ビルの中のお社ですが、雰囲気あります。
お箸をいただきました。
銭も洗いしました。
現場確認前の10分くらいで、充実の参拝でした。
現場の帰りに、西郷隆盛の屋敷跡を発見。
提案を依頼された、敷地の確認に行きました。<o:p></o:p>
そこに行く途中で、かわいらしい建物を発見、「ヒアシンスハウス・風信子荘」です。ぱっと見たとき「あれっ」て思ったのですが。<o:p></o:p>
やはりそうです、あの詩人であり建築家でもあり24 歳で早逝した立原道造の週末住宅です。といっても、道造が実際に使用したわけではありません。
これは、道造が構想していた案を、当時の友人への手紙などで書いていたスケッチを基に2004年に建設されました。<o:p></o:p>
死後65年たって、多くの募金などを通じて、つくられたわけです。<o:p></o:p>
本当にすばらしい作品です。<o:p></o:p>
何が良いかですが、まず小さいとこがいい「5坪」しかありません。<o:p></o:p>
次に5坪を入口戸を中心に、大きな窓のある明るい部分と、ベッドのある暗にうまく分けている。<o:p></o:p>
ディティールがいい、どうも雨戸は吊戸っぽい<o:p></o:p>
窓のバランスがいい、大きな窓、小さな窓、特に北側の横スリットはモダンだし<o:p></o:p>
愛嬌がある、雨戸や家具に掘り込まれた十字の透かし、見てるだけでも楽しい。<o:p></o:p>
コルビュジェの「休暇小屋」に通じるなー等・・・・<o:p></o:p>
まあ、理屈はこれぐらいにして。<o:p></o:p>
私がうれしかったのは<o:p></o:p>
建築の素晴らしさは、「お金をかけることや、大きいこと」と比例しないなー、とこんな作品に会えると思い出させてくれることです。
<o:p>SOU建築設計室 http://www.sou-arc.com/<o:p></o:p>
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先日、雨の中を、ある美術館に行ってきました。<o:p></o:p>
美術館は深い軒の出が印象的な建物です。この美術館は庭園も俗にいうと「売り」の一つです。<o:p></o:p>
今は新緑の真っ盛り、薄暗い展示室からでたホールのガラス越しの新緑はとても美しいものです。<o:p></o:p>
あいにくの雨なのですが、その分、緑は様々にあざやかな「みどり」を発揮しています。<o:p></o:p>
もしかしたら、晴天より少しの雨の方が、植物にとってはうれしい瞬間なのかもしれません。そんなみどりです。
そこで、ふと気づいたのですが。この建物は雨どいが無いのです。
軒先から、ぽたぽたと雨が落ちます。
それが、一層、庭の景観に変化というかリズムをつけているように感じます。
(雨がリズムをつけるのか、見ていて飽きないのです)
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さて、ということは、いきなり明日からの設計は、雨といなしとも行きません。<o:p></o:p>
特に東京の住宅では、隣地境界までいっぱいに建物を建てるということが求められます。その中で深い庇をつければ、仮に民法50cmの上に庇の深さだけ壁面を後退させることとなれば、土地の有効利用という面で課題が出ます。さらに庇は高さ制限という法規にも影響が大きいものです。
(民法の50cmの離れは外壁面であり、庇は除くという解釈もあります)<o:p></o:p>
庇は日照をコントロール(夏の日差しは避け、冬の日差しを導く)し、外壁の汚れを防止しと日本の風土には適しているのですが、東京という大都市は想定外だったようです。<o:p></o:p>
そのような中で、庇をつけない建物で樋をつけなければ、外壁の汚れは見るも無残になります。また隣のお宅まで雨水が入ってしまったりトラブルの元です。<o:p></o:p>
雪がそんなに降ることもない東京の家に、雪止めがついていることの不思議さも同様です。雪が隣地に入るのを防いでいるわけです。
都市で住む家を設計するのは、やはり情緒以外に重要なこともあります。<o:p></o:p>
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なんか気になる「事務所の窓から見えるマンション」、
なんとなく検索してみたら内井昭蔵氏(世田谷美術館などの設計者)の設計!びっくり。<o:p></o:p>
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「知らなかった無知を恥ずべきか!」<o:p></o:p>
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「ブランドを知らずに、スゴイと思った自分に満足して良いとするか!」<o:p></o:p>
