は
千差万別であり、ひとくくりにはできない。
・共感覚は、良くも悪くも記憶の仕方に影響する。
ということ。
同じものを見ていても、
見え方はそれぞれってことですね。
同じ文章を読んでいても、
もしかしたら隣の人は共感覚の持ち主で、
黒い文字ではなくカラフルな文字列を
認識しているのかもしれない
と考えると面白い。
ひとしきり納得した後、
同じ日に図書館で借りた
この本を読んでいたのですが、
そこであることに気付いたのです。
息子が小学生の時に読んでいたシリーズ。
当時はⅣまでしか発刊されていなかったのだけど、
続きがあるのを発見して借りてきた。
前巻を読んでから2、3年経っているので
細かいところは忘れていたんですよね。
それでちょっと混乱したんです。
あれ?
ランスロットって、アーサー王より若いんだ!
ランスロットは茶色だから、
年配者のイメージだったなー。
アーサーは赤だから、若々しいイメージなんだよね。
頭を切り替えないと…
とここまで考えて、ハタと止まる。
あれ?
私、人の名前と色を結びつけてる…?
(私は、アーサー王関係のサブカルには
触れたことがないので、
キャラの影響は受けておらず、
純粋に名前の響きからくるイメージです)
そのことに気付き、
改めて思い返してみると、
そういえば、
西洋人の名前(カタカナ表記)は
色と結びついているかも。
「結びつけよう」と思ったことはないけれど、自然と。
たとえば…
チャールズは若草色。
それがシャルルになると白に近いレモン色、
カルロスはオレンジ、
カールは緑だな。
なんとなく。
でも、わりとハッキリと。
なんだろう?
音のイメージと、リズムが影響しているのかな…?
とは思うけれど、
特に法則性は無いし、
それを暗記に役立てることもないから、
だからどうってことはないんだけれど。
それから、西洋人以外・・・
アジア、アフリカの世界史に出てきた
名前を順々に思い出してみて、
あるところから色と結びつかなくなることに気付きました。
発音がスムーズにいかない名前、
そして漢字の名前は、
色と結びつかないことが多い。
そして、色のイメージが湧かない名前は
覚えられない。
漢字がね、くせ者。
日本人の名前は、色名や季節、動植物など
はっきりと特徴のある漢字が使われていない限り、
ほぼ全滅。
そうか、だから私、日本史が苦手なんだ!
みんな、リズムに特徴ないし、音も似てるし、
全然覚えられない。
あの、一族で同じ漢字使って、
連綿とほぼ同じ名前とか、
ほんとやめてほしい。
そんなに「親子、一族」を強調したいなら、
ぜーんぶ同じ名前にして番号ふっとけ!
と学生時代、思ってたな…
今も田舎にいくと、あるんですよね。
その一帯、全部同じ苗字、
名前も(男性は)皆、同じ一字を使っているの。
居住者名の載っている地図を見ると、
まさにリアル「ハメハメハ」で吹き出してしまう。
♪南の島に住む人は
誰でも名前がハメハメハ
おぼえやすいがややこしい
会う人会う人ハメハメハ
誰でもかれでもハメハメハ ・・・
誰でも名前がハメハメハ
おぼえやすいがややこしい
会う人会う人ハメハメハ
誰でもかれでもハメハメハ ・・・
名前って、個人を識別するために
あるんじゃなかったっけ…?
と笑いをかみ殺しながら
頭を抱えたくなる一瞬です。
話がずれた。
ということで話は戻りますが、
でも、私の場合、
名前以外のその人に関する情報が多くなると
名前による色のイメージは
後退していくように思います。
だからこそ、ほぼ名前しか知らないような
世界史においては、
色イメージが重要になってくるんだろうな。
日本史も、
名前以外のイメージをきちんと構築できるくらい
歴史ストーリーを知っていたら
大丈夫だったのかもしれないな・・・もう遅いけど。
すご~い💕
おもしろくて、興味深い記事でした‼️
あるかも‼️
イメージが💕
ランスロット、わたし、超かっこいいイメージ持っています💕
茶色ですか😭
シャンパンゴールドにしてほしい~💕って、そんな意味じゃないですか(笑)共感覚って。
でも、私も名前からくる色、あります‼️
でも、数字にはない。。。残念💧
息子、複雑な和音はできませんが、2音までなら聴きわけられる(初歩的な)絶対音感を持っています。
音には色がある?って尋ねてみます💕
共感覚まではいかなくとも、何となく色イメージと結びつくこと、ありますよね!分かって頂けて嬉しいです😊
ランスロット、超かっこいい人なんですね。失礼しました(笑)
おじさんと思い込んでいた時も、かっこいいとは思ってんですけど、何しろ茶色なので(笑)渋みのある…ショーン・コネリーのような姿を想像していました。シャンパンゴールドに脳内イメージ修正してみます😆
息子さん、絶対音感があるんですね!羨ましい〜!(私なんて、相対音感でさえ怪しい…)音に色が見えるって、どんな感じなんでしょうねー♪
私も、数字に色が見えます😄
うちの母は漢字に、私の同僚は音に色が見える(?)共感覚を持っています。
本当に、当たり前のことすぎて、大人になるまで皆そうだと思ってましたw
私も以前#共感覚のハッシュタグでブログを書いているので、ご興味があれば覗いていってください!
突然のコメント、失礼いたしました。
メッセージありがとうございます♪
そして、ブログも拝見しました😊
共感覚をお持ちなんですねー!
見えない者(私)からすれば不思議でワクワクする世界ですが、子どもの頃からずっとそうだと、見えるのが当たり前で普通のことになるんですね。面白いです。
お母様も共感覚をお持ちということは、ある程度遺伝も感覚するのでしょうか…?
一度体験してみたいと思うのですが、無理なんですよね〜!ああ、羨ましいです!
でもいいことばかりじゃないんです。。
私、曜日も色を感じるのですが、火曜日が水色、水曜日がオレンジに感じるので、漢字の意味からいうと色が逆じゃないですか?!炎は赤とかオレンジで、水は青とか水色なので。。
だから火曜日と水曜日をよく取り違えます。。。
返信ありがとうございます♪
火曜日が水色、水曜日が赤なんですね!
面白いですねー!!
そういえば、中国語では、月曜日から土曜日までは数字なんです。そうなると、漢字ではなく数字の色が影響してくるのかな?…などなど、興味が尽きません😃
(…前の自分のコメントの誤字に気付きました。「遺伝も感覚する」ではなく、「遺伝も関係する」です。失礼しました!)