新しい保育園のご相談があり、文京区を歩いていたら、突然現れた建物
森鴎外記念館でした。
不勉強なため、慌てて携帯で設計者を検索
陶器二三雄氏設計でした。
「日本藝術院賞」や「BCS賞」も受賞とのこと。
では、入館、突然無料ですとのこと。
理由は、天皇陛下御在位三十年記念式典の慶祝事業とのこと。
森鴎外は、学生の頃、数冊読んで以来読んでませんし、文学館は展示が難しいですね。
当たり前ですが、文章が多くて
とは、いっても出来るだけ頑張って読みましたが、ミュージアムショップでなにも買わず。
この辺り、絵画や写真なら、衝動買いするのですが。
さて、建築の話。
こちらも、シンプルなのか?難解なのか?
住宅スケールにするため、地上部を低く2層にし、地下に展示・収蔵庫を配置しています。
ディテールとかは、すごいのです。とにかく質感のある仕上げです。
ただ、プランはあそこまで、地下に埋める必要があるのか不思議な感じでしたが、
裏の方に回るとかなりなボリュームこの塊感は道路側には不釣り合いか?少し納得。
最近の開かれた美術館の思考とは、一線を画す、厳格な雰囲気のある美術館でした。
とにかく、窓が少ないし
それは、あの鴎外さんのヒゲの写真のような、厳しさの表れかも知れませんね。