olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

TVとゲームの無い生活を、子どもが評する

2020-02-04 | 中1
うちにはテレビもゲーム機の類もありません。

一般的ではないのですが、
幸い、私の周りの人から
とやかく言われたことはありません。

みなさん、たとえ自分と子育て方針が違っても
ひとのことをあれこれ言うべきではない、と
わきまえているのでしょうね。

でも、この人はかなり異常な
特殊例なのでカウント外です・笑)

テレビやゲームが無いことを
批判してくるのは、
決まっての関係者です。
(飲み会で会うことが多いからかな…>酔っ払い)

よく言われるのが

「テレビなかったら、家で何してるの?
静かすぎて寂しいんじゃない?
学校で話題に入れなくて困るんじゃない?」
(↑これは悪意の無い素朴な疑問だと思うので、
嫌な気はしません)

「ほーら、見てみぃ、
この子、家にテレビ無いから
かじりついて見とるわ(嘲笑)」

「一人っ子だから、お母さん、
神経質になってるんだねー。
子どもは普通に、大らかに育てるのが一番だよ!
親はドンと構えとかんと。
厳しくし過ぎたら
よその家で迷惑なことしたり、
大人になってから異常に執着したり
ロクなことないよー」


こういうことを
子どもの前で言うんですよね。


「私は子どもの気持ちも
子育てのイロハも分かってる。(上から目線)
頭のカタい、神経質で未熟なお母さんに
子ども(息子)の気持ちを代弁してあげよう
子どもの味方アピール
 懐の広い大人のつもり。)」

ってことなんでしょうね。

ま、相手にはしませんが。


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さて。


このお正月、私の実家に帰省して、
お出かけ以外は
朝から晩まで「コタツ de テレビ」という
絵に描いたような怠惰な生活を
堪能した息子。

「おばあちゃんの家にいたらアホになるから
あんまり来ん方がいいんちがう?」
とおばあちゃんに言われていました(笑)


そして、ゲーム。
最近、仲の良い友達がSwitchを買ったので
いつの間にか詳しくなってる。


息子、テレビもゲームも好きです。
でも、不思議と
「欲しいー!」とねだってくることは
今まで一度もありませんでした。

それどころか、先日は、
はっきり逆のことを言ってきたので、
さすがにちょっと意外で。

子どもなりにちゃんと考えてるんだな
と思えたので、
記録しておきます。


---


「ぼくのうち、テレビとゲームが無くてよかったよ。
これからも、いらんからね。
ていうか、お願いだから買わないで

あんなのが家にあったら、僕、
他のこと何もしなくなるに決まってる。
ぼくは、
どうしても自分でやめることができない性格
なんだよ!
お正月に、はっきり分かったわ。

今は、テレビはたまに他所で見るだけだし、
外で遊ぶ方が楽しいから
友達とゲームするのは雨の日だけだけど、
もし家にあったら、
一日中、テレビとゲームのことばかり
考えるようになると思う。
おばあちゃんちのテレビみたいに。

でも、普通の家では、
時間決めたり、これやってから、とか
約束するでしょ。
そこにあって、気になって仕方ないのに、
我慢しなきゃいけないなんて!
家に無いより
あるのに制限される方がストレスだよ!」



おー。自分のこと、よく分かってるやん(笑)



「家にテレビとかゲームが無いと
余計に執着して依存症になる
っていう人がいたじゃん?

でも、僕はそんなことないと思う。
執着するかどうかは、性格によるよ。

もともと興味ないタイプの子は
家にあってもそんなにやらないけど、
執着するタイプは、めっちゃ執着する。

だって、依存症の子は、
家にあるから依存症になるんでしょ?
無いから執着するんじゃなくて、
あるから執着するんだよ。

僕の学年にもいるよ。
ゲームと携帯の依存症
いっつも眠そうで、運動も勉強もできなくて、
学校以外はずーっとゲーム。

子どもの時から依存症だったら
将来もヤバい気がするけど、
子どもの時に運動が好きで
趣味が沢山ある子は、
ひきこもってゲームばっかする大人には
なりにくいんじゃない?」


ここ、意外でした。

無責任な大人があれこれ言うことや
友達から見聞きしたことを
咀嚼し直して
自分なりに考えてたんだ、と。


「僕は、性格的にやめられない系だけど、
家にテレビとゲームが無いから
頭が支配されることはないんだよね。
セーフだね!

もし家にあったら、僕、どうなると思う?

まず、本を読む時間が
テレビとゲームに代わるでしょ。
それがバカの第一歩
それから勉強も練習もしなくなって、
何もできないバカ一直線だよ!」



バカ一直線!たしかに!!(爆笑)



「ぼくを甘やかさなかった
お母さんに感謝するわ、ほんと。
お母さんのおかげで、
今の素晴らしい僕があるんだと思う。

お母さん、僕の性格を見抜いてたから
買わなかったんでしょ?
さすがだねー!」



いや、そういう訳ではないんだけど(笑)

それより、ツッコんでいいかしら。
「今の素晴らしい僕」。



「・・・そう考えたらさ、
テレビもゲームも家にあって
けっこう好きなのに、
成績良くて、
スポーツとか楽器とかの特技もある子って
本当の意味ですごい子なんだね。
尊敬するわ!
ぼくには無理。」


ほんとにね。
自分をコントロールすることが
できる子なんだろうね。


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実際のところは、
結婚して生活をはじめたとき、
私も夫もPCさえあれば良くて
テレビのプライオリティが低かったので
買わなかっただけ。
子どものためになくしたのではありません。

(子どものために買うことは
 もちろん無いけれど)

(ゲームはもとより論外)


でもまあ、
息子は「自分を律する」のが苦手なタイプなので
家に無い方がいいでしょうね。

易きに流されやすく、気が散りやすい子は、
環境を整えるしかないんですよ。


・・・そういえば、
幼稚園の頃から、先生に言われていたなぁ。

「この子の場合、おもちゃは
見せる収納ではなく、
隠す収納にした方がいいかもね」って。

今も、基本、変わらないな(苦笑)


けど、ここまで自覚できるようになったのは、
ひとつ成長かな。


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