若干複雑ですが、なんか嬉しいです。<o:p></o:p>
やっぱり、なんかいいんですよね。 伝わるんだなって思いました。<o:p></o:p>
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そのマンションは1977年竣工ですから、もう35年もたっていますから、ピカピカの現代建築ではないわけで、有名建築とは知りませんでした。
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テラスの取り付き方や、窓の配列は絶妙で、
なんか頑張ってるじゃん(上から目線!!)とは思っていたのですが。<o:p></o:p>
目黒不動前マンション<o:p></o:p>
竣工 1977年<o:p></o:p>
鉄骨鉄筋コンクリート造 地上12階<o:p></o:p>
総戸数:61戸<o:p></o:p>
設計:内井昭蔵、施工:清水建設
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内井氏の、メジャーな作品は、世田谷美術館、皇居吹上御所(新御所)etcでしょうか。
(建築マニアに好評の作品は、そのほかたくさんありますが・・・・・)
公園の「3種の神器」ってきいたことありますか?<o:p></o:p>
1)砂場<o:p></o:p>
2)すべり台<o:p></o:p>
3)ブランコ この3つをそう言っていた時代がありました。<o:p></o:p>
そういわれた理由は、1970年代頃、都市公園整備に関わる補助金交付の条件がこの3つであったため、どの公園にもこれらがあったためです。
この3つの次は、鉄棒、ジャングルジム、シーソーなどでしょうか?<o:p></o:p>
でも最近は、このような遊具は色あせ、安全性配慮が徹底した複合型の遊具になってきました。
ただ、都市部の公園ではこれらの需要も少ない気がします。
都市部の公園では、お昼休みなどはほとんど大人ばかり。
都市部には子供があまりいないのか?
節約でお弁当を食べる方が増えたのか?会社に居たくないのか?etc。
ぼんやりしたサラリーマンやOLの皆さんばかり。
そう思っていたところ、思わぬスペースを公園に発見。
なんと、喫煙スペースです!!
公園まで来てブースの中です。
私は吸わないのですが、見ている側も何となく気の毒です。
スカイツリーオープン ―目に見える技術―
いよいよ5月22日に「東京スカイツリー」OPENですね<o:p></o:p>
スカイツリー、久々の「モニュメンタルな建物」のような気がします。<o:p></o:p>
スカイツリーの前のモニュメンタルなものと言えば、六本木ヒルズでしょうか?<o:p></o:p>
これは規模こそ大きいですが、モニュメンタルというにはすこし役不足でしょう。<o:p></o:p>
あえて言えば、「東京都庁」でしょうか。<o:p></o:p>
まさか、公共の役所が超高層になるとは、びっくりしました。<o:p></o:p>
当時はバブル経済まっただ中、東京都のGDPはどこの国より大きいとかそんな話の中、「バブルの塔」などといった人もいましたが。<o:p></o:p>
当時、建築学生であった私は、東京都庁のコンペの安藤忠雄さんや磯崎新さんの低層案も新鮮でした。それに対する丹下さんの案(現在の都庁)の緻密な提案は、もう力技としか言えない迫力でした。
さて、話をスカイツリーに戻しますと
形態の美しさについては様々な意見があると思いますが、この地震の多い日本であのタワーはやはりすごいですね。
地元の皆さんは、震災後タワーの建設を見て「勇気」をもらったと話してました。
日本の技術や経済に勢いがないといわれる中で<o:p></o:p>
こういう、壮大なプロジェクトはやはり、勇気や自信につながる気がします。<o:p></o:p>
日本には、トップクラスの技術がたくさんあります、たとえば人工衛星の部品は日本の企業のものであるとか。建設業でも、外国のタワーの多くは日本の企業が施工しているとか
そういうときでも、話では理解できるのですが、どうもリアル感?というか満足がえられません<o:p></o:p>
そういう意味で、「目に見える」ということは、すばらしいと感じます。<o:p></o:p>
「目に見える成果」「目に見える技術」etcです。<o:p></o:p>
スカイツリーは、久しぶりに「目に見えるすごい」建物です。<o:p></o:p>
正直、形態はもうちょっと、エレガントに作ってほしかったですが。
あれだけの高さですから、がっちりしているのは、構造的に致し方なかったのでしょう。
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