先日、私たちで設計したO様邸の地鎮祭を無事迎えることができました。
皆で真剣に議論し、悩んだ設計がどうにか終了し、これから工事に取り掛かる区切りみたいな気がします。
家づくりには、設計の契約、工事業者の決定などなど、たくさんのステージがありますが、
地鎮祭では、その土地の神様をお祀りし、工事の安全を願い、お施主様一家も建てる家もますます栄えることを皆で願います。
同時に、お近所様へのごあいさつも行います。
注目の的だった、「あの土地」にどんな方がお住まいか、気になるでしょうし、
工事中の車両や工事の音などご迷惑をおかけすることもあるともいます。
お引っ越しまでに、地域コミュニティーに設計者や、施工者が悪い印象を与えては大変ですから、
気を使います。
とにかく、土地の神様にも、ご近所の民様にもご挨拶がすみましたので、頑張って形にしていきます。
ところで、題名の「地鎮祭は必要か?」ですが。
時期が来ると、お施主様に「どうされますか?」聞きますと、多くの方は「やったほうが良いのでしょうか?」と逆に返されます、「こればかりはお施主様の考え方次第なので」といってから、「迷われているなら、やられてはいかがですか?」とおすすめします。
もちろん明確に自分の意思がある場合はこのような会話になりませんし、やってもやらなくても全然問題なしです。<o:p></o:p>
では、なぜすすめるのかというと、「その土地の神様に挨拶しときましょう」が本旨でしょうが、難しい話は抜きに「これも記念に残る行事の一つ」としてお勧めします、ご両親様なども祝ってくださいます(だまってらしてもご心配されていて、安心されたりします。)。
上棟式も竣工式もほとんどない最近では、「ご家庭の一大イベントである家づくり」で、記念写真が撮れそうなのは地鎮祭くらいになってしまいましたし。