蒼穹

SOU建築設計室の徒然なるブログ

自由度の高さが魅力!保育園設計は建築家への依頼がおすすめ NO10

2019年11月25日 10時04分00秒 | 保育園
保育園を設計する場合は、建築士に依頼をするのがおすすめです。
建築士に依頼するメリットは、さまざまな視点で提案を行い、一人ひとりの依頼主に合わせた設計を行ってくれる点です。
今回は、保育園の設計を建築士に依頼するメリットや要望の伝え方などについて紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
建築士に依頼するメリット
保育園の設計を建築士に依頼するメリットについて見てみましょう。
 
【設計に対する自由度が高い】
保育園の設計を建築士に依頼するメリットは、設計の自由度が高いということです。
 
保育園は、園児の安全性に配慮した設備を備えることが重要で、保護者にも安心感を持ってもらえる施設にすることが大切です。
また、保育士や調理師など、園で働くスタッフが仕事がしやすいというのも欠かせないポイントです。
 
建築士は建築に関する法律や、保育所開業に求められる基準をしっかりと踏まえた上で、機能性、デザイン性などに配慮した空間を作り出すことができます。
 
また、多くの施設を手がけている設計士であれば豊富なアイデアをもっており、これまでの経験値から用いる建材、
レイアウト、内装デザインなどについてさまざまな提案をしてくれます。
 
【条件の悪さを設計力でカバーできる】
保育園を開業するための土地を確保したくても、すべての条件を満たす土地に出会えないケースがあります。
 
設計の自由度が高いということに関連しますが、建築士に依頼をするとまわりの環境を踏まえた上でプランを立ててくれます。
 
例えば、駅に近いなど場所を優先したためにまわりに建物などが多い場合。日射や通風、騒音などに配慮しながら、
限られた土地の中で子どもたちの保育に適した設計を提案してくれます。
 
また保育園は地域とつながり、ともに子どもを育てていくことが理想です。地域住民への配慮として、
園内にコミュニティースペースを作るなど、地域の人たちと交流できる園づくりも提案してくれます。
 
【住まいのように健康や環境に配慮した設計をしてくれる】
また、用いる建材についても細やかに相談にのってくれます。
 
無垢材をフローリングに用いたり、園庭に向けて大開口の窓を作ったりしても夏の暑さ、冬の寒さ対策としてペアガラスなどを採用し、
外気温の影響を受けにくい、そして園内の温度環境が外に逃げない提案をしてくれます。
 
同じ建築士でも等級によって扱える建物の規模が変わる
なお、建築士の等級によって扱える建物の規模などが異なるのをご存じでしょうか?
 
建築士には一級建築士と二級建築士があります。それぞれが扱える建物の規模などの違いを簡単に説明しましょう。
 
二級建築士は、扱える建物の規模、用途、構造などに制限があります。一般的に戸建住宅程度の建物であれば、
木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造での設計を行うことが可能です。
 
一級建築士の場合、扱える建物の規模、用途、構造に制限はありません。例えば、高層マンションのような建物でも設計することが可能です。
 
特に、一級建築士でなければ設計できないもの一例は、以下の通りとなります。
 
 
・学校などの用途に供する建築物で延べ面積が500平方メートルを超えるもの
・延べ床面積が300平方メートル、または高さが13メートル、または軒の高さが9メートルを超える、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの建築物
・延べ床面積が1,000平方メートル、または高さが13メートル、または軒の高さが9メートルを超える、木造の建築物
 
 
 
建築士への要望の伝え方
デザインや設計の要望の伝え方についてお話ししたいと思います。
 
建築士と依頼する方との大きな違いは、考える視点の数が違うということ。建築士は、さまざまな視点から設計について考えを巡らせています。
 
さまざまな視点の中で、大きな割合を占めるのは依頼主のみなさんの要望です。それを受け止めた上で改善点や問題点、
プラスアルファのアイデアを、専門知識をもとに提案を行っていきます。
 
