私たちが、設計担当しました「巣鴨らるスマート保育所」が無事完成しました。
10月1日にはOPENします。
窓のフィルムデザインは、「MJデザイン研究所」様です
1年前「6千万」の建物が、今年は「約7千万」なんです。
本当に説明がつらい・・・
理由は労務単価の上昇です。
今月号の「日経アーキテクチャー」でも特集されるくらいです。
今年4月に出された、国土交通省の公共工事労務単価は、去年の15%UPです。
4月からすでに約半年がすぎています。
原因は、職人さんの受給バランスが壊れたことによると思います。
「リーマンショック」「コンクリートから人へ」で徹底的に建設労務者を減らし、
「東日本大震災」で都市インフラの重要性に気づき、建設労務者を探し回る、
「アベノミクス」も追い風か、人手不足で、建設コストは高沸
これからは、東京オリンピックもありますし
ものつくりの担い手である、職人さんをきちんと育てないと、
建設業全体がおかしくなってしまう気がします。
とにかく私たちは、「少しでもコストを抑えて、価値を落とさない工夫」を設計に取り込むよう努力するしかないのですが・・・・
今日は、GOOGLEの検索ページが丹下健三氏の図案でした。
生誕100年にちなんでらしいです。
ということで、東京カテドラルの写真を載せます。
(この写真は、2年ほど前ふらっと立ち寄った時のもので、お葬式の準備をされていました)
鈴木 恂氏や安藤忠雄氏が作り上げた、日本的で繊細な「打ちっぱなしコンクリート」とは、ちがう「荒々しいコンクリート面」がとても印象的です。
そんな荒々しさが洞窟の中のような気持ちにさせます。
そこに十字トップライトから強烈な光がふりそそぐ「光の十字架」。
近年の洗練された「結婚式用なの?」と思うような、
細く繊細な表現とはことなる、「この強さ」が信仰の本質なのかなと思わせる教会です。
ところで、1964年竣工なのに全く古くならないのはすごい。