本日は、ざっくり言うと「入札制度について考える」シンポジウムにて勉強中。
場所は国際文化会館、
言わずと知れた巨匠3人(前川國男、坂倉準三、吉村順三)の設計した。
敷地は岩崎小弥太邸跡です。
お勉強の内容は、知的生産を、価格競争だけで行う「入札制度」を変えていこうというものです。
事実、公共施設の多くは、一番安い人に発注されています。それも設計の内容や提案の質は問わずです。
これ、以外と皆さん知らない事なんですよ。
それなのに、使いづらいとか、無駄があるとか、結果、本来の発注者である納税者の満足を得られない、建物などのいかに多いことか?
ぼーと、生きてんじゃねーよ!
と叫びたいくらいです。
だって、品質ではなく、価格で選んだんだから、しょうがないんじゃない?
しかし、わたしたち設計者はプロの意地で頑張ります。でも、持続可能かはわかりません。
私たち建築設計もそうですが、様々なデザインはより過酷な状況です。
依託費の安さだけで選ぶことの問題点や、そうなってしまう、行政他の発注システムについて、様々な見解が示されました。
内閣の方、国会議員さん、様々な方が登壇されました。
今回お集まりの皆さんは、これらを法制度化すべく努力されていて頭が下がります。
日本はハードは優秀ですから、さらにデザインやソフトなどを大切にする文化が産まれたら、もっと豊かになると、思いました。
安いとこばかり探して、結果的に節約になっているとも思いませんし。これは日常生活でも同じですよね。
安かろう悪かろう、安物買いの銭失い
先人の言葉が、ふと頭をよぎった今日でした。