依頼される保育事業者のみなさんの保育への思いを設計に反映するためにも、しっかり要望を伝えるようにしましょう。
 
まずは以下のことを意識してみてください。
 
 
・譲れないことをはっきり伝えること
・イメージしている内装などは絵や写真で伝える
 
 
まず、どうしても譲れないことについてはっきりと伝えるようにしましょう。
建築士は考える視点の数が多く、それぞれに優先順位を付けていくからです。
 
何を優先するかというのは、設計のコンセプト、また開設される園の保育理念にもつながることなので、
「ここだけは必ず実現したい」ということは、きちんと伝えるようにしましょう。
 
そのほか、頭の中にある園のイメージは絵や写真で伝えるのもおすすめです。
言葉だけでなく、具体的にイメージができるように写真などを用意しておくとよいでしょう。
 
園の設計を依頼するうえで注意してほしのは、建築士には、それぞれ手掛けてきた案件により得意分野などがあります。
そのため、施設などを設計していたとしても、保育所に関する知見が十分とは限りません。
 
子どもたちとその保護者、保育士のみなさんが快適に、そして安全に過ごせる空間を完成させるためにも、
保育所などの設計経験のある建築士にご相談されることをおすすめします。
 
 

 

SOU建築の保育園特設サイトはこちら↓

 
清水義文 (株)SOU建築設計室
E-maily.s-soukyu-arc@tbr.t-com.ne.jp
品川区西五反田5-24-10K・オフイィス2階
 
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本日の模型

2019年11月20日 19時50分18秒 | 住宅

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いのちスケッチ

2019年11月16日 00時08分00秒 | 保育園

本日は
中・高校の同級生が制作に参加した映画の東京での封切りとの事で観にきました。

舞台は出身地の大牟田市です。

久しぶりに大牟田弁聞きました。
 
 

 
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今日の現場 庇がつく

2019年11月15日 15時34分00秒 | 保育園


















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現在設計中 医療複合施設

2019年11月11日 21時37分00秒 | 建築
現在設計中です。
情報公開etc、なかなか気を使うのですが。
施主様のブログに載せて頂いたので、シェアしました。
頑張ります。

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コンドル作

2019年11月09日 11時30分00秒 | 建築
旧島津公爵邸をチラッと拝見しました。
今は清泉女子大学の本館です。



最近、国の重要文化財にも指定されました。




設計はこの頃の洋館といえば、やはりジョサイア・コンドルさん。






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来年開園に向け

2019年11月07日 17時12分00秒 | 保育園
そろそろ、来年開園の小規模保育園の設計の時期になりました。
ということで、下見依頼がたくさん来てます。
こちらは、その1つ。





いまは、スケルトンで何にもありませんが、乞うご期待!です。

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本日の現場 T保育園

2019年11月07日 16時13分00秒 | 保育園
ミステリーサークル



家具到着



浸透ます






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保育園の開業ニーズがあるのは?地域?探し方、立地条件の選び方 NO9

2019年11月04日 18時03分00秒 | 保育園

保育園を開業する場合、ニーズがある場所を選択することが大切です。

そこで今回は、保育園へのニーズがある地域の探し方や立地条件の選び方について、紹介していきたいと思います。


保育園に対する潜在的なニーズがある地域の探し方

保育園を開業したいと考えているのであれば、
待機児童が多い地域を選択することが重要です。なぜなら、保育園に対するニーズが多いからです。
では、待機児童が多い地域を探すには、どうすればいいのでしょうか?まず、
参考にしたいのは厚生労働省のホームページです。
厚生労働省では、毎年待機児童数に関する調査を行っており、全国の市町村の待機児童マップを公開しています。
インターネットを使って検索を掛ければ、簡単にヒットしますので、開業エリアを
選定するための手段として活用したほうがいいでしょう。
また、各自治体が調査・発表している年齢別の人口統計情報を参考にしてもいいでしょう。
乳幼児の数を調べることで、どの町にどれくらい潜在的な保育ニーズがあるかを確認することができます。
次に、公式に発表されている待機児童数ではなく、各サイトで調査している潜在的な
待機児童数を調べてみるのもいいかもしれません。
厚生労働省による待機児童の定義から漏れているため、待機児童を認識されていない児童が多い地域があるためです。
サイトの信頼性にもよりますが、補足情報としては十分参考にすることができると思います。
最後に、認可保育園として認定を受けたいと考えている場合は、各自治体の認定制度を比較して開業場所を選定するというのも、
一つの方法といえます。
既存の保育園がある以上、認定を受けていることが他の園との差別化につながったり、有利に働いたりするとは限りません。


しかし、助成金などの利用により保育園を安定して経営していけるメリットは大きいので、調べてみる価値はあります。


東京都で待機児童が多い地域とは?

