olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

なまり

2020-01-29 | おっとっと語学学習
こちらに越してきた当初、
地元の言葉が新鮮でした。

日本語らしからぬ
外国語っぽい音だと思えるんだけど、
一つ一つ検証すれば
日本語のこの単語が激しく訛って
こうなったのか!と
ちゃんとつながりが見える。

そういう発見が面白かったりね。

「お国訛り」は
それぞれに味があって良いもんです。

でもね、方言とはちょっと違う、
明らかな誤りは気持ち悪くて。

例えば、
「来る(きたる)○月○日」を
「来る(くる)○月○日」と言い、
「去る○月…」を「去った…」と過去形にする、あれ。


とりあえず、地域新聞、学校や役所の配布文書、
公的な場でのマイクを使っての挨拶
などで使うのは、やめてもらいたいな。

当初、
「誤植?」(←新聞)
「読み間違い?」(←演説)
と思って指摘したことがあるんですが、

「・・・ああ、そういう言い方ありますね。」

とゴニョゴニョ言われて、目が点でした。

いやいやいや!
そういう言い方しかありませんから!!

以来、
せめて自分の子は染まらないように
気をつけようと、
見聞きするたびに

「あれ、間違ってるからね。
 本当は“きたる”だよ。
 “去った”とか、あり得ないからね。
 “去る”だよ!」

と子どもに囁いています。


・・・まあ、ここは海を隔てた離れ小島だから。
いろいろズレても仕方ないのかなぁ。

(と思っていたのですが、実は、
日本の北にも中央部にも南にも、
地域限定で同様の「誤り」が散在するらしいです。
なんでだーーー?笑)


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中国語を学び始めて、よく思うこと。

日本語の、漢字の音読みね。
あれ、もうちょっと本家の発音の名残を
留める努力をしてほしかった!

だって、そもそも「音読み」って、
「中国語の発音に基づく読み方」なんでしょ。

中国だって広いし、時代だって違うし、
そりゃいろいろ変わってくるだろうけどさ、
でも、
全く同じじゃなくても、
なんとなく、うっすら想像がつく
くらいの名残は欲しい。


なのに、
一体どこでどうなって、こうなった?
いくらなんでも訛り過ぎでしょ!
みたいな読みも多い。


音読みが、もっと本家に寄り添っていれば、
中国語の習得もずっと楽だったのになー!
と思ってしまう。


・・・まあ、海、渡っちゃってるからねぇ。
日本自体が離れ小島だからねぇ。
鎖国もしてたしねぇ。
激しく変わってしまっても、仕方ないのかなぁ。


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フランス語を学び始めて、たまに思うこと。

英語と似てる単語、助かるぅ!

英語(ゲルマン系)とフランス語(ラテン系)は
同族ではないけれど、
まあ、歴史的には
影響は受けていて当然なわけです。

似ているけどちょっと違う、となると
混乱することもあるけれど、
ゼロから覚えなきゃいけないよりは
ずっといい。



・・・・ああ、そうか。



中国語も、ここの「日本語の誤用」も
だいぶ近いものがあるだけラッキー
と思えばいいのか。


気の持ちようだね!


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ついでに…

息子はduoでスペイン語にも手を出し、
驚いていました。

イタリア語とめっちゃ似てる!


実際、イタリア人とスペイン人は
それぞれの言葉で喋っていても
なんとなく推測で理解し合えると知り、
深く頷いていました。

やっぱりね。
関西弁と関東弁みたいなもんかな?と。

言葉って面白いね。


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