久々に名著と
つくづく思う本にであいました。
少し刺激的な題名なのですが。
ただただ、日本の近代史をきちんと、客観視してあります。
高校・中学の生徒を相手にした、歴史学者、加藤先生の5日間の集中講義。
先生の真摯な姿勢と、生徒達の懸命な答え、濃密な歴史の授業を受けた感じです。
本当に、おすすめの一冊です。
水滸伝ずっと読んだことが無いのが、心に引っかかっていたので。
北方謙三さんの水滸伝をよみ始めたのはいいが、さすがに長い。
どうにか「水滸伝19巻」を読み切り、そこで続編があることに気づき。
昨日ついにその続編の「楊令伝15巻」を終えた。
面白かったかどうかというより、
計34巻(計13600文字)を思わず積重ねて長い旅路を終えたような感慨が・・・
しかし、この道はまだ続いていた!! 「なんてこった!」
「楊令伝13巻」あたりまで、無知な私は知らなかったのですが、
なんとこの水滸伝シリーズは3部作らしい・・・・
ということで、続々編の「岳飛伝」がすでに8巻でている。
最初に知っていれば、さすがに手を出さなかったかもしれない。
作者だって、最初はこんなに長くなるつもりは無かったのかもしれない
きっとそうだろう
よむのだって大変なのに、作者の時間とエネルギーには脱帽です!
水神(帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい))を一気に読みました。<o:p></o:p>
水の利用が大変不便で、水田も少なく農民の生活は苦しくてひどいものでした。<o:p></o:p>
その地の五庄屋が私財をなげうち、筑後川に堰(大石堰)をつくり、用水をつくる話です。
全体の文章は非常に平易な書き方をしているのに、農民の苦労がにじむ筆致でした。<o:p></o:p>
地元では有名な話なのですが、小説で読むことでリアルに感じることができました。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
さらに、会話は筑後弁で書いてあるため、私の言葉も田舎の言葉に戻りそうな気がしました(筑後地方出身のためです)。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
以前、秋田県大仙町の用水の調査などをしたことがあります。<o:p></o:p>
用水の配置は非常に高度な計画がされていました。<o:p></o:p>
総延長をできるだけ長くとること、かつ高低差にミスがあれば水は流れません。<o:p></o:p>
分岐点では正確に水を割り振る工夫も必要です。<o:p></o:p>
この技術を支えた、当地の和算の水準も、当時のトップクラスの数学でした。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
最近はスマホばかり見て、読書時間減っていたので、ちゃんと本読まなきゃとかも思いました。<o:p></o:p>