厚生労働省が発表している平成30年の全国待機児童マップによると、
待機児童数が一番多いのは東京都となっています。
他にも埼玉県や千葉県、兵庫県、沖縄県など待機児童数が多い地域はありますが、
それらの地域より圧倒的に多いのが東京都です。

それでは、東京都のなかでも特に待機児童が多い地域はどこなのでしょうか?
上位の区・市を見てきましょう(東京都福祉保健局)

 

・世田谷区:待機児童数486人(前年比375人減)
・江戸川区:待機児童数440人(前年比 20人増)
・目黒区 :待機児童数330人(前年比287人減)
・大田区 :待機児童数250人(前年比322人減)
・府中市 :待機児童数248人(前年比135人減)
・足立区 :待機児童数205人(前年比169人減)
・国分寺市:待機児童数202人(前年比110人増)
・三鷹市 :待機児童数190人(前年比 80人減)
・墨田区 :待機児童数189人(前年比 41人増)
・中央区 :待機児童数188人(前年比136人減)
・板橋区 :待機児童数185人(前年比 46人減)
・台東区 :待機児童数183人(前年比 44人減)
・中野区 :待機児童数171人(前年比204人減)
・調布市 :待機児童数167人(前年比145人減)
・渋谷区 :待機児童数151人(前年比115人減)
・町田市 :待機児童数146人(前年比 83人減)
・日野市 :待機児童数139人(前年比113人減)
・西東京市:待機児童数129人(前年比 17人減)
・文京区 :待機児童数100人(前年比 2人減)
・小平市 :待機児童数 96人(前年比 7人増)

 

特に世田谷区や江戸川区、
目黒区などは300人を超える待機児童を抱えている地域となります。
東京都で新たに保育園を開業するのであれば、上記の地域に開業すれば園児を集めやすいのではないでしょうか?

保育園の立地条件の選び方

保育園を開業する場合には、
どのような立地条件を選ぶのかというのが一つのポイントとなります。
立地条件にはメリットとデメリットがありますので、よく比較して判断しなければなりません。
わかりやすい例を挙げながら考えてみましょう。
まずは駅に近い立地を選択する場合です。
いわゆる駅近と呼ばれる場所は、通勤途中に保護者が子どもを預けやすいので園児が集まりやすいということに加えて、
保育士が通勤しやすいので、採用活動がしやすく保育士も集めやすいというメリットがあります。
しかし、駅から近い場所は土地や建物の賃料が高く、
保育園に適した広い土地を確保するのが難しくなるなどのデメリットがあります。

では、駅近以外の地域ではどうでしょうか? 
駅から離れている場合は、近くに広い公園や安全な散歩コース、病院や図書館といった施設がある場合は、
保育に適した場所として考えることまた駅から離れていても、郊外の住宅地であれば需要はあります。
なお、どのような場所であっても、保護者にとって送り迎えがしやすい環境を整えるようにしましょう。
保護者が送り迎えに使う自転車や車の駐輪・駐車スペースを確保し、子どもとその保護者の安全性を確保することが大切です。
保育園を開業する地域や立地条件によって、保育園運営は影響を受けますので、事前の情報収集と比較検討を十分に行うことが大切です。

代替え園庭としての公園はもとより、安全な公園までの経路も重要です。

 

SOU建築の保育園特設サイトはこちら↓

 
清水義文 (株)SOU建築設計室
E-maily.s-soukyu-arc@tbr.t-com.ne.jp
品川区西五反田5-24-10K・オフイィス2階
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